DRAGON QUEST V 北米版プレイ日記(111)

ゴータ北西の教会から北上していくと、山に囲まれた塔が見えてきます。

塔1

ここにビアンカが連れ去られたのでしょうか。
塔の中に入ってみます。

入ってすぐのところに、一人の男性がいます。

塔2

*:「Hmph. I dunno where that bruvver o' mine's got to.」

*:「ふーむ。俺の兄弟がどこに行ったのかわかんねえな。」


「bruvver(兄弟)」=「brother」。ロンドン訛り。


*:「I'll end up comin' a cropper all on me lonesome at this rate.」

*:「こんな調子じゃ、心細えし、大失敗しちまいそうだなあ。」


「come a cropper(事業などが大失敗する)」口語表現。
「lonesome(心細い、寂しい)」
「at this rate(こんな調子では)」口語表現。



どうやらこの男性は二人組でここへやって来たようですが、相方とはぐれてしまったようです。
兄弟(bruvver)と言っていますが、本当に血の繋がった兄弟なのかはわかりません。
彼はスラングが酷いのですが、こういう人たちは親友のことを、血の繋がりがなくても「兄弟」と表現したりします。

それにしても、何故このようなモンスターで溢れて誰も近づかないような塔にやってきたのでしょうか?





まあそれはともかく、先に進んでいきます。

この塔の内部にはたくさんの仕掛けが施されています。

ワープ床は、その名の通り別の場所へとワープしてしまいます。
また、時折モンスターがワープしてきて強制的に戦闘になったりもします。

他にも床から槍が出てきて道を塞がれる仕掛けがあったり、
目の前を通ると、大ダメージを受ける炎を吐いてくる竜頭の石像があったりするのに加えて、
塔自体が迷路のような複雑な通路で構成された造りになっています。

それらの仕掛けを掻い潜り、塔の最上階付近にやってくると、ある人物が倒れています。

塔3

Chancellor Jeeves
「I appear to have committed something of a blunder.」

ジーブス大臣
「私は失策を犯してしまったようです。」


「appear(らしい、のようだ、と思われる)」
「commit(犯す)」
「blunder(不覚、失策、へま)」


Chancellor Jeeves
「It would seem that going into cahoots with the monsters
was perhaps not the wisest of decisions.」

ジーブス大臣
「モンスターたちと共謀を謀ったことは、おそらく賢明な選択ではなかったのでしょう。」


「cahoot(共謀)」
「wisest(賢明な)」


Chancellor Jeeves
「Oh dear. Gotha will be in a sorry state now.
I do hope you will be able to find it in yourself to forgive me, Your Majesty. Uh-uuurgh!」

ジーブス大臣
「なんてことをしてしまったのでしょう。
(私のせいで)ゴータに損害を与えてしまうことになってしまいました。
願わくば、(このような)私をお許し頂きたいのです、陛下。うっ、うぅぅぐっ!」



と言い残し、ジーブス大臣は死んでしまいます。

セリフの通り、モンスターと共謀してビアンカを攫う手引きをしたのでしょうが、
その後用済みとばかりにモンスターたちに襲われ、致命傷を負っていたのでしょう。

正直、「何勝手なこと言ってんだ?」としか思いません。

おそらく、優柔不断なアルバート公の影で実質的に実権を握っていたかったのでしょうが、
その継続を願うあまりに行ったやり口はあまりに非道であり、
その動機も私利私欲にまみれた不純極まりないものです。
死に際になってようやく、自身の非を認めたようですが、
もし彼の計画が無事成功していたら、そんなことは微塵も思わなかったであろうと想像できますから、
全くもって同情の余地はありませんし、許せるわけもありません。

しかし本人は既に死に、起こってしまった事件はいまだに継続中なので、解決のためとにかくも先へと進みます。



階段を登ると、塔の最上階に出ます。

最上階では、モンスターが玉座に座っています。

塔4

*:「Tsk. You've done well to come this far.」

*:「チッ。こんな所まで良くもまあ来たもんだな。」


「tsk(ティスク)」=「チェッ、チッ」など、意に反した事柄に対する舌打ち。


*:「But you won't get any further with me in your way. 」

*:「だが、俺がいる限りお前たちはこれ以上先には進めないぜ。」


「further(さらに、それ以上)」



塔5

「An Orc Pawn appears!」

「オーク・ポーンが現れた!」


このモンスターは、この塔の中ボスです。
この日記では紹介はしていませんでしたが、雑魚敵として出現する「Orc(オーク)」と
見た目は一緒です(色は多少違うかもしれませんが、覚えてません^^;)。
ただし、通常出現するオークよりも、攻撃力やHPなど、総合的に強化されています。

ちなみに日本版では「オークLv20」という名前でした。
ドラクエ5は、モンスターを仲間にすることが出来る最初のドラクエシリーズです。
それまでのドラクエでは、敵モンスターにはレベルという概念がありませんでしたが、
今作では、人間たちと同じようにモンスターにもレベルがあります。

