DRAGON QUEST IV 北米版プレイ日記(79)

それでは今回砂漠を渡って先に進んで行きたいと思います。


ドラクエ4 北米版 バスの町1


しばらく歩いていると砂漠が途切れます。
そして、その先を更に歩いていると…


ドラクエ4 北米版 バスの町2


すぐに町があるのが見えてきます。


ドラクエ4 北米版 バスの町3
ドラクエ4 北米版 バスの町4

ドラクエ4 北米版 バスの町5

*:「Welcome to Bath, town o' baths!
The perfect place for trav'llers to rest their achy bones after a long time on the road.」

*:「ようごそ、風呂の町バスへ!
長旅の後のこええ体を骨休めするには、こごは最高の場所だっぺよ。」


「achy(疼痛のある、痛い)」



この町は「Bath(バス)」という名前みたいですね…

いや風呂て!^^;

セリフにもありますが、「bath」は「お風呂」という意味であり、この町は「お風呂の町」であるみたいなのですが、
それにしたってそのまんま過ぎる名前ですね^^;
「風呂の町風呂へようこそ!」と言われているも同然です(笑)
…一応「町の名前」は「固有名詞」になっていることは分かりますが……^^:

ちなみに、日本版では「アネイル」という名前でした。


そして、この町の人々が話す言葉には「訛り」があります。
一見してそうとは思えないかもしれませんが、
上記のセリフで言えば「trav'ller(traveller)」がそうですし、
その他にも「フランス訛り」のように「単語の先頭のHを発音しない」という傾向にあります。


結論から言うと、この訛りは「Welsh English(ウェルシュ・イングリッシュ)」すなわち「ウェールズ訛り」というやつです。


「ウェールズ(英語: Wales、ウェールズ語:Cymru)」は、
「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国(イギリス)」を構成する
4つの「国(イギリスのカントリー)」のひとつである。
ウェールズはグレートブリテン島の南西に位置し、
南にブリストル海峡、東にイングランド、西と北にはアイリッシュ海が存在する。
かつて、石炭を代表とする豊富な地下資源を産出し、イギリスの産業革命を支えた歴史をもつ。
~Wikipediaより~


上記の通り、第1章の「スコットランド」や第3章の「アイルランド」同様、元々は「イングランドとは別の国」であり、
言語も「ウェールズ語」という独自の言語があった「独立国家」でした。
現在ではスコットランドやアイルランドと共に「イギリスを構成する地方(国)」の一つとなってはいますが、
それでも「ウェールズ人」としてのアイデンティティーを失うことなく、
英語とウェールズ語を「併用」しており、「ウェールズ人」であることの誇りは失っていないようです。

ですので当然、ウェールズ人たちが話す英語には「ウェールズ語の影響」が非常に顕著であり、
彼らの話す英語には「ウェールズ語に根差した訛り」が見られるのです。
これもまたスコットランドやアイルランドと同様ですね。


…さて、ということは当日記でも
日本語訳には「何か方言を充てる」ことになるわけですが(笑)
結論から言うと「ウェールズ訛り」は「茨城弁」にします!(笑)


「茨城弁(いばらきべん)」とは、茨城県内および福島県東南部で話されている日本語の方言の総称。
東関東方言に分類される。
茨城県は常陸国と下総国北部で構成されており、古くより統一的な方言として扱われていたわけではなく、
現在の茨城県が構成されて以降の分類である。
~Wikipediaより~


上記の通り茨城弁は、現在の「茨城県のみ」で話されているわけではなく、
「東北の福島県東南部」でも話されている方言であり、
分類上も「東関東方言」とする説と「東北方言」である説があるなど、その「境界」は非常に曖昧です。

確かに茨城県は位置的にも「東北と関東の中間」と言えるでしょうし、
言葉的にも「関東方言にも東北弁にも共通点がある」と言えるでしょう。


そして「ウェールズ」も、位置的には非常に「イングランド」に近く、
「ウェールズ訛り由来のスラング」が「イングランドでも話される」ことなどからも、
「関東と東北の中間」である「茨城」と「イングランドとそれ以外のカントリーの中間」と言えなくもない「ウェールズ」には、
その地方の「言語」である「ウェールズ訛り」と「茨城弁」を含めて共通点が数多く見受けられます。


