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DRAGON QUEST IV 北米版プレイ日記(5)

ドラクエ4 北米版 第1章 オープニング1

「Chapter 1:
Ragnar McRyan and the Case of the Missing Children」

「第1章:
ラグナー・マクライアンと子供行方不明事件」



今回より、本格的にゲームの本編が始まります。
当然上記の通り「第1章」からスタートです。

それでは色々突っ込みたいと思います(笑)


日本版での第1章の表題は「王宮の戦士たち」でした。
北米版とは全然違います(笑)

北米版では思いっきりネタバレしています(笑)
この章の内容をかなり「ダイレクトに」書いていますね(笑)

さながら某「イギリスの魔法使い少年物語」のサブタイトルみたいです(笑)


「Ragnar McRyan(ラグナー・マクライアン)」は人名で、
画面にデカデカと表示されている「ピンクの甲冑をまとったヒゲ面の戦士」の名前です。
彼は「この章の主人公」でもあります。



ドラクエ4 北米版 キャラクター ラグナー

Ragnar McRyan, Royal Knight
A knight in service of the king of Burland.
He is stout of heart and body, having performed many mighty feats in battle.

ラグナー・マクライアン、ロイヤル・ナイト
バーランドの国王に仕える騎士。
屈強な心と肉体の持ち主で、多彩で力強い腕力による戦闘を得意とする。


「stout(丈夫な、頑丈な)」
「feat(妙技、芸当)」



上記は取扱説明書の人物紹介です。

日本版での彼の名前は「ライアン」。
これが「ファーストネーム」か「ファミリーネーム」かは分かりません。
そのまま英語にすると「Ryan」であり、
これだと、英語圏でもかなりポピュラーな「苗字」ということになります。

NES版では「Ragnar(ラグナー)」とだけしかゲーム中には出てきませんでした。
「Ragnar」は「男性のファーストネーム」です。
「old norse(古の北欧)」、特に「Norwegian(ノルウェー)」の言葉に由来し、
「strong army(強い陸軍軍人)」あるいは「judgement warrior(思慮深い戦士)」という意味があるそうです。



北米DS版では「Ragnar McRyan(ラグナー・マクライアン)」となっています。
名前はNES版と全く同じで、苗字には日本版の「ライアン」の名残が見て取れますね。

何故NES版含め北米版では、日本版と同名の「Ryan」としなかったのでしょうか?


これはおそらく、上でも書いたように「Ryan」は英語圏では結構ありきたりの苗字ですので、
「DRAGON QUEST」のような「中世風」の世界観のゲームに登場する人物の名前としては
「当たり前の名前すぎてインパクトがない。面白みに欠ける。」と判断されたのではないでしょうか。

ただ、北米DS版では、「名前はNES版」「苗字は日本版(と同じような感じ)」にすることで、
NES版「DRAGON WARRIOR IV」と日本版「ドラゴンクエストIV」を上手く足したような名前になっていると思います。

ただし上述のような理由から「Ragnar Ryan(ラグナー・ライアン)」にするのではなく
ちょっとひねって「Ragnar McRyan(ラグナー・マクライアン)」に落ち着いたように思えます。
後者の方が語呂も良いように思いますし。


取説の記載には、ラグナーは「a knight of Burland(バーランドの騎士)」であると書かれています。

日本版では章の表題通り「戦士」でしたが、北米版では「knight(騎士)」なんですね。
日本版プレイ経験者だと、「騎士」という字面に多少違和感を覚えてしまうかもしれません^^;


彼が仕えている国の名前は、日本版では「バトランド」でした。
北米版では、NES版もDS版も「Burland(バーランド)」になっています。

日本版の名前の由来はおそらく「Battland」、「Battle(戦い)」+「Land(国)」という造語だと思いますが、
英単語としては一見してちょっと読みにくいので、
英語圏の人にも読みやすく、かつ日本版と発音の近い「Burland(バーランド)」に変更したのでしょう。
もしかしたら本当は別の、何か深い理由があるのかもしれませんが、真相は解かりません^^;



