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DRAGON QUEST V 北米版プレイ日記(161)

前回テンプルの支配者「King Korol(キング・コロル)」を撃破したヒーローたち。
その続きから再開します。


ドラクエ5 北米版 テンプル85

Korol
「Thisss I am not expecting...
Perhaps it is what is dubbed destiny.」

コロル
「こののの事態は想定していませんでした…
(しかし)或いは、これが運命と称されるものなのでしょうか。」


「dub(人にあだ名をつける、~と称する)」


Korol
「It isss just as our god, Grandmaster Nimzo, is predicting!」

コロル
「(とは言え)この事態も、我らが神、グランドマスター・ニムゾ様が予言していた通りなのですすす!」


「predict(予測する、見通す、占う)」


ドラクエ5 北米版 テンプル86

Korol
「Your mother isss in underworld of Nadiria with Grandmaster Nimzo, Hero.」

コロル
「あなたの母親は地下世界ナディリアに、グランドマスター・ニムゾ様と共に居ますすす、ヒーロー。」

Korol
「If you are wishing to aid her, you must to Nadiria!」

コロル
「母を救い出したいと願うのなら、あなたはナディリアに行かなければなりません!」


「aid(救済する、支援する)」


Korol
「But there you and your kin will be ― Snap! ― destroyed!」

コロル
「しかしその前に、あなたとあなたの血族は―バクン!―破壊されることでしょうがね!」

Korol
「I will nonetheless open for you the pathway to underworld.」

コロル
「(例え)あなた方のために地下世界への経路を開くことになるとしても(やむをえません)。」


「nonetheless(とはいえ、やはり)」


ドラクエ5 北米版 テンプル87

Korol
「Grandmaster Nimzo!
Grant to me my final strength!」

コロル
「グランドマスター・ニムゾ様!
我に最後の力を与えたまえ!」



上記セリフに補足しますが、
コロルは、「ヒーローたちを倒す力を地下世界に居るニムゾから得るために、
閉じられている地下世界への経路を開いた」と言っています。
コロルの思惑が失敗すれば、ヒーローたちは地下世界へ行くことが出来るようになってしまいますが、
「そうさせないための手段を得るため(ヒーローたちをここで抹殺するため)、
リスクを冒してでもこれを実行する」と言っているのです。

ただし、「経路が開かれた」と言っても、
イコール「すぐにこの場から地下世界に行けるようになった」と言うわけではありません。

この詳細については後々記載します。




ドラクエ5 北米版 テンプル88

ドラクエ5 北米版 テンプル89

「Nothing happens!」

「何も起こらなかった!」


ドラクエ5 北米版 テンプル90

Korol
「I am not understanding...
This isss incorrect...」

コロル
「なぜだ、理解できない…
これは何かの間違いですすす…」




最後の力を得ようとしたコロルでしたが、彼の予想に反してその願いは叶わなかったようです。

そして、彼の背後に黒い雷が落ち、何者かが現れます。


ドラクエ5 北米版 テンプル91

Ladja
「Ooooh! Ha ha ha!
Think you could be ‘great ruler’ forever, did you!?」

ラジャ
「おやおやおや!ハハハ!
まさか永久に‘偉大なる支配者’でいられる、とでも思っていたのですか、あなたは!?」


ドラクエ5 北米版 テンプル92

Korol
「Yoy! Ladja! For what you do speak to me in such manner!?」

コロル
「ヨイ!ラジャ!この私に対してなんですかその口の利き方は!?」

Ladja
「Ha ha! You still do not comprehend, comrade.」

ラジャ
「ハハ!まだ理解していないのですか、同志よ。」


「comprehend(理解する)」
「comrade(僚友、同志)」=共産圏での呼びかけにも用いられる。スペイン語「同室の仲間」が語源。


Ladja
「You are only ruler for showing, Korol.
For to collect together the foolish humans.」