「レベルの上がった雑魚モンスター」を中ボスとして登場させた、という当時のRPGとしては画期的な演出です。


一方北米版ではそれは踏襲されておらず、変わりに以前紹介した「チェス」の駒の名前が付けられています。

「Pawn(ポーン)」は、将棋でいうところの「歩」にあたり、いわば尖兵です。
少年時代最後に出てきた仇敵「Bishop Ladja(ビショップ・ラジャ)」などと同じですが、
駒としてはビショップなどよりも格下です。
ですが、「駒の名前すらもらえない一般雑魚モンスター」よりは格上、という設定なのだろうと思われます。



ゲームに戻ります。
この「The Orc Pawn」は、通常出現する「Orc」よりは確かに強いのですが、ボスとしては弱いです(笑)
単体攻撃と、守備力を下げる魔法だけしか使ってこない上、HPもボスとしては低いので、
普通に攻撃していれば割とあっさり倒すことが出来ます。


塔6

*:「No! How could oink be defeated like this!?
Graaargh!」

*:「なんだと!こんなにも簡単に俺が倒されてしまうとは!?
グラァァァッ!」


「oink(オインク)」=豚の鳴き声。ブーブー、ブヒブヒなど。

英文原文には、上記の鳴き声が入っているのですが、
訳文にそのまま入れてしまうとギャグみたいになってしまうので^^;
割愛しました。




「The Orc Pawn」を倒すと、道をふさいでいた悪魔の石像が消えて、先に進めるようになります。

反対側にも同じような玉座があり、別のモンスターが座っています。

塔7

*:「Keh keh keh! Now there's a tasty-looking worm!」

*:「ケケケ!こりゃあ美味そうなエサが来やがったな!」


「tasty-looking(おいしそうな)」
「worm(ワーム、回虫)」


*:「That female creature who was here before looked nice and juicy too,
but Kon claimed her before I had even one peck.」

*:「以前ここに来たあのメスの生き物もジューシーで最高に美味そうだったが、
俺が一口ついばむ前に、コンのヤツが(その女は俺の物だと)主張しやがったのさ。」


「claim(主張する、クレームをいれる)」
「peck(ついばむ)」


*:「I'll just have to make up for it by making a meal out of you. Keh keh keh!」

*:「だから俺は、お前らを料理して腹を満たさなきゃならねえんだ。ケケケ!」


塔8

「A Chimaera Pawn appears!」

「カミュラ・ポーンが現れた!」




中ボス2体目です。
基本的には「The Orc Pawn」と同じで、こいつにも「ポーン」がついています。
見た目は、通常の「Chimaera」とは違い、モヒカンのようなタテガミが生えています。

ちなみに日本版では「キメーラLv35」でした。


彼のセリフの中で「that female creature(あのメスの生き物)」という言葉が出てきました。
これはおそらく攫われたビアンカのことだと思います。
ただ、彼にとって「人間」という種族は「別の生き物」ということになります。
日本語訳で「あの女」とせず、あえて直訳にしているのは、このニュアンスを出すためです。

また、他に「Kon(コン)」という名前も出てきています。
以前も出てきた名前なのでわかるとは思いますが、「Kon」登場時に改めて書きます。



この「The Chimaera Pawn」は、先ほどの「The Orc Pawn」より遥かに強敵です。

「A fierce fire(激しい炎)」を吐いてきたり、こちら全員にダメージを与える魔法を唱えてきたりするうえ、
1ターンに2回攻撃をしてきたりもします。

グーディアンは炎や魔法にある程度耐性があるのですが、それ以外の面子はかなり大きなダメージを食らいます。
2回連続で炎や魔法が続くとかなり危険ですが、こちらも攻撃力はそれなりに高いので、短期決着を目指します。

ヒーローとグーディアンのメタル・キング・ソードの攻撃力に加え、セイバーの装備している
「Fire Claw(炎の爪)」は、なかなか大きなダメージを与えることが出来ます。

HPの減った仲間をこまめに回復しながら攻撃していけば、苦戦はしますが倒すことが出来ます。


塔9

*:「Keh! You have killed one bird with...I don't know how many stones!」

*:「ケッ!たった一羽の鳥を狩るのに…何個の石を使ったかわからねえな!」


上記セリフは、以前紹介した諺「Kill two birds with one stone.(一石二鳥)」を皮肉ったセリフです。


*:「But Kon will make you pay for this, just you wait and see.
Keh keh keh! ...Ugh!」

*:「だが、コンがこのお返しは必ずしてくれるだろうさ、覚悟しやがれ。
ケケケ!…ウグッ!」



「The Chimaera Pawn」が息絶え、道を閉ざしていた像が消失します。
これで、道が開けました。
この先に、おそらくビアンカと「Kon(コン)」がいるのでしょう。

それでは、次回へと続きます。
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