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DRAGON QUEST V 北米版プレイ日記(142)

前回の続きです。

城内のゼニシア人たちに話を聞いてみます。


ドラクエ5 北米版 ゼニシア城9

*:「Hail, friends! We are saved! Zenithia is saved, by your mercy.
What words could justly express our gratitude?」

*:「祝福あれ、友よ!我らは救われた!汝らの恵みによりて、ゼニシアは救われたのだ。
我らが謝意、如何なる言葉にて言い表せばよいであろうか?」


「hail(歓迎の意を表す挨拶)」間投詞。
「mercy(恵み、慈悲)」
「gratitude(謝意、感謝の気持ち)」


*:「What didst thou say? A Zenithian called Dr Agon?
But there is no Zenithian by such a name, my friend.」

*:「汝、何と宣(のたも)うた?ドクター・アゴンと呼ばれしゼニシアの民、とな?
否、その如き名のゼニシアの民は居り申さん、我が友よ。」


「didst」=「did」
「thou」=「you」
どちらも古期英語。




このゼニシア人は、非常に古い英語を使用しています。

「didst」や「thou」は、古期から近代初期あたりまでの聖書や古い詩歌などで使われていました。
しかし現代では、英語圏で出版されている「The Bible(キリスト教聖書)」でもほとんど使用されません。
これらの単語を使用した英文というのは、上記セリフの日本語訳のような「非常に古めかしい」印象を与えます。
日本で言えば、「時代劇の登場人物の話し方」をイメージしてもらえれば解かりやすいかと思います。


見た目は若く見えるこのゼニシア人の男性。
ですが、話し方は上記の通り「非常に古臭い、前時代的な」話し方をしています。
ゼニシア人は、「天上の人々」であり「天使のような翼を持った姿」であることから、
「神々に近しい人々」という神々しさと「古い時代の聖書や詩歌に出てくるような人物像」をイメージして、
その言葉遣いに反映させているのかもしれませんね。

ともかくも、彼は古い英語を使った古めかしい話し方をしていますので、
日本語訳でもそのニュアンスを踏襲した口調にしています。




ドラクエ5 北米版 ゼニシア城10

Parry
「He doesn't know Dr Agon? That's weird.
Maybe he's a bit confused because he just woke up.」

パリー
「ドクター・アゴンを知らないって?それっておかしいね。
きっとこの人は、今さっき起きたばっかりだからちょっと混乱しているのかもね。」



どうなんですかね?^^;
アゴンのはあくまでも自称ですから^^;

翼がないし、古臭い話し方とは対極のミョーなテンションだし(笑)
あげくゼニシア人に、「そんな名前のゼニシア人は知らん。」と言われていますが……

ま、彼の正体はいずれ判明します(笑)





ドラクエ5 北米版 ゼニシア城11

*:「Long have we awaited this day.」

*:「我らはこの日を長らく待ちわびて居た。」

*:「Prithee, hasten and tell the old man in the rearward chamber the glad tidings!」

*:「願わくは、取り急ぎ後方の私室に居られるご老人にも、
この喜ばしき時の訪れを知らせて貰いたい!」


「prithee」=「I pray thee(我、汝に願わくは)」の省略形=「Please」
「thee」=「thou」の目的格=「you」
「hasten(急がす、せきたてる)」=「hurry」より形式ばった表現。
「rearward(後尾の、後方の)」
「chamber(私室、部屋)」
「tide(時、節)」古期英語。



ドラクエ5 北米版 ゼニシア城12

Parry
「The ‘rearward chamber’? He means at the back of the fireplace, right?
I wonder what the old man can be doing back there.」

パリー
「‘後ろの部屋’?後ろにある暖炉のこと、だよね?
そのおじいさんは、そんなところで何してるんだろう。」





それでは、正面に見える暖炉の中に入ってみます。

暖炉の中は、確かにゼニシア人の男性が言うとおり「部屋」になっています。
老人の部屋の入り口がなぜ暖炉みたいな形状をしているのかは解かりませんが^^;

