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DRAGON QUEST V 北米版プレイ日記(147)

前回、万難を排し、ついに「Zenith Dragon」の力が封じられているという「Dragon orb」を手に入れたヒーローたち。


ドラクエ5 北米版 ゼニスドラゴン1

「Dragon orb(ドラゴン・オーブ)」
「This awesome orb harbours the might of a powerful dragon.
(この素晴らしきオーブには強大なる竜の偉力が内包されている。)」


「awesome(素晴らしい)」
「harbour(抱く、含まれる)」=「harbor」
「powerful(強い力がある、烈しい)」


日本版でもそのまま「ドラゴンオーブ」という名前でした。
「dragon orb」は直訳すると「竜の宝玉」となります。




それではタロン・タワーを出ます。

ドラクエ5 北米版 ゼニスドラゴン2

Madchen
「There's something really funny about that dragon orb.
If you look at it for too long, you feel like it's going to swallow you up.」

マドチェン
「このドラゴン・オーブってなんだかほんとに不思議ね。
長い時間見続けてたら、飲み込まれてしまいそう。」


「funny(奇妙)」口語表現。
「swallow up(飲み込まれるようにして包み隠される)」


Madchen
「Do you think the power of the Zenith Dragon is inside the dragon orb?
I wonder where the Zenith Dragon is...」

マドチェン
「このドラゴン・オーブの中にゼニス・ドラゴンの力が入ってるのかな?
(でも)ゼニス・ドラゴンは、今どこにいるんだろうね…」


ドラクエ5 北米版 ゼニスドラゴン3

Parry
「Who are we supposed to give this dragon orb to, though?
Shall we take it to Zenithia?」

パリー
「だけどさ、このドラゴン・オーブって、誰に渡せばいいんだろう?
とりあえずゼニシアに持ってってみる?」




確かに、封じられた「力」を手に入れても、その「持ち主」の行方がわかりませんからね…

とはいえ他に行く所もないので、パリーの言うとおり、とりあえずゼニシア城に戻ってみましょう。







ゼニシア城に戻って玉座の間に行くと、なにやら揉め事が起こっているようです。

ドラクエ5 北米版 ゼニスドラゴン4

*:「Thy timing is fortuitous, Hero.」

*:「汝、良い所へ、ヒーロー。」


「thy」=「thou(you)」の所有格。「your」の古期英語。
「fortuitous(思いがけない、幸運の)」


*:「A faitour hath been hiding among us. An impostor!」

*:「我らを欺く偽りの者が隠れて居ったのだ。この偽者めが!」


「faitour」=「impostor(あざむく者、詐欺師、偽者)」
「hath」=「have」の三人称単数現在形「has」の古期英語。
「among ~(~の中で、~の間で)」


*:「Dr Agon, you say? Who art thou, and wherefore art thou here?」

*:「ドクター・アゴン、と申したな?汝は何者だ、何ゆえ此処に居るのだ?」


「art」=「are」の古期英語。
「wherefore(どんな理由で、なぜ)」


*:「There hath been no such name among us Zenithians ere now!」

*:「以前より我らゼニシア人の内に、そのような名前の者は居らぬ!」


「ere(の前に)」
「ere now(今より前に、以前に)」=「before」




…え?そうなの?
ドクター・アゴン、完全に侵入者扱いされてますね^^;

本人は「ゼニシア人だ」と自称していたし、「ゼニシアの仲間が生き残っていた」ことを喜んでいましたが、
当のゼニシア人たちは彼のことを全く知らないようで、
アゴンを見つけたゼニシア人たちが彼を問い詰めているようですね。



ドラクエ5 北米版 ゼニスドラゴン5

Sancho
「Ees very estrange, sí?」

サンチョ
「なんだかとても奇妙なことになっていますね、シ?」


ドラクエ5 北米版 ゼニスドラゴン6

Parry
「That all sounds a bit odd.
What do you suppose has been going on?」

パリー
「なんかちょっと変だね。
何が起こってるんだろう?」



それでは、渦中のアゴンに話を聞いてみましょう。

ドラクエ5 北米版 ゼニスドラゴン7

Dr Agon
「Hero! I've been twiddling my thumb-diddly-ums waiting for you to come on back.
I see you've found the dragon orb.」

ドクター・アゴン
「ヒーロー!私はあなたが戻ってくるのを、ちっとも暇を持て余しながら待っていたんですよ。
あなたがドラゴン・オーブを見つけてきたことはわかってますよ。」


「twiddling one's thumbs(なにもしないでいる、ぶらぶら時を過ごす)」=直訳では「自身の親指をいじくりまわす」
=「両手の指を4本ずつ組んで親指をくるくる回す」退屈をまぎらわしている様から。