それではゲームに戻ります。


ドラクエ4 北米版 第1章 オープニング2

「This is a tale of palace guards in a small kingdom called Burland.」

「これは、バーランドと呼ばれる小さな王国の衛兵の物語である。」


「palace guard」=直訳「宮殿を守る兵士」


ドラクエ4 北米版 第1章 オープニング3

「Among their number is a brave soldier by the name of Ragnar McRyan.」

「その中に、ラグナー・マクライアンという名前の勇敢な兵士がいた。」


「among(の中の、の間の)」


ドラクエ4 北米版 第1章 オープニング4

「One morning, King Burnard summons all of the guards to the main hall of the castle.」

「ある朝、バーナード国王は、城のメイン・ホールに全ての衛兵たちを集結させた。」



ここで「Burland」の国王の名前が出てきますね。
日本版では「バトランド王」と呼ばれていただけで、名前は出てきていなかったと思います。

NES版でも「バーナード王」だったかは覚えていませんが、
北米DS版で名前がある理由としては、おそらく「Burland」の「国名の由来」に関係していると思います。

すなわち「Burnard's Land(バーナーズ・ランド)」、略して「Burland(バーランド)」になった、
という設定があるのではないでしょうか。
とすれば、多分この「Burnard」という名前は「国王が代々襲名する名前」
あるいはそのものずばりの「苗字(family name)」なのだと思います。

はい、根拠はありません(笑)私の妄想です(笑)




ドラクエ4 北米版 第1章 オープニング5
ドラクエ4 北米版 第1章 オープニング6


ドラクエ4 北米版 第1章 オープニング7

*:「His Majesty is aboot tae make an announcement tae youse all.
Simmer doon an' listen noo.」



…何語だよこれ?
所々普通の英単語ではない単語が混じっていますね。


これは「Scottish English(スコティッシュ・イングリッシュ)」、すなわち「スコットランド訛り」です。


「スコットランド(Scotland)」は、北西ヨーロッパに位置するグレートブリテン及び北アイルランド連合王国、
すなわち「イギリス」を構成する4つの国(カントリー)のひとつである。
1707年の連合法(Acts of Union)によってグレートブリテン王国が成立するまでは
独立した王国(スコットランド王国)であった。
スコットランドの名称は、この地を統一したスコット人(Scots)に由来する。
スコットランド・ゲール語では「アルパ(Alba)」と呼ぶ。ラテン語では「カレドニア」と呼ばれる。
スコットランドはグレートブリテン島の北部3分の1を占め、南部でイングランド国境に接する。
東方に北海、北西方向は大西洋、南西方向はノース海峡およびアイリッシュ海に接する。
本島と別に790以上の島から構成される。
~Wikipediaより~


日本で「スコットランド」というと、「イギリスの一地方」という認識がなされているかと思いますが、
実際はこの記述の通り「国」に近いです。

詳しくはここでは書ききれませんので、もっと知りたい方は各自で調べていただくとして(笑)
スコットランドでも「母国語は英語」なのですが、「スコットランド独特の訛り」があるので、
「アメリカ英語」と違うのはもちろんのこと、「イギリス英語(イングランド英語)」とも違うのです。


この辺も非常に複雑で厄介なのですが^^;
ともかくこの北米版の「DRAGON QUEST IV」では、
どうやら「Burland」は「Scottish English」を日常的に話す国、という設定があるようです。
この後出てくる、いわゆる「バーランド人」たちは、全員「スコティッシュ・イングリッシュ」を話しています。


日本語訳するにあたって「スコティッシュ・イングリッシュをどう表現するか?」という問題が出てきますが、
調べたところ「スコットランド訛りの印象」というのは、どうやら「田舎の方言」に近い感じのようです。

もちろんこれは「絶対にそうだ」と言い切れるものでもないと思いますし、
はっきり言って「スコットランド人に失礼」ということになるのかもしれませんが^^;
一応この日記では、そういうものだとして翻訳をします(笑)


