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Phoenix Wright Ace Attorney(逆転裁判)北米版プレイ日記(44)

前回、「エイプリルのアリバイ」が検察と弁護人の間で争点となりました。


「エイプリルには完全なアリバイがあるので、彼女はこの殺人事件とは無関係の人物である。」
というのが検察側の主張であるのに対し、
「エイプリルは事件と関係がある人物に違いない。」
というのが弁護側のフェニックスの主張です。


エイプリルのアリバイを証言出来るのは「エイプリルが宿泊していたホテルのベルボーイ」だけです。

「それじゃあいっちょ聞いてみようじゃないか。」ということで、今回はそのベルボーイが証人として証言をします。




逆転裁判 北米版 マヤ法廷 ベルボーイ証言1


Edgeworth

「I believe we're ready for the witness to testify.」


エッジワース

「証人の証言を聞く準備が整ったようだ。」


Edgeworth

「He certainly does look like a bellboy.」


エッジワース

「証人は、まさしくベルボーイと呼ぶに相応しい様相をしている。」



逆転裁判 北米版 マヤ法廷 ベルボーイ証言2


Bellboy

「Yes, sir.」


ベルボーイ

「おっしゃる通りでございます、検事様。」


Bellboy

「I received your summons in the middle of work, sir.
I'm happy to be of service.」


ベルボーイ

「私は仕事の最中にあなた様の召喚要請を頂きました、検事様。
お役に立てれば幸いです。」




「of service(役に立つ)」




逆転裁判 北米版 マヤ法廷 ベルボーイ証言3


Judge

「That tea set looks rather heavy, so without further ado,
the witness may begin his testimony.」


裁判官

「そのティー・セットはかなり重そうですので、面倒なことは置いておいて、
取り急ぎ証人の証言を始めていただきましょう。」




「further[much, more] ado(騒ぎ、面倒)」


「without further ado(騒ぎ、面倒は排除して)」




逆転裁判 北米版 マヤ法廷 ベルボーイ証言4


Bellboy

「Very good, sir!」


ベルボーイ

「素晴らしいお心遣い、ありがとうございます、裁判官様!」




上記裁判官のセリフは、
「ずっとティーセットを持たせたまま証言をさせるのは大変そうだから、
名前とか職業を聞く手続きはすっ飛ばしてしまいましょう。」
という意味です。


いいのか、それで!?

ていうか、ティーセットをどっかに置いてくれば済む話だろ!



…ともかく、ここでも彼の本名は明かされないので依然不明のままです。^^;
というか、永遠に不明です。(笑)




逆転裁判 北米版 マヤ法廷 ベルボーイ証言5


-- Miss May's Room Service --


--ミス・メイに届けたルーム・サービスについて--



逆転裁判 北米版 マヤ法廷 ベルボーイ証言11


Bellboy

「I am the head bellboy at the fine Gatewater Hotel,
in business for four generations!」


ベルボーイ

「私は、素晴らしきゲートウォーター・ホテルの、
四代目ベルボーイ長でございます!」


Bellboy

「I believe I received a call after 8:00 in the evening from our guest, Miss May.」


ベルボーイ

「当ホテルのお客様であらせられるメイ様からお電話を頂いたのは、夜の8時過ぎだったと記憶しております。」


Bellboy

「She asked for an ice coffee to be brought to her at 9:00, on the dot, sir.」


ベルボーイ

「メイ様は、アイス・コーヒーを一杯、9時きっかりに持ってきてほしい、とご依頼なされたのです、皆様。」




「on the dot(時間きっかりに)」口語表現。




逆転裁判 北米版 マヤ法廷 ベルボーイ証言6


Bellboy

「I brought it to her at precisely the requested time, of course.」


ベルボーイ

「勿論、私はご依頼いただいた時間きっかりにお届けにあがりました。」




「precisely(きっかり正確に、ちょうど)」




Bellboy

「And I delivered the ice coffee to our guest Miss May, herself.」


ベルボーイ

「そして、メイ様ご本人に、確かにアイス・コーヒーをお渡し致しました。」



逆転裁判 北米版 マヤ法廷 ベルボーイ証言7


Judge

「I see.
The defense may begin its cross-examination.」


裁判官

「なるほど。
それでは弁護側は、反対尋問を始めてください。」



逆転裁判 北米版 マヤ法廷 ベルボーイ証言8


Phoenix

「R-right!
I'm ready. (I hope...)


フェニックス

「わ、わかりました!
準備は出来ています。(だといいけど…)



逆転裁判 北米版 マヤ法廷 ベルボーイ証言9


Phoenix

(This is it...)


フェニックス

(問題はここだな…)


Phoenix

(If I can't prove Miss May was involved with the murder now...)


フェニックス

(もしここで、ミス・メイがこの殺人事件に関与していることを証明できなければ…)


Phoenix

(Maya will be finished!)


フェニックス

(マヤはもうおしまいだ!)