というわけで、「Scottish」=「東北弁」、「Irish」=「北海道弁」の流れを汲み、
「Welsh」=「茨城弁」として日本語訳していきたいと思います(笑)
ただしここでも、あくまで茨城弁っぽいだけにしますので、
表現の間違いなどはご容赦ください(笑)




さて、それではそろそろゲームに戻りますが、
バスの町の「宿屋の前」には、ひとりの男性が居ます。


ドラクエ4 北米版 バスの町6

*:「Wotcha. New to the place, are ya?
Well 'ow's about I give ya all the grand tour then, eh?」

*:「なんだ。おめぇたぢ見ねぇ顔だげんど、最近この町さ来たんじゃねぇが?
そうけ、それなら俺が町を案内してやるが、どうでぇ?」


「wotcha」=「what you」の短縮形。スラング。
「grand tour(巡回旅行)」



…この方もご多分に漏れず訛り全開ですが^^;
何やら「町を一緒に巡回」して、色々と紹介してくれるらしい「親切な人」みたいですので、
ここはお言葉に甘えてみることにします(笑)



ドラクエ4 北米版 バスの町7

*:「Nice! Right then, step this way!」

*:「そうこなきゃな!よし、それじゃ、こっちだ!俺についできな!」


ドラクエ4 北米版 バスの町8


というわけで、男性の後について「自動で」町の中を巡ります。


ドラクエ4 北米版 バスの町9

*:「That's the weapon an' armour shops an' all that business.
Don't do much trade, but they ain't bad.」

*:「こごがこの町の武器屋と防具屋だ、いわゆる商店街ってぇやづだな。
それほど繁盛しでるってわげでもねぇが、まあ悪かねぇっぺ。」


「all that business」=ここでは「商店(ビジネスをしている所)はここが全てだ」の意。
「do much trade(繁盛する)」=直訳「多くの取引をする」



その紹介の仕方、逆に「営業妨害」じゃね?^^;



ドラクエ4 北米版 バスの町10

*:「An' 'ere we 'ave the item shop.
Ain't got much in the way o' souvenirs though, if that's the kind o' stuff ya like.」

*:「おら、道具屋に着いたっぺ。
だげどよ、おめぇら、もしこの町の土産でも探しでるってんなら、こごはおあづれぇ向きじゃねぇがもな。」



だから、それ(以下略)
もうちょっとちゃんと「ポジティブに」紹介してやれよ(笑)



ドラクエ4 北米版 バスの町11

*:「As ya can see, up 'ere's the graveyard.」

*:「見てわがんだろうが、この先は墓地だっぺ。」


ドラクエ4 北米版 バスの町12

*:「It's the burial ground o' the great warrior Bladud wot saved the town once.」

*:「こごにはな、昔この町を救ったブラダドってぇ名前のすげぇ戦士が埋葬されでんだ。」


「burial(土葬による埋葬)」


ドラクエ4 北米版 バスの町13

*:「An' this 'ere is the church, see...
This is where the town's greatest treasure's kept.」

*:「ほれ、こごが町の教会だっぺ…
こん中にはメチャメチャハンパネェ町の宝が保管されでんだ。」




……
……いや墓地の中には入らないのかよ!
「町を救った救世主」の「墓参り」は、
この「ツアー」には含まれていないようです(笑)


それにしても、教会には「町の宝」なる物があるようですね。
一体なんなのでしょうか?