そして、これまた失礼極まりないと思われますが^^;
このニュアンスを表現するために、日本語訳は東北弁調にしたいと思います^^;

あくまで「東北弁っぽい」だけにしますので、間違っている記述の仕方も出てくるかと思いますが、
暖かくご容赦してください(笑)
それと、あまりに「東北弁」を強くし過ぎて訳が分からなくなっては元も子もありませんので、
その辺は適度に調整しているつもりです^^;

なお、はっきりと言っておきますが
東北弁というものはありません!(笑)

「東北弁」とはあくまでも「東北で使われている方言の総称」でしかありません。
県や地域によって「全然違う、たくさんの方言」があるので、
本来で言えば「東北弁」という言葉は成り立ちえないのですが、
おそらく全国的には「東北弁」と言った方が「この日記で私がやりたいこと」が
より伝わり易いと思われますので、敢えて使っていますし、以降も使います(笑)




さて、それではゲームに戻ります^^;


ドラクエ4 北米版 第1章 オープニング7

*:「His Majesty is aboot tae make an announcement tae youse all.
Simmer doon an' listen noo.」

*:「陛下がオメたち全員さ、お触れを出すそうだ。
静まってよく聞けよ。」


「aboot」=「about」
「tae」=「to」
「youse」=「you」ただし、「複数形」のニュアンスが強い。本来の「you」には複数形、単数形の区別は無い。
「simmer(沸騰寸前の温度で煮える、爆発しそう)」
「doon」=「down」
「simmer down(煮詰まる、静まる)」
「noo」=「now」


ドラクエ4 北米版 第1章 オープニング8

King Burnard
「At ease, men.」

バーナード王
「皆の者、楽にしてけろ。」


ドラクエ4 北米版 第1章 オープニング10

King Burnard
「I'm sure youse all will hae heard rumours aboot the wee kiddies gaein' of late.」

バーナード王
「最近、ちっこい童っこたちが行方不明さなってるって噂は、オメらも聞いてると思う。」


「hae」=「have」
「wee」=「tiny(ちっぽけな)」スコットランド訛り。
「kiddie(子供)」口語表現。
「gae」=「go」
「of late(最近)」


ドラクエ4 北米版 第1章 オープニング11

King Burnard
「Och, just this morn,
I've had mothers from Strathbaile here cryin' aboot their bairns.」

バーナード王
「んだ、今朝もそんだ、
自分らの童っこのことで泣きついてきたおっかぁらが、ストラスベイルから来てたんだ。」


「och」=「おっと」間投詞。スコットランド訛り。
「bairn」=「baby」


ドラクエ4 北米版 第1章 オープニング12

King Burnard
「Hoo can kiddies be disappearin' like this?
Is some rogue snatchin' oor poor mites away?」

バーナード王
「誰がこいなぐ童っこたち隠してんだ?
可哀想にもオラたちの国の童ら、どっかのゴロツキどもが攫ってんだべか?」


「hoo」=「who」
「rogue(悪党、ごろつき)」
「oor」=「our」
「mite(小さな子供)」


ドラクエ4 北米版 第1章 オープニング13

King Burnard
「As king o' this bonnie land,
I cannae verra well stand by an' let this continue.」

バーナード王
「オラはこの素晴らす国の王とすて、
こいなぐ続けさすのを、ただ黙って見てることなんて出来るわけね。」


「o'」=「of」
「bonnie」=「すばらしい、すぐれた(lovely)」スコットランド訛り。
「nae」=「not」
「verra」=「very」


ドラクエ4 北米版 第1章 オープニング14

King Burnard
「Find oot whit's gaein' on an' report back tae me, men.
Away wi' youse!」

バーナード王
「今何が起こってんのか、調べてオラさ報告すてけれ、皆の者。
よす、行け!」


「oot」=「out」
「whit」=「what」
「wi'」=「with」
「Away with you!(立ち去れ!)」



というわけで、バーランド王のお触れは終わります。



何でもいいけど違和感全開だな!おい!

