DRAGON QUEST V 北米版プレイ日記(149)

それでは前回書いた通り、ちょっと寄り道をします。
寄り道と言っても、ストーリー展開上避けては通れないイベントのためなので、
本当の意味で寄り道というわけではありませんが(笑)


行先は「Briscoletti(ブリスコレッティ)」氏のお屋敷がある「Mostroferrato(モストロフェラート)」の町です。


町の入口では、ブリスコレッティ氏が兵士と何やら話をしています。

ドラクエ5 北米版 モストロフェラート1

Rodrigo Briscoletti
「So you know your charge.
I want a strict watch kept night and day!」

ロドリゴ・ブリスコレッティ
「それでは君が何をするべきか、君の任務はわかるな。
昼夜を問わず、しっかりと監視をしてほしいのだ!」


「charge(任務、責任)」
「strict(厳しい、厳格な)」
「watch kept(監視)」


Rodrigo Briscoletti
「And if anything happens,
don't hang about finishing your cappuccino before you report back to me, capice?」

ロドリゴ・ブリスコレッティ
「それと、もし何かが起こったら、
ダラダラとカプチーノを飲み終えてから戻って私に報告しよう、とか考えてグズグズするんじゃないぞ、キャピス?」


「hang about(グズグズする、だらだらする)」
「capice(キャピス、キャピシュ)」=イタリア語で「わかったか」「理解したか」などの意味。


イタリア語に詳しくないので読みは調べましたが、
正しい読みが「キャピス」なのか「キャピシュ」なのかはよくわかりませんでした^^;
「イタリア北部の言葉」「イタリアンマフィアの口調」などと書かれたサイトもありましたが
その情報もちょっと真偽が怪しくて、正しいのかどうかよくわかりません^^;

通常なら「(Do you)Understand?」とでも言うべきところですが、
以前も書いた通りブリスコレッティ氏はイタリア訛りなので、イタリア語で言ったのでしょう。
ただし、現在ではアメリカ人たちの間でも
「Capice(Capish)?」を「Understand?」などの代わりに使ったりすることが割とあるようなので、
イタリア語ですがアメリカ人にも理解しやすいセリフなのだろうと思います。

「カプチーノ(イタリア語:cappuccino)」は、イタリアで好まれているコーヒーの飲み方の1つで、
陶器のコーヒーカップに注いだエスプレッソに、クリーム状に泡立てた牛乳を加えたものをいう。
イタリア語の本来の発音は「カップッチーノ」に近い。
好みによってチョコレートパウダーで風味付けすることもある。
~Wikipediaより~

こちらは日本でもおなじみなので説明は不要ですね(笑)


セリフ内での「Don't hang about finishing your cappuccino」は、
「カプチーノを飲み終えるまで(何もしないという風に)ダラダラするな」
あるいは「カプチーノが出来上がるのをグズグズ待つな」という意味になりますが、
どちらにせよイタリア人らしい例え方だと思います(笑)


イタリアやスペインなどの国では習慣として「siesta(シエスタ=休息、昼寝)」というのがあります。
その言葉が意味する通り「お昼寝の時間」が「社会的に認められた制度」としてあるのです。
現在ではあまり「昼寝」はしないらしいですが(笑)
日本でいえば「昼休み」に相当し、仕事や学業から解放される時間です。
しかし日本人と決定的に違うのは、
「シエスタの時は本気でがっつり休む!」という
鋼の意思(笑)があるということです(笑)

イタリアやスペインなどのラテン系の国に海外旅行に行くと、
シエスタ中は全ての施設が閉まる!ということに困惑すると思います(笑)
レストランやお土産屋、役所などの公共施設に至るまでことごとく閉まります!(笑)

…最近はこの習慣も薄れつつあるみたいですけどね。


話をゲームに戻すと、ブリスコレッティ氏は「イタリア訛りのイタリア人気質」なので、
この兵士が、「何か起こったけど、今はシエスタ中だからカプチーノを飲み終えてから報告に戻ろう。」
などと考えるかもしれないが、
「たとえシエスタ中だろうとカプチーノを飲んでる最中だろうと、全てを置き去りにしてでもさっさと戻ってこい!」
と言っているのです(笑)

……この兵士がイタリア人なのかはわかりませんが、たとえそうだったとしても、
さすがにそんな風に考える人はいないと思うんですけど^^;





さて、なにやらキナ臭い内容の話を終えると、
兵士は町の外へ、ブリスコレッティは屋敷の方へと走っていってしまいます。
町を訪れたヒーローに気付かないほど、とても慌てているようですね。

ドラクエ5 北米版 モストロフェラート2

Parry
「What do you reckon is going on here?
He seemed a bit on edge, didn't he?」

パリー
「いったい何が起こってるんだろ?
あの人、ちょっとヤバいことになってそうだったよね?」


ドラクエ5 北米版 モストロフェラート3

Sancho
「Qué? You, you know thees señor, friend?」

サンチョ
「ケ?坊ちゃん、あのセニョールを知っているんですか?」

Sancho
「He no eseems to be een a good mood, eh?
Maybe you eshould ask heem what ees the matter.」