ドラクエ4 北米版 バスの町14

*:「'Scuse me, 'Ilda― Er...I mean, Sister 'Ilda...
Mind if I show these punters the old you-know-wot?」

*:「おう、わりぃんだげどよ、イルダ―あー…いや、シスター・イルダさんよ…
このお客たぢに例のアレを見せでやりでぇんだが、かまわねぇけ?」


「you-know-what(例のあれ)」=ハッキリ言わずとも相手に伝わる場合、あるいは敢えてぼかして言う場合に用いる。


ドラクエ4 北米版 バスの町15

Sister 'Ilda
「Of course. The Goddess welcomes all folk.」

シスター・イルダ
「もぢろんです。女神様は、全ての人を等しぐ迎え入れでぐだせぇます。」



そして、教会の奥に通されます。
そこには…


ドラクエ4 北米版 バスの町16

*:「So this is it. The famous armour wot old Bladud used to wear.」

*:「おら、コイツがそうだっぺ。かの有名なブラダドが、昔戦いの時に着てだ鎧だっぺよ。」

*:「'Parrently it's got some amazin' powers or somefin' like that.」

*:「なんだが知んねぇが、コイツにはすんげぇ力だがが備わってるって話だっぺや。」


ドラクエ4 北米版 バスの町17

*:「An' this 'ere is the bath.
‘Barf's barf’ I like to call it. He he he!
Get yerselves in there an' yer aches 'n' pains'll soon be gone.」

*:「ほれ、こごがこの町自慢の共同浴場だっぺ。
‘ゲロはゲロ’って俺は呼んでんだげどな。イヒヒヒ!
この風呂につがれば、痛みも何もがも全部吹っ飛んじまうっぺ。」


「barf(吐しゃ物)」スラング。

上記セリフの「Barf is barf.」はどういう意味で言っているのかよく分かりません^^;
ですので「そのまま直訳」したわけなのですが、
彼が話す「ウェールズ訛り」の特徴として
「th」を「f」と発音する(「something」を「somefin'」と言う、など)場合がありますので、
もしかしたらこれも「barf」と「bath(baf)」をかけたダジャレなのかもしれません(笑)



ドラクエ4 北米版 バスの町18

*:「So, er... Where was you lot plannin' on stayin' tonight?」

*:「とごろでよ、あーと…おめぇら、今夜の宿はもう決めであんのけぇ?」


ドラクエ4 北米版 バスの町19

*:「Only, I can honestly recommend this place 'ere.
It's clean an' comfortable, an' the innkeeper's a top geezer an' all!」

*:「もし決めでねぇならよ、正直言ってごの宿屋がオススメだっぺや。
こごはよ、中はキレイだし快適だし、宿屋の主人は最高にイイオトコだしよ!
ま、一度覗いてみでぐんな!」


「top geezer(最高の男)」スラング。



…と言い残し、この男性はオススメの宿屋とやらの中に入って行ってしまいます(笑)

いや…その「最高にイイオトコ」な「宿屋の主人」て…
もしかして……^^;




ともかく、男性の「町中紹介巡回ツアー」は終わったようですね(笑)

一応きちんと「町の施設や名物」について紹介してくれていましたが、
如何せん言葉は「ウェールズ訛りバリバリ」だし、
「宿屋以外」の「商業施設」については「ネガティブ・キャンペーン」みたいな紹介だったし(笑)

ほんとに「町を観光させる」気持ちがあったのか!?^^;


しかし、「町を救った偉大なる戦士」と、
彼が使っていたという「不思議な力の備わった鎧」については少し興味を惹かれました。

ただ、「滞在時間」は非常に短かいものでしたので(笑)
「いったい何が凄いのか」など、詳しい事についてはよく分かりませんでしたね(笑)

やはり「ツアー」ではなく、「ちゃんと自分の足で」観光してみないと、
観光地の良さを十分堪能することは出来ないようです(笑)



それではまず、先程の男性おすすめの宿に入ってみることにします。


ドラクエ4 北米版 バスの町20


やっぱりお前かい!
やはり彼が「この宿屋のご主人」だったみたいですね^^;

自分で自分を「イイオトコ」とか言っちゃう男の人って…


…宿自体「非常に狭い」うえ、フロント隣の椅子が「ひっくり返っている」など、
「クリーンで快適」とは程遠いと思いますが^^;


ちなみにこの宿屋の宿泊料は、というと…


ドラクエ4 北米版 バスの町21

*:「Our rate is 40 gold coins per night.
Will you be staying?」

*:「当宿の一晩の宿泊料は40枚の金貨になります。
お泊りになられますか?」



…こちらの人数は4人ですので、「1人10G」みたいですね。

バーとカジノが施設内にある「エンドアの宿屋」だって
1人一晩「6G」だったぞ!?