「ほんとに”スコットランド訛り”を表すのにこんな日本語訳でいいのか?」という疑問は残りますが^^;
とにかく自分を信じて(笑)
当日記はこのまま突っ走ります!(笑)


それにしても、
日本版の「バトランド」って、
全然こんなイメージの国じゃなかったのにな^^;



一応この日記では「日本版と北米版の違い」を出来るだけ前面に押し出すことをコンセプトにしようと思っています。
出来るだけ北米版から受けた印象、ニュアンスに忠実に日本語訳していくつもりで書いているのです。

当然日本版と「全然違う印象」を受けることも多々あるでしょう。
ですが、それこそがこの日記の「目的」なので、
「全然違くなる」のは、むしろ私は大歓迎です(笑)

…色んな意味で翻訳する作業が非常に大変ではありますが^^;




さて、バーナード王のお触れが終わると、王宮の衛士たちは解散します。
しかし、ラグナーのもとには一人の女性が駆け寄ってきます。


ドラクエ4 北米版 第1章 オープニング15

*:「Good sir! I'm beggin' ye!
Please bring ma bairn back safe an' soond!」

*:「偉い騎士様!お頼み申します!
オラの童さ無事に、すぐに連れ戻してけろ!」


「beg(頼む、懇願する)」
「ye」=「you」
「ma」=「my」
「soond」=「soon」


ドラクエ4 北米版 第1章 オープニング16

*:「I'm sure ma wee one's still alive,
but if ye dinnae hurry, it may be too late.」

*:「オラのちっさな童っこは、間違いねくまだ生きてます、
だども急いでくんねば、手遅れさなってしまうだよ。」


「din」=「did」



…はい、やっぱりこの女性もがっつり訛ってますね(笑)

まあそれはともかく、彼女は「自分の子供がいなくなってしまった」母親の内の一人のようですね。

彼女や王様が言っていたように、現在バーランドでは「子供がいなくなる」という事件が発生しているようです。
バーランド王国の忠実な騎士であるラグナーも、他の衛兵たちと同じように事件を解決するために旅立ちます。



というわけで次回、王国を旅立つ前に、もう少し「情報収集」をしてみることにしましょう。



なお、追記で少し補足説明を書きます。
何故この「Burland」が「Scottish English」の国になったのか、という考察です。

多分、「スコットランドをモデルにしたから」というわけでは「ない」と思います。

少しネタバレになりますが、この「Burland」は「ゲーム内の世界地図」でいうと
「北の地」と言えるほど北にあります。

そしてバーランドの戦士「Ragnar」は、上でも紹介した通り
「鎧を身にまとった、屈強なヒゲ面の戦士」なのです。

少し話は変わって、アメリカのメジャープロスポーツのひとつである
「NFL(アメリカンフットボール)」に「ミネソタ・バイキングス」というチームがあります。
名前の通りチームのアイコンは「北欧の海賊バイキング」がモチーフです。
「兜をかぶった屈強なヒゲ面の男性」がチームのロゴであり、
マスコットキャラクターも「バイキング」なのですが、そのマスコットの名前が「Ragnar(ラグナー)」なのです。

そして「Ragnar」という名前自体も、前述した通り「北欧由来」の名前です。


何が言いたいかというと、おそらくNES版を作るにあたって、
第1章の主人公「ライアン」の北米版での名前を考える時に、「バイキングを彷彿とさせる風貌」から
「ミネソタ・バイキングス」のマスコット「Ragnar」の名前を失敬したのではないでしょうか。

その後DS版をローカライズする際も、NES版のイメージを踏襲し、
更に「Burland」が「世界の北に位置している」ことから「北の国(北欧)」をイメージしたのだと思われます。

ただ、このゲームはあくまでも「北米版」ですから、「北欧の言葉」を使うわけにはいきません。
そこで、「UK(イギリス)の北に位置しているスコットランドの訛り」を使うことで、
この「北国」のイメージを「言葉で」表現したのだと思います。

ま、これもただの私の推測でしかありませんので、正しいかどうかは解かりませんが(笑)



それでは次回に続きます。
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