ドラクエ5 北米版 ゼニシア城14

*:「What!? Zenithia's taken to the skies again?
That's wonderful news!」

*:「なんと!?ゼニシアが再び空へ浮上した、とな?
それは素晴らしい知らせじゃ!」

*:「Now we just need to bring about the resurrection of the Zenith Dragon,
and everything will be back on track.」

*:「ならば後は、ゼニス・ドラゴン様を復活させる事が必要不可欠じゃな、
それで全てが元通りとなるじゃろう。」


「back on track(元通り)」


*:「The powers of the Zenith Dragon are said to be sealed in a place called Talon Tower,
on an island to the west of Helmunaptra.」

*:「ゼニス・ドラゴン様の力は、タロン・タワーと呼ばれる場所に封印された、と聞く、
タロン・タワーはヘルムナプトラの西の島にあるのじゃ。」

*:「You can have what's in that chest of drawers over there to take with you.
It might come in useful, you know.」

*:「そこのタンスの引き出しに入っているものを持っていくがいい。
もしかしたら役に立つかもしれんぞ。」


「come in useful(役に立つ)」



ドラクエ5 北米版 ゼニシア城17

Parry
「The Zenith Dragon? Sealed away powers?
What is the old man on about!?」

パリー
「ゼニス・ドラゴン?力をどこかに封じられた?
このおじいさんはなんのことを言ってるの!?」


「on about ~(~について言っている)」=「talking about」


ドラクエ5 北米版 ゼニシア城15

Madchen
「The Zenith Dragon is the god of this world, isn't he?
I've read all about him.」

マドチェン
「ゼニス・ドラゴンってこの世界の神様のことじゃない?
私、本で読んだことがあるわ。」

ドラクエ5 北米版 ゼニシア城16

Sancho
「Qué? Another tower? My back, ees no een esuch good eshape, you know.
But you no worry about me. Olé! Let's go!」

サンチョ
「ケ?また塔ですか?私の身体はそんなに調子が良くないんですけどねぇ。
まあでも、私のことは心配いりませんよ。オレ!行きましょう!」


「back(服を着た状態の身体)」
「shape(健康などの状態、調子)」口語表現。




サンチョは、以前「ゼニシアへ続く塔」を登った時に相当堪えていたようでした(笑)
「また塔を登るのかよ…」と、少しウンザリしているみたいですね(笑)



さて、この老人には翼が生えておらず、古臭い英語も使っていません。
ゼニシア城に住んでいるようですが、もしかしたら彼は「ゼニシア人」ではないのかもしれません。
そうだとすれば、彼は何故ゼニシア城に居れるのでしょうか?

実は、紹介はしていませんが、この城にはフェアリーも住んでいます。
別に「ゼニシア人しか城の中には住めない」という決まりがあるわけでもないようです。
ということは、おそらくこの老人もゼニシア人以外の何らかの種族の人物なのでしょう。
見た目は人間ぽいですが、実際に何の種族なのかはわかりようがありません^^;




そんなことよりも、彼は色々と新情報を教えてくれました。
一つひとつ見ていきましょう。


まずは「Zenith Dragon(ゼニス・ドラゴン)」について。

直訳では「天頂竜」。
「Zenith(天頂)」についてはこちらを参照してください。

この城の主であり、その名の通り巨大な竜の姿をした神。
日本版での名前は「マスタードラゴン」。

現在はその能力を「Talon Tower(タロン・タワー)」という名前の場所に封印されているようです。
「talon tower」は、直訳では「かぎ爪の塔」。
日本版では「ボブルの塔」という名前でした。

老人の話では、その塔は「ヘルムナプトラの西にある島」に建っているようです。


まだ色々と不明な点もありますが、それらもいずれ判明していきます。



というわけで、役に立つかもしれない何かが入っているというタンスを調べてみます。

ドラクエ5 北米版 ゼニシア城18

「Hero acquires the grappling hook!」

「ヒーローはグラップリング・フックを取得した!」


「grapple」は「取り組む、取っ組み合う」という意味ですが、
登山などで使用する「身体を固定するためのいくつかのフックからなる道具」を意味する単語でもあります。
ここでは後者の意味でしょう。
「grapple(グラップル)」という道具の日本語の名称がわからないので、そのままカタカナ表記にしています。

これがタロン・タワーで役に立つのでしょうか?