ま、別に宿屋に泊る必要はありませんから、ここでは「No」と返答して宿を出ます(笑)



…しかし、この男性が最初に立っていたのは
「自分の宿屋とは”違う宿屋”の前」だったような……

どうやらこの町には「宿屋が二つ」あるようですね。
参考までに、もう一つの宿屋の宿泊料を聞いておきましょうか……


ドラクエ4 北米版 バスの町22

*:「Our rate is 16 gold coins per night.
Will you be staying?」

*:「当宿の一晩の宿泊料は16枚の金貨になります。
お泊りになられますか?」



こちらの宿屋は「1人あたり4G」の宿泊費で泊まれるみたいですね…
しかも、「1階はフロントとラウンジ」だけで、「2階が客室」になっていますし、
ラウンジには「バー」が併設されています。
宿屋というよりは、さながら「ホテル」といった様相です。

にも拘らず、先程の「小さくて薄汚い宿屋(笑)」の半額以下の宿泊料なんですね(笑)

立地的にも、こちらの「ホテル」のほうが「町の入口に近い」ため、
「長旅で疲れた旅人」にとっては「最初に目につく」宿泊施設であると言えるでしょう。
旅人とすれば、一番最初に目についた宿にとりあえずチェックインして旅の荷をおろし、
その後で町を観光するはずですから、商売としては「有利な立地条件」でしょうね。

維持費などの「施設にかかる費用」は、「オススメ宿屋」と「ホテル」では「雲泥の差」であるはずですが、
それでも宿泊費が半額以下なのは、「ホテル」のほうは「その宿泊代」でも「十分に利益が出せている」ということです。


好条件な立地に加え、施設も充実していて「まさに綺麗で快適」であるため、
この町を訪れる旅人が泊まる宿泊先は、ほとんどが「ホテル」のほうなのでしょう。
利用者が多いので、宿泊代が安くとも利益が出せる、いわば「薄利多売」なのですね。

利用者側からすれば「宿泊費が安い」というのも「宿選びのポイント」になるでしょうから、
「キレイ、快適、安い」宿屋に泊るのは当たり前です(笑)

一方「オススメ宿屋」のほうは、客が少ないため「利益を出すには宿泊代を上げるしかない」わけですが、
「立地的にも施設的にも悪条件」で、更に「宿代も高い」とあっては、
ますますお客さんは寄り付かないでしょう^^;
いわゆる「負のスパイラル」というやつですね^^;
こんなんでは「施設を充実させるための改装費」なども捻出できるわけがないでしょうし…


そこで「オススメ宿屋のご主人」が考え出したのが、
「無料で町を案内する”観光ツアー”のガイドをする」だったのでしょう。

観光ツアーそのものには「ガイド料」をとらず、
名所観光したのち「最後は自分の宿屋”だけ”をオススメしてツアーを〆る」ことにしたのでしょうね。
旅人からすれば
「ツアーの後、別の宿屋を探したり、吟味したりせず、おすすめされた宿にそのまま泊まる」
というようなこともあるのかもしれません。

しかも、「町を入ってすぐの宿屋の”前”」で旅人を捕まえる、というところがミソなわけですね(笑)
営業妨害臭いですけど^^;


…施設を充実させたり、立地条件改善のための移転をする金銭的余裕もなく、
だからと言って宿泊代を下げるわけにもいかない宿屋の主人が考えたこの「観光ツアーのガイド」という方策は
中々に面白い「営業努力」だと思いますね。
費用をかけずに出来る「自分の宿を売り込む方法」としては、結構良いと思います。