というわけで、ベルボーイへ反対尋問を行います。


彼は事件の関係者ではありません。
ですので当然証言に作為的なものは何一つなく、純粋に彼が見たまま聞いたままのことだけを証言しています。

すなわち、彼の証言に矛盾は一切ありません。


ここでフェニックスに出来ることは「Press」することだけです。

全部の証言を「Press」すると長くなってしまうので、要点だけを記載します。


まずはこちらの証言に対して。




逆転裁判 北米版 マヤ法廷 ベルボーイ証言10


Bellboy

I brought it to her at precisely the requested time, of course.


ベルボーイ

勿論、私はご依頼いただいた時間きっかりにお届けにあがりました。



逆転裁判 北米版 マヤ法廷 ベルボーイ証言12


Phoenix

「”Precisely” 9:00, then?」


フェニックス

「”きっかり”9時、ですか?」



逆転裁判 北米版 マヤ法廷 ベルボーイ証言13


Bellboy

「Precisely, exactly, and most difinitely, sir.
9:00 PM.」


ベルボーイ

「きっかり、正確に、そして絶対に間違いなく、でございます、弁護士様。
まぎれもなく午後9時でございました。」




「most difinitely(もっとも明確に、もっとも確実に)」




逆転裁判 北米版 マヤ法廷 ベルボーイ証言14


Phoenix

「How can you be so sure!?」


フェニックス

「どうしてそこまで確信してるんですか!?」


Bellboy

「Miss May was quite insistent that it be brought then.」


ベルボーイ

「メイ様に、かなりしつこく念を押されたからでございます。」




「insistent(しつこい、執拗に)」




Bellboy

「”Oh, bellboy? Tee hee!
I'd like, like, ice coffee at exactly 9:00.”」


ベルボーイ

「”あっ、ベルボーイさん?うふ!
私、ちょうど9時ぴったりの時間にアイス・コーヒーが欲しいんだけど、みたいな。”」


Bellboy

「Something like that, sir.」


ベルボーイ

「そんなような感じです、弁護士様。」


Bellboy

「Therefore, I knocked on her door at the crack of 9:00, sir.」


ベルボーイ

「ですので、私は9時になったと同時にメイ様のお部屋のドアをノックしたのでございます、弁護士様。」




「at the crack of ~(~になったと同時に)」=「of」の後には時間に関する単語が入る。




逆転裁判 北米版 マヤ法廷 ベルボーイ証言15


Phoenix

(Why would she be so particular about the time?)


フェニックス

(なぜ彼女はそこまで時間に関して念を押したんだろう?)




「particular(入念に)」




続いてこちらの証言を「Press」します。




逆転裁判 北米版 マヤ法廷 ベルボーイ証言16


Bellboy

And I delivered the ice coffee to our guest Miss May, herself.


ベルボーイ

そして、メイ様ご本人に、確かにアイス・コーヒーをお渡し致しました。



逆転裁判 北米版 マヤ法廷 ベルボーイ証言17


Phoenix

「You are sure it was Miss April May herself?」


フェニックス

「それは確かにミス・エイプリル・メイ本人でしたか?」



逆転裁判 北米版 マヤ法廷 ベルボーイ証言18


Bellboy

「Ab-SO-lutely, sir.」


ベルボーイ

「完・・対に、でございます、弁護士様。」


Phoenix

「”Ab-SO-lutely”...?」


フェニックス

「”完・・対”…?」


Bellboy

「Yes, sir. As in, ”so very absolutely,” sir.
It's an endearing mannerism of mine.」


ベルボーイ

「そうでございます、弁護士様。”完全にまさしく絶対”という意味です、弁護士様。
茶目っ気たっぷりな私の口癖でございます。」




「endearing(かわいらしい、人の心をひきつける)」


「mannerism(マンネリズム)」=話し方や動作などにある「独特のキザな癖」。




上記セリフは翻訳に苦労しました^^。;


「so」と「very」はどちらも「程度が甚だしい」ことを表す副詞です。

厳密には違いますが、ここでは説明しきれませんので興味がある方は各自調べてください。(笑)

このセリフでは「so=very」であり、ふたつの単語に大きな違いはありません。

ベルボーイがセリフで言っていますが、「absolutely(絶対に)」の単語内の「so」を
「so(とても)」と引っ掛けているわけです。


これを「英文のニュアンスを出来るだけ生かした」日本語訳にするのが大変でした。

かなりの意訳になってしまいましたが、「完全に絶対」を略した
「完絶対(かんぜったい)」という造語を作って対応させてみました。^^;


私自身、英文のニュアンスを生かした日本語訳になっているのかどうなのか
まったく自信がありません。^^;



ていうか、この「ab-SO-lutely」、
発音したら「absolutely」と変わんなくね?