ラジャ
「あなたは単なる見せかけの支配者だったに過ぎないのですよ、コロル。
愚かな人間どもを掻き集めるためだけのね。」


ドラクエ5 北米版 テンプル93

Ladja
「Now your job is finish.」

ラジャ
「あなたの役目はここまでです。」

Korol
「Th-Thisss cannot be!
G-Grandmaster Nimzo, I implore...!」

コロル
「こ、こんななな、有り得ない!
グ、グランドマスター・ニムゾ様、お助けを…!」


「implore(懇願する)」


ドラクエ5 北米版 テンプル94

ラジャが魔法でコロルを殺害します。


ドラクエ5 北米版 テンプル95

Ladja
「Huh. The useless are useless to the end, no?」

ラジャ
「ハ。無能はどこまでいっても無能、そうではありませんか?」

Ladja
「Hero and friends. Now you should do as you are pleasing.」

ラジャ
「ヒーローとそのお友達の皆さん。どうぞ、あなたたちの好きなようにおやりなさい。」


ドラクエ5 北米版 テンプル96

Ladja
「Then you will taste even more strongly the pain in future!」

ラジャ
「ただし、これからは今以上に強烈な痛みを味わうことになるでしょうけどね!」


ドラクエ5 北米版 テンプル97

Ladja
「Ha ha ha ha hah!」

ラジャ
「ハハハハハッ!」



そしてラジャはどこかに消えてしまいます。

しかし……

ドラクエ5 北米版 テンプル98

ドラクエ5 北米版 テンプル99

ドラクエ5 北米版 テンプル100

「It's the Circle of Life!」

「これはサークル・オブ・ライフだ!」


ドラクエ5 北米版 テンプル101

「The Circle of Life has the faint warmth of Hero's mother!」

「サークル・オブ・ライフには、かすかにヒーローの母のぬくもりが残っている!」




何故か上空(天井?)から指輪が落ちてきます。
これはヒーローとビアンカの結婚指輪でもある
「the Circle of Fire(サークル・オブ・ファイア)」と「the Circle of Water(サークル・オブ・ウォーター)」に次ぐ
「第三の指輪」です。
これの詳細は後々記載します。

この指輪は、おそらくヒーローの母「Mada(マダ)」の持ち物なのでしょう。
彼女のぬくもりが残っていることがその証左だと思います。

ただ、「何故これがここにあるのか」は現段階ではわかりません。
いずれにせよ、これはもう少し先で重要なアイテムとなります。



これでビアンカの石化の呪いが解けたかもしれません。
来た道を引き返し、テンプルの祭壇まで戻りたいと思いますが、それは次回にします。


ここでは、「Korol」たちモンスターの組織だった、
教団「Order of Zugzwang(オーダー・オブ・ズグスワング)」についての説明をしたいと思います。

「Order of Zugzwang」という名称は、ヒーローとハリーが奴隷として連れてこられた時から登場していました。
日本版での名称は「光の教団」。


まずは日本語版の方から解説します。


「光の教団」は、本作における主な敵組織。
表向きは光の国の存在と教祖への信仰を教義とし、
各地での布教活動によって近年信者を大きく増やしている宗教団体だが、
勧誘した信者を奴隷として強制労働させる、子供を誘拐するなど、その実態は邪悪な教団である。
(中略)
子供誘拐(特に身分のある者や金持ちの子を重点的に)の目的の一つには、
自分達の脅威である伝説の勇者(the legendary hero)の復活の妨害という面があった。
セントベレス山(Mt. Azimuth)の頂上に神殿を構える。
~Wikipediaより~


この設定は、用語などが違うだけで概ね北米版も共通です。

北米版でも、「攫われた子供」以外に「自ら進んで入信した人々」も大勢いて、
そのことを匂わす情報が世界各地に点在していました。

教団自体を「世界を救う救世主」と捉えていた者もいれば、
「怪しい宗教団体」と認識していた人もいて、評価は真っ二つに分かれていたようです。
実際に「信者」や「奴隷」の中にも「肯定派」と「否定派」が混在していました。

日本版では「光の教団」という名称なので、名称だけを聞けば第一印象は良いかもしれませんね。



続いて北米版です。
北米版の名称は「Order of Zugzwang(オーダー・オブ・ズグスワング)」。
「order」は「指令、命令」、「zugzwang(ズグスワング、ツークツワンク)」は「チェス用語」です。
北米版では、何から何まで「チェス」ですね。