…ただ、長旅で疲れた旅人が「休憩もせず、荷を降ろすこともなく」いきなり観光ツアーを提案されて、
果たしてどれほどの人が「首を縦に振ってくれる」のかは分かりませんが(笑)

今回のヒーローのように「余裕がある旅人」ならば、
そもそも「初めから宿に泊まる気がない」ので、結局意味はありませんし(笑)
誰かを案内している最中に「主人のいない宿」に来た「宿泊希望者」を取り逃すという「リスク」もあるわけですし…^^;


主人がいつから「観光ツアー」を始めたのかは分かりませんが、
少なくとも現状ではまだ「効果は表れていない」ようですね(笑)


ま、いずれにせよヒーローたちは「どちらの宿にも」泊まりません(笑)
ただ、せっかく来たので「ホテル」に居る人たちには話しかけてみたいと思います。



ドラクエ4 北米版 バスの町23

*:「Must 'ave quite a thirst comin' into the pub at this time in the aft'noon, eh?」

*:「どうしでもパブを利用したいってんなら、こんな日中に来るのは間違いだっぺよ、そうでねぇか?」



なんだその言い草は!
お前「バーテン」だろ!?
「接客サービス業」という自覚は無いのか!^^;



…ま、それはともかく、2階の客室のほうにも行ってみましょう。


ドラクエ4 北米版 バスの町25

*:「I came here with my dad.
Thought I'd better show him I don't ignore him all the time!」

*:「この町には親父と一緒にやって来たんだ。
親孝行なところも見せておかないといけないんじゃないかと思ってね!」


「Thought I'd better show him I don't ignore him all the time.」
=直訳「いつも親父を無視しているわけじゃないと親父に見せておいた方が良いと考えた。」


いや「フリだけ」かよ!
いつも「心から親孝行」してやれよ!^^;

ま、「旅行に連れて行く」と決めて、実際に「それを行動に移した」のは偉いと思いますけど(笑)


ちなみにこの人は「旅人」であり、この地方の住人ではないので、
言葉も「ウェールズ訛り」ではありませんね。



ドラクエ4 北米版 バスの町26

*:「They say the bath waters here makes your skin clean and beautiful.」

*:「この町のお風呂に入ればお肌が綺麗になって、より美しくなれるみたいよ。」

*:「But...I really don't think I could get any cleaner, or more beautiful!
Oh dear, what's a poor girl to do?」

*:「でも…これ以上綺麗に美しく、なんてなれないと思うの、私。だってもう十分綺麗で美しいわけじゃない?
ああ、これ以上美しくなれないなんて、可哀想すぎるわ!私って!」



お前何言ってんだ?



ドラクエ4 北米版 バスの町27

*:「Have you seen the armour in the church already?
It's amazin'!」

*:「ねぇ、教会の鎧はもう見た?
とってもカッコいいっぺ!」


ドラクエ4 北米版 バスの町28

*:「Some people say there's a ghost in that there graveyard.
But I don't know if I believe it.」

*:「お墓にはお化けが出るって噂があるのよね。見たって人も何人か居るわ。
でも、そんなのちょっと信じられない話よねぇ。」


ドラクエ4 北米版 バスの町29

*:「Oh Bladud, brave knight of olde ♪
Clad in armour what gleamed like gold ♫
In battle, you was knocked out cold ♪」

*:「おおブラダド、古えの勇敢な騎士♪
金色に煌めく鎧でその身を包み♫
戦場ではいつも殴られ気絶した♪」


「clad」=「clothe」の過去形。古語。
「knock out cold(殴られ気絶する、意識を失う)」



いやどんな詩やねん!^^;



ドラクエ4 北米版 バスの町30

*:「...No, 'e's no good, neither.
I been trayin' to make up a song about Bladud,
but 'e's not goin' all that well.」

*:「…ダメだっぺやぁ、これじゃブラダドは全然ダメなヤツだったみでぇじゃねぇが。
いやなぁ、おらぁブラダドのこどを歌った詩を作っぺって思ってるんだげど、
何度やってみてもぢっとも良い感じにゃなんねぇんだよなぁ。」