Dr Agon
「I thought it might be a bit trickly-dickly for you,
but you've turned out to be the wise and brave folks I was hoping for.」

ドクター・アゴン
「あなた方にとっては、ちょっと簡単カンタンすぎるんじゃないかなーと思ってましたけど、
やっぱりあなた方は私が思っていた通りの、賢く勇敢な方々だったんですね。」


「trickly」=「trickle(液体がスムーズに流れるように)」転じて「簡単に事が運ぶ」こと。
「dickly」には意味はなく、例によって語感が良いから付け加えているだけの単語。
「turn out(ひっくり返る)」=ここでは「なる」程度の意味。
「wise(賢い)」



アゴンは相変わらず非常に解かりづらい表現を多用していますね^^;


しかし、そんなことよりも…

ゼニシア人たちのことは完全シカトですか!?

目の前でこれだけ騒がれているのに、彼は全く意に介していないようです^^;




ドラクエ5 北米版 ゼニスドラゴン11

Dr Agon
「So, can I take a little peekeroo at the orb, then?」

ドクター・アゴン
「それじゃ、そのオーブ、ちょっといないいないばあさせてもらえません?」




上記セリフも非常に解かりづらいですね^^;
通常なら「Can I take a look at the orb?(オーブを見せてくれませんか?)」なのですが、
「look」の代わりに「little peekeroo」と言っています。

「peekeroo(ピーカルー)」という単語は存在しません(笑)
おそらく「peeker(覗く人)」+「peekaboo(いないいないばあ)」の造語なんだと思います。

「ヒーローの手の中に隠れているオーブを「いないいないばあ」するみたいにして覗かせてくれ(見せてくれ)。」
ということなのでしょう^^;



ドラクエ5 北米版 ゼニスドラゴン8

「Hero hands the dragon orb to Dr Agon.」

「ヒーローはドラゴン・オーブをドクター・アゴンに手渡した。」


ドラクエ5 北米版 ゼニスドラゴン9

Dr Agon
「Thankly-dankly-doo, Hero!
I can feel the power starting to swell up inside me already.」

ドクター・アゴン
「感謝感激雨あられ、ヒーロー!
既に私の中に、尋常ならざる力のみなぎりを感じますよ。」


「thankly」=「thankful(感謝して)」
「dankly」は「湿っぽい手段、方法」という意味ですが、ここでは例によって意味はありません。「doo」も同様です。
「thankly-dankly-doo」は、日本語にするならば「感謝感激雨あられ」とするのが妥当でしょう。
完全に死語ですけどね^^;

「swell up(異常に拡大する)」



ドラクエ5 北米版 ゼニスドラゴン10

「Dr Agon grasps the dragon orb and begins to meditate...」

「ドクター・アゴンはドラゴン・オーブを握り締め、瞑想し始めた…」


「grasp(握る)」
「meditate(熟考する、瞑想する)」




すると、ドクター・アゴンから強烈な光が発せられます!

ドラクエ5 北米版 ゼニスドラゴン12

ドラクエ5 北米版 ゼニスドラゴン13






ドラクエ5 北米版 ゼニスドラゴン14

ドラクエ5 北米版 ゼニスドラゴン15

なんと、アゴンが強大な竜の姿になってしまいました!



ドラクエ5 北米版 ゼニスドラゴン16

*:「I-It cannot be!」

*(ゼニシア人1):「あ、有り得ぬ!」


ドラクエ5 北米版 ゼニスドラゴン17

*:「Almighty One!」

*(ゼニシア人2):「全能なる我が主!」



ドラクエ5 北米版 ゼニスドラゴン18

*:「I am the Zenith Dragon,
master and commander of all that comes to pass in the human realm.」

*:「私はゼニス・ドラゴン、
全ての主にして主導者、私は主として人間界に現生する。」


「master(主人)」
「commander(司令官、指揮官)」
「come to pass(生じる、起こる)」


ドラクエ5 北米版 ゼニスドラゴン19

Zenith Dragon
「Welcome, kin of the legendary hero.」

ゼニス・ドラゴン
「伝説の英雄の血族よ、歓迎する。」


「kin(血縁、親族)」


Zenith Dragon
「While I have been living among you humans as one of your own,
the delicate balance of peace has once more been disturbed.」

ゼニス・ドラゴン
「私がお前たち人間の1人として生きていたさなか、
絶妙な均衡で保たれていた平和は、今一度、再び阻害された。」


Zenith Dragon
「The gates to Nadiria have been forced asunder,
and the Grandmaster of the Underworld endeavours to ascend into the human world.」