「ツークツワンク(zugzwang)」とは主にチェスにおいて、
相手から直接の狙いはないにもかかわらず、自ら状況が悪化する手を指さざるを得ない状況を言う。
言い換えると「できればパスしたい(しかしパスがルールで禁じられている)局面」である。
「強制被動」と訳されることもあるがあまり使われていない。
本来チェス用語であるが、後にゲーム理論の用語ともなった。
ゲーム理論の用語としては、「手番であることでゲーム結果が悪化する」場合のみを指す。
チェスではさらに「手番であることで負けが早くなる」場合も含むことが多い。
ほかに実際の戦争や経済闘争において
「動きたくないが動かざるを得ない状況」を指して比喩的に使われることもある。
ドイツ語で「動きの強制」「差し迫った状況」を意味する。
~Wikipediaより~



…この説明を読んでも、「Order of Zugzwang」という名称が意味するところが、正直よくわかりません。
なんとなくの「雰囲気」は、察することが出来るような、出来ないような……^^:

直訳すれば「ツークツワンク(悪手の強制)の指令」というような感じでしょうか。
このツークツワンクが「どちらに宛てて」いるのかがよくわかりません。

モンスター側に向けて「悪手を強制」させているとすると、
「伝説の英雄の芽を事前に摘み、かつ愚かな人間たちを支配する」ことが
モンスターたちにとって「悪手」ということになるのでしょうか?
…正直これは疑問です。

一方人間側に「悪手を強制」させているとするなら、
「表向きには‘人間と世界を救う’というお題目を掲げている教団の名前として
これは果たして適正なのか?」という疑問が出てきてしまいます。
いくらお題目が立派でも、名前が怪しすぎやしませんか?
騙そうとしているのに、その実態を名称で匂わせているのだとしたら
親切すぎじゃね?
入信させる気、あるの?^^:


ま、結局のところ、
私にはよくわかりませんでした^^;
誰がこんなややこしい名前を付けたんだよ!



ただ、北米版では再三出てきている「チェス」にからめたオリジナル設定が面白いですね。
教団名もそうだし、幹部連中も
「King Korol」
「Queen Ferz」
「Bishop Ladja」
「Kon the Knight」
「Slon the Rook」
と、全て「チェスの駒」に対応しています。
雑魚よりちょっと強いモンスターには「Pawn」が付いていました。

また、ファーズやコロルはセリフの中で「チェス用語」も使っていましたね。

そしておそらく、これらチェスの駒たちを操っている「チェスのプレイヤー」が
彼らモンスターたちにとっての「神」であるらしい存在
「Grandmaster Nimzo(グランドマスター・ニムゾ)」である、ということなのでしょう。


結局最重要の駒であるはずの「King Korol」は「Bishop Ladja」に殺されてしまいました。
本来なら「King」は「Bishop」よりも格上のはずですが、
ラジャだけは「対応しているチェスの駒」の地位に、ただ甘んじていたわけではなかったようです。
「キングになろうと思えばなれたが、敢えてならなかったのだ」ということなのでしょうか。
リメイク版での数々の演出を見る限り、この教団内ではラジャこそが「真の実力No.1」だったのは間違いないでしょう。

以前も書きましたが、SFC版では「ゲマ」は「イブール」よりも先に死んでしまいますので、
当然これらの演出はありませんでした。


少し蛇足ですが、「Order of Zugzwang」の幹部だったモンスターたちの英文セリフは言葉遣いが非常に綺麗でした。
ラジャをはじめファーズもコロルも「文語調」の話し方なので、
「口語」であるはずのセリフとしてはとても丁寧な印象を受けます。
日本版での「ゲマ」も言葉遣いは馬鹿丁寧だったので、「Ladja」が馬鹿丁寧な口調なのはともかく
「Ferz(ラマダ)」や「Korol(イブール)」の口調も馬鹿丁寧なのはちょっと違和感があったかもしれませんね^^;

ま、日本語版と英語版は別物というのが私のスタンスなので、
これはこれで全然OKですけどね(笑)




さて、それでは次回、テンプルの祭壇に戻ります。

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