DRAGON QUEST V 北米版プレイ日記(152)

前回「巨大な魔獣が封印された壺」を調べに行ったヒーロー一行。

「封印が解ける前兆」と言われる「赤い光」が、実際に壺から発せられていました。
このことをブリスコレッティ氏に報告するため、取り急ぎモストロフェラートへ戻ります。


ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣1

*:「Hero! Have you seen Mr Briscoletti?
He's been waiting for you at La Guardia.」

*:「ヒーロー様!ブリスコレッティ様にはお会いになられましたか?
ラ・グアルディアにて、あなた様をお待ちしておられます。」


ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣2

Parry
「La Guardia! That's the lookout tower, isn't it?
Can we all go together?」

パリー
「ラ・グアルディアだって!それって見張りの塔、ってことだよね?
みんなで一緒に行く?」


「lookout(見張り)」



「La Guardia(ラ・グアルディア)」は、町の西側に建てられた塔の名称です。
日本版では「見晴らしの塔」という名前でした。

この「la guardia(ラ・グアルディア)」は、英語の「guard(ガード)」に当たるイタリア語です。
意味はどちらも「見張り、監視、護衛」などです。
パリーの言う通り、直訳では「見張りの塔」というような意味で、日本版の名称とほとんど同じになりますね。

ちなみにスペイン語でも「la guardia」は、「ラ・グアルディア」と発音し、意味も全く同じです。
が、「Mostroferrato」はイタリア訛りの「Briscoletti Family」が治める町なので、
当然ここもイタリア語の方なのだろうと思います。
発音は同じと言っても、それはカタカナ表記した場合のことで、
実際はイタリア語とスペイン語ではイントネーションなどが異なります。



宿屋に泊ったりアイテムや装備を整えたら、早速「La Guardia」に向かいます。
町を出てすぐ西に併設されているので一瞬でたどり着きます。

ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣3
ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣4

「塔」と言っても実際は結構小ぶりで、この世界での一般的な家屋とあまり変わらない高さしかありません。
塔最上階の屋上にはブリスコレッティ氏がいます。


ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣5

Parry
「We'd better hurry up and tell Mr Briscoletti that the jar was red!」

パリー
「急いでブリスコレッティさんに壺は赤かったって教えに行った方がいいよ!」


ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣6

Madchen
「Do you think it's a bad sign that the jar was red?
What's going to happen?」

マドチェン
「壺が赤かったのって、悪いサインだと思う?
いったい何が起ころうとしてるんだろう?」


ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣7

Sancho
「No eso fast! Hahh... Why you hurry?
Ees ― hahh ― dangerous. Hahh...
Eslow down, or maybe ― hahh ― you eslip, no?」

サンチョ
「そんなに速く走らないでください!ハァハァ…なぜそう急ぐんです?
とても―ハァハァ―危ないですよ。ハァハァ…
もっとゆっくり歩かないと、きっと―ハァハァ―転んじゃいますよ?」



緊迫した雰囲気が、子供たちのセリフからも漂っていますね……って…


サンチョ!お前何聞いてたんだよ!
今は一刻を争う事態でしょ!
「寄る年波には…」ってヤツですか?^^;





塔の内部には階段しかありません。
階段をさっさと上がります。

塔の最上階は、その名の通り見晴らしが良く、とてもいい景色が広がっています。
上画面のちょうど真正面に見えるのが「壺が置いてある社のある島」です。

屋上にたどり着くと、ブリスコレッティがヒーローたちに気付いて話しかけてきます。

ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣8
ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣9

Rodrigo Briscoletti
「Ah, you're here at last, Hero.
I see... The jar was red, was it?」

ロドリゴ・ブリスコレッティ
「ああ、やっと戻ってきてくれたか、ヒーロー。
解かっている…壺は赤かったのだろう?」

Rodrigo Briscoletti
「You need not be a fortune-teller to know that from the expression on your face.
I'm afraid that confirms my worst fears.」

ロドリゴ・ブリスコレッティ
「占い師でなくとも君の今の顔色を見れば簡単に分かるよ。
私は恐ろしい、最悪の恐怖がやってくるのだから。」


「expression(表現、顔色)」
「confirm(確かめる、確認する)」


Rodrigo Briscoletti
「We have very little time, then. Come!」

ロドリゴ・ブリスコレッティ
「我々に残された時間はごくわずかだ。こっちへ来てくれ!」


ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣10

Rodrigo Briscoletti
「The gargantuan beast within the jar is about to come back to life.」

ロドリゴ・ブリスコレッティ
「壺の中の巨獣は、今まさに息を吹き返さんばかりの状態だ。」


「gargantuan(巨大な)」
「about to ~(まさに~せんばかり)」=「もう、すぐにでも起こってしまうだろう」というニュアンス。


Rodrigo Briscoletti
「One hundred and fifty years ago,
my great-great-great-great-great-great grandfather...」