ゼニス・ドラゴン
「ナディリアへと続く門は破散を強いられ、
地下世界の大主は、人間世界に入り込むために地下から這い上がろうと試みている。」


「force(無理やりさせる、強いる)」
「asunder(ひとつだったものがまっぷたつに、あるいはばらばらに離れて散り散りになる。)」
「endeavour to ~(~しようと努力する)」=「try to」
「ascend(登る、上がる)」


ドラクエ5 北米版 ゼニスドラゴン20

Zenith Dragon
「But in you lies hope!
You alone may be able to check this wretched evil!」

ゼニス・ドラゴン
「だが、お前たちの中に希望はある!
お前たちだけが、その愚かな悪を阻止する可能性を有しているのだ!」


「check(食い止める、阻止する)」
「wretch(哀れな人、惨めな人)」


Zenith Dragon
「And I shall do everything in my power to assist you.」

ゼニス・ドラゴン
「私は全力を以ってお前たちを援護しよう。」


ドラクエ5 北米版 ゼニスドラゴン21

「Hero receives the Zenithian Tintinnabulum!」

「ヒーローはゼニシアン・ティンティナビュラムを受け取った!」


ドラクエ5 北米版 ゼニスドラゴン22

Zenith Dragon
「Whenever you require my assistance, you need only ring that bell.」

ゼニス・ドラゴン
「私の援護が必要な時は、いつでもそのベルを鳴らすが良い。」






ドラクエ5 北米版 ゼニスドラゴン23

Madchen
「The Zenith Dragon... So Dr Agon was the Zenith Dragon all along!」

マドチェン
「ゼニス・ドラゴン…それじゃ、最初からドクター・アゴンはゼニス・ドラゴンだったのね!」


「all along(最初から、ずっと)」



ドラクエ5 北米版 ゼニスドラゴン24

Parry
「Th-That was a surprise!
I didn't see that coming, did you, Dad?」

パリー
「お、驚いた!
こんなことになるなんて、全然思わなかったよ、ね、お父さん?」


ドラクエ5 北米版 ゼニスドラゴン25

Sancho
「When you travel, many, many theengs, they surprise you. But thees...?
No, I no believe thees.」

サンチョ
「旅をしていると、多くの、ほんとに色んなことに驚かされます。でもこれは…?
いいや、私はこれだけは、本当に信じられませんよ。」





各々最大限にびっくりさせられたみたいですね。

あのおちゃらけたドクター・アゴンが、まさかゼニシア城の主、竜神「Zenith Dragon」その人だったとは!


……ま、実際は色々とそれらしいことを匂わせるヒントが散見されていましたから、
例え初見のプレイヤーでも、この答えには途中で感付いていたかもしれませんね。


更にこの北米版では、日本版には無かった物凄いヒントが隠されていました。






それは、名前です!




「ドクター・アゴン」とカタカナで書くと、その答えは解かりづらくなってしまいます。

英語でのアルファベット表記は「Dr Agon」
途中のスペースを除くと「DrAgon」

つまり「Dragon(ドラゴン)」になるんですね。

「Dr Agon(ドクター・アゴン)」は「Dragon」であると、
名前バレしていたわけです(笑)


ま、これも勘のいい人は簡単に気付いたかもしれません。


この日記ではずっと「Dr」を「博士」や「医師」とは訳さずに、
敢えて「ドクター」とカタカナで書き続けてきました。

「Agon」についている「Dr」は、別に肩書きでもなんでもなかったからです。


日本版では「プサン」という名前でしたので、当然この仕掛けはありませんでした。
これは英語版ならではのギミックだった、と言えるでしょう。



ちなみにこの「Zenith Dragon」は、古期英語を話していません。
ゼニシアの民は古期英語で話すのに、もっと長生きしているはずのゼニス・ドラゴンは古期英語遣いではないのです。

ゼニシア人たちは長らく人間界との接触を拒んできました。その上しばらくの間湖の底で冬眠もしていました。
おそらくこれが、彼らが「現在の言葉よりも古い言葉遣い」をしている理由なのでしょう。

しかしゼニス・ドラゴンは、「Dr Agon」という名前の1人の人間として人間界で生活をしていました。
それゆえ、「現代の人間が話している言葉」を身につけることができたのでしょう。
本来の竜の姿に戻った後も、彼にとっては使い慣れた「現代英語」の方が話しやすいのかもしれませんね。

ま、「Dr Agon」の時と「Zenith Dragon」の時では
口調は全然違いますけどね(笑)


あの威厳ある竜神の姿で
「Thankly-dankly-doo」とか
おちゃらけられても困りますけど^^;


……しかし、あのアゴンの性格はどこから来たんだろう……?
永遠の謎です(笑)








さて、今回はここまで。

次回は再び、ゼニシア城の中から再開です。

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北米で発売された英語版レトロゲームのプレイ日記をセリフなどを翻訳しながら感想を交えて紹介していきます。
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