…詩自体は「olde」「gold」「cold」と綺麗に韻を踏んでいて良い感じなんですけどね……^^;
多分韻を踏むことにこだわり過ぎているんじゃないですか?(笑)
もうちょっと「彼の偉業を褒め称える”内容”」のほうに
重きを置いてみたらいいんじゃないですかね?(笑)





ドラクエ4 北米版 バスの町31

*:「You'd like Sister 'Ilda to tell you about the town 'ero, Bladud, would you?
Yes, 'e was a very great warrior.」

*:「このシスター・イルダに、この町の英雄ブラダドについで聞きでぇ、とおっしゃられるのですが?
いかっぺ、彼はよぐよぐ優れだ偉大なる戦士でした。」


ドラクエ4 北米版 バスの町32

Sister 'Ilda
「Many years ago, when the town was attacked by monsters,
it was Bladud that saw 'em off.」

シスター・イルダ
「遥か昔、この町はモンスターに襲われだごどがあったんです、
そごにちょうどブラダドが通りがかりました。」


ドラクエ4 北米版 バスの町33

Sister 'Ilda
「'E stood tall 'til the end, 'e did.
It was only the very last monster what finished 'im off,
but Bladud made sure 'e took the monster with 'im!」

シスター・イルダ
「彼は気丈にも敵さ抗い、立ち向がい続けました、戦いが終息するその時まで。
そしで、まさに最後のモンスターを討ち取ろうどしたその刹那、
彼はモンスターの一撃を受け、相打ちどなっちまったんです!」


ドラクエ4 北米版 バスの町34

Sister 'Ilda
「So it's Bladud we've got to thank for the wonderful town we live in 'ere today.」

シスター・イルダ
「ですがら、今日我々がこの美しい町に平和に住んでいられるのも全て彼のおがげであり、
この町の住人は皆、彼に感謝しでいるんです。」



…なるほど。確かに凄い人だったんですね、その「Bladud」って人は……

…って、鎧は見せてくれないの!?(笑)
何故かこの「Sister 'Ilda」さん、「Bladud」の武勇伝は聞かせてくれますが、
肝心の「彼が着ていたという鎧」は見せてくれません(笑)

さっきオッサンが一緒だった時は見せてくれたのに…
これが「宿屋と教会の癒着」ってやつか……(笑)




この「町を救った戦士」の名前は、日本版では「リバスト」でした。
由来は分かりません。

一方北米版の名前「Bladud(ブラダド)」は、こちらが元ネタだと思われます。


「ブラドッド(Bladud, ブラドゥド、ブラダッド、ブラドゥード、またはBlaiddyd, ブレーダッド、ブレイダッド、ブレイダット)」は、
神話上のブリトン人の王。実在したという証拠はほとんどない。
最初にブラドッドに言及したのはジェフリー・オブ・モンマスで、
ブラドッドは「ルッドフッド・フディブラス王(Rud Hud Hudibras)」の子で、
最初のブリタニア王ブルートゥスから10代目の王だったと書いている。
その説は、ウェールズの家系図の断片の誤った解釈に基づいている可能性もある。
ブラドッドの話は後世の作家たちによってさらに脚色された。
最終的に、ブラドッドはリベラル・アーツの勉強のため父親にアテネに送られ、父親の死後、4人の哲学者を連れて帰国。
リンカンシャーのスタンフォード(Stamford)に大学を作り、栄えたが、
そこで教えられているのは異教であるという理由で、カンタベリーのアウグスティヌスによって廃止された——
ということになった。
(中略)
ブラドッドがネクロマンシー、つまり死者の魂を通しての占いに熱心だったという話もある。
~Wikipediaより~



日本では「ブラドッド」とカタカナ表記するみたいですが、
「Bladud」は、アメリカ英語で発音すると「ブラダド、ブラダッド」となりますので、
当日記ではそちらのほうで記載しています。