サンチョ
「なんだか良い雰囲気じゃないようですね?
何があったか尋ねてみたほうがいいかもしれませんよ。」


「mood(ムード、雰囲気、機嫌)」



確かに。
早速ブリスコレッティ邸に向かいます。

ドラクエ5 北米版 モストロフェラート4

*:「Welcome to the Briscoletti residence.」

*:「ブリスコレッティ様のお屋敷へようこそ。」



屋敷の1階にロドリゴ氏は居らず、彼の奥方がいます。
まずは彼女に話を聞いてみます。

ドラクエ5 北米版 モストロフェラート6

Romana
「Hero!
You've come back to visit us?
How wonderful it is to see you!」

ロマーナ
「ヒーロー!
私たちに会うために戻ってきてくれたの?
あなたに会えてとても嬉しいわ!」

Romana
「The Goddess has been watching over us all.」

ロマーナ
「女神様は、ちゃんと私たち全員の事を見守ってくださっているのね。」

Romana
「But there is one thing you could help me with, Hero.」

ロマーナ
「でも、あなたにひとつ手伝ってほしいことがあるの、ヒーロー。」


「help with(手伝う、手助けする)」


Romana
「My husband has been behaving very oddly
ever since he spoke to a travelling merchant who come to town a few days ago.」

ロマーナ
「数日前に町を訪れた旅の商人と話をしてからというもの、
夫の振る舞いが(急に)とてもおかしくなってしまったの。」


「behave(ふるまい)」
「merchant(商人)」=特に他国と取引を行う「貿易商人」を指す場合が多い。


Romana
「But he just won't tell me what's bothering him.
I'm starting to worry about him...」

ロマーナ
「でも、あの人は何が悩みの種になっているのかを私に教えようとしないのよ。
私、あの人の事が心配になっちゃって…」


「bother(悩ます)」




数日前に旅の商人から何らかの情報を聞いたことで、ロドリゴ氏はひどく頭を悩ませているみたいです。
しかしその具体的原因については、彼の細君であるロマーナにも何も言っていないようで、
どうやら彼は、1人悩みを抱え込んでしまっているみたいですね。

「ブリスコレッティ夫人がヒーローに手伝って欲しいこと」とはなんなのか、
その具体的な内容については彼女のセリフでは言及されていませんが、
おそらく「夫の悩みを聞き、解決のために力を貸してあげて欲しい。」といったところなんだと思います。




ドラクエ5 北米版 モストロフェラート7

Parry
「We're going to help these people out, right, Dad?
Count me in!」

パリー
「僕たち、この人たちのお手伝いをするんでしょ、そうだよね、お父さん?
僕を仲間外れにしないでよ!」


「help out(手伝う、手助けする)」=「help with」
「count ~ in(~を仲間に入れる)」


ドラクエ5 北米版 モストロフェラート8

Sancho
「Anda! Eef ees esometheeng thees señor, he can no tell to hees wife,
maybe ees a very beeg problem, no?」

サンチョ
「アンダー!もし先ほどのセニョールに、自分の奥さんに言えないことがあるのなら、
それは多分とても大きな問題ですよ、違いますか?」



え?それ、どういう意味?

サンチョはスペイン訛りが強く、逆に言うと彼のセリフは英語の構文としては不完全な所があります。

彼のこのセリフを正しい英語構文にした場合、前半部分は
「If there is something this señor cannot tell to his wife,」となり
「もし自分の妻に言えない何かがこのセニョールにあるのなら、」という意味になります。
(強調箇所はサンチョのセリフでは記載されていない部分。)

前半部分はおそらくこの1パターンだけだと思いますが、後半部分は2通り考えられます。

1)「it is a very big problem.」
2)「that is a very big problem.」

一見大した違いは無いように思えますが、(1)と(2)では「a very big problem」の意味が変わってきてしまいます。

1)「その言えない何かとは、奥さんにも言えないほどの深刻な悩み(=とても大きな問題)だ。」
2)「奥さんに言えないこと(浮気などの秘密、やましいこと)があるなんて、それはとても(由々しき)大問題だ!」

「it」と「that」で、指し示す対象が変わってしまうため、意味も全く違ってしまうのです。


このサンチョのセリフでは、その重要な代名詞が省略されてしまっているので、
どちらの意味で言っているのかが全くわかりません^^;
このセリフを作成した方は、「サンチョの訛りに付け込んで」意図的にどちらともとれる構文にしたのかもしれません。

まあ、ロマーナのセリフに続くセリフとして素直にとるなら当然前者の意味で言っているんでしょうし、
そうであって欲しいと思いますけど^^;


割とシリアスなこの状況に即したセリフを言っている真面目サンチョなのか、
空気を読まずに「夫婦の在り方」についての持論を展開したおとぼけサンチョなのか(笑)

英文自体どちらともとれるようになってますし、「サンチョのキャラクター」という点で見てもどちらもあり得るので、
各々好きな方のサンチョを想像してください(笑)





そろそろゲームに戻ります。
どうやら件のロドリゴ氏は屋敷の上階にいるようです。


それでは次回、ロドリゴ氏の「悩みの種」について、直接本人に話を聞いてみたいと思います。

……今回は私の解説だけが長くなってしまいましたね^^;
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