口癖と言えるのか?^^;


……多分発音は、通常の「アブソリュートゥリー」ではなく、
「アブ・ソォウ・リュートゥリー」みたいな感じなのだと思われます。(笑)




逆転裁判 北米版 マヤ法廷 ベルボーイ証言19


Phoenix

「How come you're so very certain!?」


フェニックス

「どうしてそれほどまでに絶対的な確信を持っているのですか!?」



逆転裁判 北米版 マヤ法廷 ベルボーイ証言20


Bellboy

「Well, when I brought the room service, sir...」


ベルボーイ

「それは、私がルーム・サービスをお運び申し上げた際にですね、弁護士様…」


Bellboy

「S-she... the guest, sir, favored me w-with a, um,
an ”embrasser,” sir.」


ベルボーイ

「か、彼女…お客様ですよ、弁護士様、メイ様が、わ、私に、その、
”アンブラッセ”をしてくださったのです、弁護士様。」




「favor ~ with ~(~を~に授ける、与える)」=「好意を持って」というニュアンスが含まれる。




逆転裁判 北米版 マヤ法廷 ベルボーイ証言21


Phoenix

「”Embrasser”!? Is that French for ”embrace”?」


フェニックス

「”アンブラッセ”!?フランス語で言うところの”抱擁”ですか?」




「(言語)for ~(~を(言語)で言うと)」


「embrace(エンブレイス)」=「抱擁」。古期フランス語で「抱きしめる、キスする」の意。




逆転裁判 北米版 マヤ法廷 ベルボーイ証言22


Bellboy

「It's French for ”kiss,” sir.
But not a french kiss, sir!
More of a peck on the cheek.」


ベルボーイ

「フランス語で”キス”のことです、弁護士様。
でも、フレンチ・キスではございませんよ、弁護士様!
ほっぺにチュッ、よりはもっとアレでしたけど。」




「more of a ~(~よりもっと)」




何言ってんだ?コイツ…


突っ込みどころ満載ですね。^^;

ま、それは各々心の中で突っ込んでもらうとして(笑)

説明を以下に記載します。



「embrasser(アンブラッセ)」は、セリフでも解説されていましたが、フランス語で「キス、抱擁」という意味です。

親しい間柄で挨拶する際に、親愛の情をこめて抱き合ったり、頬などに軽くキスをする、
あるいは頬と頬とを合わせる仕草のことで、テレビや映画などでもフランス人たちがやっているのを目にしますね。

ニュアンスとしては「性」よりも「親愛」が強く、どちらかというと「キレイ」な感じです。

英語で言うと「a peck on the cheek」、直訳では「頬をついばむ」。


一方「a french kiss(フレンチ・キス)」の方は、所謂「deep kiss」のことです。

フランス語では「baiser(ベゼ)」に当たります。

「embrasser」に比べて「性的な」ニュアンスが強くなります。


日本語で「フレンチキス」というと「軽いキス、唇と唇を合わせるだけのキス」という意味で使われたりしていますが、
英語の「french kiss」とは意味が真逆ですね。^^;

日本語では「embrasser」でも英語では「baiser」という意味になりますので、
ご使用の際には注意が必要です。(笑)



フランス人はもちろん、アメリカ人にとっての「kiss」や「hug」も日本人よりは遥かに日常的であり、
このベルボーイのように「キスされた程度でここまで狼狽する」という様子には多少違和感があるかもしれません。

もちろん、「ほぼ初対面の相手にいきなりキスをされる」ということはあまりないのでしょうけど。^^;

このベルボーイは「more of a peck on the cheek(頬にキスするよりはもっと)」と言っていますから、
エイプリルがしたのは「baiser」寄りの「embrasser」だったのでしょう。


どんなキスだよ!


日本では、このベルボーイの反応は至って一般的なわけですが、
アメリカ人にしてみたらちょっと「shy」過ぎるので、このような苦肉の策を弄したのかもしれませんね。




Phoenix

「Wh-why would she have done that...?」


フェニックス

「な、なぜ彼女はそんなことを…?」


Bellboy

「I believe, perhaps, she was momentarily swayed by my prim demeanor, sir.」


ベルボーイ

「おそらく、私の丁寧な物腰に、メイ様は瞬時に心揺らされたのだ、と思うのです、弁護士様。」




「momentarily(即座に)」


「sway(揺れる、揺り動かす、揺らぐ)」


「prim(きちんとした)」


「demeanor(物腰)」




Bellboy

「It was a moment I shall never, ever forget, sir.」


ベルボーイ

「その瞬間は、私にとって決して、絶対に忘れられないものとなったのでございます、弁護士様。」




ここ、法廷。


あなたはいったい何の話をしてるんですか?^^:




逆転裁判 北米版 マヤ法廷 ベルボーイ証言23


Phoenix

(Sounds pretty fishy to me...)


フェニックス

(かなりイカガワシイ話だな…)




「fishy(あやしい、いかがわしい)」




Phoenix

(I think our Miss May was up to something
and wanted the bellboy to remember her!)


フェニックス

(我らがメイ嬢は、何か思惑があって
このベルボーイの記憶に自分のことを強烈に焼き付けたかったんだろう!)




以上でベルボーイの証言とその反対尋問は終了です。


………何もありませんでしたね。

本当に何も。(笑)

矛盾点はおろか、おかしい点や不明瞭な点すらも垣間見えませんでした。


エイプリルのアリバイ、完璧じゃん。
どうする!?フェニックス!!



…というわけで、長くなりましたので次回に続きます。


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