ドラクエ5 北米版 ゼニシア城19

*:「When peace still reigned over the world,
the Zenith Dragon did look down over His earthly dominion and speak to us thus...」

*:「まだ世界が平和だった頃、
ゼニス・ドラゴン様はご自分の領土である地上を見渡され、我々にこう話されました…」


「reign(治める、支配する、行き渡る)」
「dominion(領土)」
「thus(このように)」


*:「‘Humans are a noble breed.’」

*:「‘人間という者共も、気高い種族なのだな。’と。」


「noble(気高い、高貴な、立派な)」
「breed(品種、種類)」


*:「And with these words, He did vanish and conceal Himself.」

*:「そのお言葉と共に、あのお方はそのお姿をお隠しになられたのです。」


「conceal(隠す、覆う、秘める)」


*:「Alack! Who would have foretold the demise of Zenithia centuries later?
That it should crash so to the ground?」

*:「嗚呼、悲しいかな!その数世紀の後、ゼニシアが天から墜落すると誰が予想し得たでしょうか?
大地と衝突するなどと?」


「alack(哀れ、悲しいかな)」
「foretell(予告、予言する)」
「demise(崩御、死去、活動停止)」


*:「Were it not for such a tristful pass - had Zenithia remained aloft -
the world might still now know peace.」

*:「そのような悲惨な過程を経なければ-ゼニシアが空中に留まっていれば-
世界はいまだ平和を享受していたかもしれません。」


「tristful(悲しい、鬱屈した)」=「sad, melancholic」
「aloft(空中に)」




彼女のセリフの中で「Zenith Dragon」のことを表す代名詞「He」の頭文字が、
文中でも(文頭でなくても)大文字になっていますね。
これは、自分よりも位が上の人物を指す時に使う敬称で、「His Majesty」などと同じ意味合いです。



彼女は古期英語を使用していませんね。
この日記では紹介していませんが、ゼニシア人はこの他に男性と女性が1人ずつ居ます。
そのもう1人のゼニシア人女性も、この彼女と同様に現代英語しか使っていません。
男性のゼニシア人の方はちゃんと古期英語を使用していることから、
「古期英語を使った古めかしい話し方をするのは男性だけ」ということがわかります。

古期英語は「ゼニシアの男言葉」みたいなものなのかもしれませんね。





ドラクエ5 北米版 ゼニシア城20

Parry
「Centuries? Wow! I didn't realise this place was so old.」

パリー
「何世紀も?すごい!ここがそんなに古いお城だったなんて気付かなかったよ。」

ドラクエ5 北米版 ゼニシア城22

Madchen
「Have you ever met the Zenith Dragon, Dad?
I've only ever seen pictures of him in books.」

マドチェン
「お父様でもゼニス・ドラゴンには会ったことがないの?
私は本に載ってた絵を見たことがあるだけよ。」

ドラクエ5 北米版 ゼニシア城21

Sancho
「Then we must find thees Zenith Dragon, sí?」

サンチョ
「ではそのゼニス・ドラゴンを捜さないといけませんね?」




ゼニス・ドラゴンが人間のことを「気高い種族」としてリスペクトした、というエピソードは
前作DRAGON QUEST IVに由来しています。

その後彼は姿を消し、行方がわからなくなっているようです。しかも何世紀も。

力はタロン・タワーに封じられているようですが、彼自身は今どこにいるのでしょうか?



ともあれ、まずはそのタロン・タワーに行ってみないことには始まりません。

では次回ヘルムナプトラ西の島を目指して出発します。

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