ロドリゴ・ブリスコレッティ
「百五十年前、
私のひい、ひい、ひい、ひい、ひい、ひいじいさん…」

Rodrigo Briscoletti
「...in other words, one of my revered ancestors,
sealed it away in the jar, like meat inside ravioli.」

ロドリゴ・ブリスコレッティ
「…言い換えれば、我が崇敬のご先祖様の内の1人が、
あの壺の中に巨獣を封印したのだ、まるでラビオリの中に肉を詰めるように。」


「revered(崇敬の、尊敬すべき)」=深く尊敬される。


「ラビオリ(イタリア語: Ravioli)」は、パスタに肉や野菜、チーズを詰めて茹でたイタリア料理。
2枚の薄い生パスタを小麦粉を水で溶いたもので張り合わせて、調理済みの具を詰めて茹で、
さらにその上にトマトソースやクリームソースをかけて食べる。
ベジタリアンは、肉の代わりにホウレンソウやリコッタチーズを詰める。
また、ジャガイモもラビオリの具に良く使われる。
~Wikipediaより~


ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣11

Rodrigo Briscoletti
「But the seal is about to break.
The pasta is about to burst open!」

ロドリゴ・ブリスコレッティ
「だが、すぐにその封印も解けてしまうだろう。
パスタは、今まさに弾けんばかりなのだ!」


「burst open(弾ける、爆ぜる)」


上記セリフは、「ラビオリが煮込まれて、肉を包んでいるパスタが弾ける」という例えなのだと思います。

日本では「pasta(パスタ)」というと「スパゲッティ」がすぐ思い浮かびますが、
上の方でも書いた通り「ラビオリ」の外側の皮に使われているのも「pasta」です。
このセリフでは、「ラビオリの皮のパスタ」は「壺」、「中の肉」が「封印された巨獣」です。

「ラビオリに肉を詰めるようにして封印したモンスターが、パスタという名の封印を破って外に飛び出す。」
ということになります。


ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣12

Rodrigo Briscoletti
「And the beast will no doubt embark on a vendetta.
He will be after blood. My blood!」

ロドリゴ・ブリスコレッティ
「そしてあの獣は、間違いなく血の復讐をおっぱじめるだろう。
ヤツは血を追い求める。私の血を!」


「embark(始める、乗り出す)」
「vendetta(ヴェンデッタ)」=昔コルシカ島やイタリア諸地方で行なわれた幾代にもわたる家同士の血の復讐、報復。
または長期にわたる不和、抗争。
イタリア語の「vendetta(ヴィンディッタ)」が語源、意味は「復讐」。

スペルが同じなので、このセリフではどちらの言語の単語なのかは解かりません。
イタリア語「ヴィンディッタ」の方のような気がしますが、日本語訳はわかりやすさを優先して英語としました。



ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣13

Rodrigo Briscoletti
「After that you can be sure he will turn his fury on Mostroferrato!」

ロドリゴ・ブリスコレッティ
「その後、ヤツは確実にモストロフェラートにその猛威を振るうだろう!」


「turn on ~(~に敵対的になる)」
「fury(猛威、激憤、激情)」


Rodrigo Briscoletti
「I must return home and make preparations for battle.」

ロドリゴ・ブリスコレッティ
「私は一度家に戻り、戦いに備えて準備をしなければならん。」


ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣14

Rodrigo Briscoletti
「I need you to remain on watch here until I return, Hero!」

ロドリゴ・ブリスコレッティ
「君には、私が戻るまで監視のためにここに残っていてほしいのだ、ヒーロー!」


「remain on ~(~のために居残る)」


ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣15

言うが早いかブリスコレッティは、ヒーローの返答も待たずにさっさと帰っていってしまいます。



おい!勝手に決めるなよ!
どっちが居残るかはジャンケンで決めようぜ!


ま、そんなことしている暇はありませんし、
万が一ジャンケンに勝ってしまったらゲームになりませんしね^^;



ブリスコレッティ氏が塔から去ってすぐに、ストッケンバレル西の島で何やら異変が起こります。

ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣17

ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣18

ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣19

ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣20

ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣21

ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣22

ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣23

ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣24

ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣25


ロドリゴ氏の言う通り、壺の赤い光が強くなっていき、やがて弾けます。
光の柱が、祭壇の封印すらもブチ破り、天を衝くかの如く上昇していきます。

そして…


ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣28

ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣26

ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣27

ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣29

ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣30

ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣36

ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣31

ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣32

空が突如暗くなり、禍々しい光とともに
とてつもなく巨大なモンスターが現れました!!

ロドリゴ氏のご先祖様であるロドルフォ氏の日記にあった通り、「雲を貫き天まで届くほどの巨大さ」です!
おそらくはブリスコレッティ邸と思われる邸宅と比較すると、その大きさがよく解かりますね。

ゆっくりと、しかし確実にこちらへと歩いてきます!


ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣33
ドラクエ5 北米版 モストロフェラートの獣34

*:「Aaaaeh... Thet ves a gut nep.
Bjørn feels murch better.」

*:「Aaaaeh... That was a good nap.
Bjørn feels much better.」

*:「アァァァ…よく寝き。
ビョルンいと心持良し。」


「nap(昼寝、うたた寝)」


Bjørn
「Noo, vhere is Rodolfo?
No ven hides frem mee.」

Bjørn
「Now, where is Rodolfo?
No one hides from me.」

ビョルン
「さて、ロドルフォは今何処に有りや?
我よりは誰も逃げ隠れあたはず。」

Bjørn
「Oo, vell... I seppoose I could uoose yoo es an appeteeser.」

Bjørn
「Oh, well... I suppose I could use you are an appetiser.」

ビョルン
「嗚呼、さもあり…我御通しとして汝食みてやらむとす。」


「appetiser」=「food or drink to stimulate the appetite (usually served before a meal or as the first course)
(食欲をそそる食べ物または飲み物(通常は食前、またはコース料理の最初に出される))」=「お通し」



そしてこの巨大なモンスターは、セリフ通りにヒーローたちに襲い掛かってくるわけですが…



ところでなんスか!このセリフ!
解かりづらいので、原文、英文、日本文の順で記載しています^^;

日本語訳に対しても言いたいことはあるでしょうが、まずは無視して以下の解説を読んでください(笑)
それと、今回は「このモンスター自体の解説」はしません(笑)次回にまわします(笑)


原文は一見すると何語だか訳が分かりませんが、よくよく見るとちゃんと英語の文章になっています。
しかし、通常使用すべきアルファベットを正しく使用していないため、まるで違う言語のようになっていますね。

原文の「thet」だけは「that」なのか自信がないのですが、文脈からして多分間違いないと思います。
それ以外はある程度なんとなく法則性が見て取れますね。

「w」を「v」にしていたり(「vhere」→「where」)、
「o」や「a」が「e」だったり(「frem」→「from」、「nep」→「nap」)…
その応用編が「ven」→「wan」→「one」です(笑)

セリフの一部には古期英語が使われています。
「noo」は「now」、「yoo es」の「es」は「be動詞」の古期英語です。

さらに、彼の名前そのものに「ø」という見慣れない特殊なアルファベットがありますね。


Ø、øは、Oにストロークが付いた文字。
デンマーク語、ノルウェー語、フェロー語で使用されるラテン文字である。
英語では、「slashed o(スラッシュ付きO)」や 「o with stroke(ストローク付きO)」と呼ばれる。
元々はoとeとを重ねて書いた合字であり、eの横棒がøの斜線に相当する。
øは一つの独立した文字であるが、正式に表記できない環境では、一般にoeと綴られる。
使用する諸言語では、ドイツ語などにおけるöと等価である(öも、元来はoとeの合字である)。
フェロー語の手書きでは今もöがときどき使用される(元来、両方が使われ、別の役割があった)。
発音は主に円唇前舌半狭母音([ø])か、円唇前舌半広母音(œ)。
ただし、サーミ語南方言では、[oe]と二重母音で発音される。
~Wikipediaより~



ここから先の解説は、解説というより私の想像です。
本当に正しいかどうかはわかりません(笑)


以下は全て想像ですが、おそらくこのモンスターのセリフは欧米における「古典文字」の、
「ラテン語」に似せた書き方をしているのだと思われます(セリフ自体は確実に現代英文です)。

アメリカはもちろん、多くのヨーロッパの国々でも「古典」と言えば「ラテン語」です。
日本の学校教育における「古文」や「漢文」と全く同じような感覚で、
欧米の学生は「ラテン語およびラテン語で書かれた古典文学」を学びます(これは想像ではなく事実です)。


ゲームに話を戻すと、このモンスターは「ラテン語っぽい言葉を話している」ように見えるのですが、
基本的には英文の構文をとっていますから英語が読めれば理解できるようになっています。

これは「遥か昔の時代より目覚めた、古代の言葉を操る古代のモンスター」という演出だと思われますので、
その英文のニュアンスを表すために、日本語訳も「古文調」にした、というわけです。
…あくまで「古文調」です(笑)
「古文の文法」として正しいかどうかは自信ありません^^;

でも、英文セリフもあくまで「ラテン語っぽいだけでラテン語ではない」ので、
私の日本語訳も「古典文っぽいけど古典文ではない」で良いのです(笑)



はい。以上で想像終わりです(笑)
私は「ラテン語」についてはほとんど知りませんし、ちょっと調べてはみたもののあっさり挫折しました^^;
だから、このモンスターのセリフが「ラテン語っぽい」のかどうかも、実際は定かではありません。
ただし、「古期英語」は間違いなく使われていますので、
「古代の言語っぽい」という演出になっていることも多分間違いないはずです。




さて、長くなってしまいましたので、今回はこの辺で。

次回はこの「巨大なモンスター」とバトル開始です!
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