「Bladud」はブリトン人の王である、と上記Wikipediaに記載がありますが、
「ブリトン人」とは、平たく言えば「ウェールズ人の祖先」です。

ウェールズ訛りの「Bath」の町の「過去の英雄」の名前として、
この「ウェールズ人の祖先ブリトン人の王」である「Bladud」をモチーフとしたのでしょう。


そして、教会で「英雄ブラダド」の話をしてくれたシスターですが、
彼女には「Sister 'Ilda(シスター・イルダ)」という固有名が付いていますね。

彼女には、少なくとも日本のFC版では名前はありませんでしたが、
もしかしたら日本のDS版には名前があるのかもしれません。

「'Ilda(イルダ)」というのは、おそらく「Hilda(ヒルダ)」という女性名の最初の「H」を省略した形でしょう。
この町の人々が話す「ウェールズ訛り」には「h」を発音しないという特徴がありますので、
彼女の名前もその一環として「'Ilda(イルダ)」と呼んでいるのでしょうね。



ドラクエ4 北米版 バスの町35

*:「Travel far enough south from 'ere,
an' you come to a shippin' town called Porthtrunnel.」

*:「こごから更に南のほうに旅しでいげば、
ポーストランネルって呼ばれでる港町さたどり着けっぺ。」

*:「That's where the ships leave from to go to them foreign places
you trav'llers are always gallivantin' off to.」

*:「そごから出てる船さ乗っかって行けば、色々な外国さ行くごどが出来るっぺ、
だがらあなだたぢみでぇな旅人がいづもうろづいでるんだっぺ。」


「gallivant(遊びまわる)」



ドラクエ4 北米版 バスの町36

*:「Ah, I feel ten years younger!
It was my son that brought me here.」

*:「ああ、10歳は若返るようじゃのう!
いやぁ、ワシの息子がこの町まで連れてきてくれたんじゃが。」

*:「I'm a lucky fellow to have such a caring lad to look after me.」

*:「ワシは幸せ者じゃよ、あんなに親孝行な息子を持てたんじゃからのう。」



「真実」は我々の胸の内に仕舞っておきましょう(笑)



ドラクエ4 北米版 バスの町37

*:「Hmm... I took the guided tour to see the famous Bladud's armour,
but it didn't look like anything special to me.」

*:「うーん…私も町のガイド・ツアーをしてもらって、かの有名なブラダドの鎧を見せてもらったんだが、
アレは別に特別な鎧でもなんでもないように見えたな、ま、あくまで私の目には、だがね。」

*:「In fact, it just looked some cheap substitute.」

*:「実際のところ、アレはただのチープな代替品ってところなんだろうな。」


「substitute(代替品)」


ドラクエ4 北米版 バスの町38

*:「I wouldn't be surprised if someone had stolen the real armour and put that rubbish in its place!」

*:「だけど、誰かが教会から本物を盗み出して、あのガラクタに取り換えたんだとしても驚かないけどね!」



…そうですね、確かにそうかもしれません……って、
あんた、こんな所で何してんの?^^;
ここ、町の共同浴場の「ま裏」なんですけど?


ま、今お風呂に入っているのは「老人」だけですから、
「覗き」をしてるってわけでもないと思いますが…

もしかして…
「女性が入りに来る」のを待っているのか!?



さて、最後に「墓場に出ると言う幽霊の噂」の真相でも確かめに行ってみましょう。


ドラクエ4 北米版 バスの町39


夜の墓場に行ってみると、墓石の前に「半透明」な人影がっ!
うわぁぁぁ!で、出たぁぁぁ!!!



ドラクエ4 北米版 バスの町40

*:「I be Bladud, I be.
The armour I used to wear was called the Zenithian Armour.」

*:「おらぁブラダド、かづでブラダドと呼ばれでいだ魂だっぺ。
おらの着用しでだ鎧は、かづでゼニシアン・アーマーと呼ばれし物だったっぺ。」


ドラクエ4 北米版 バスの町41

Bladud
「Only some rascal's stolen 'e, an' taken 'e away somewhere.」

ブラダド
「それをどごぞの小悪党がおらの鎧を盗み出し、どっがに持ち去っちまったんだっぺや。」


ドラクエ4 北米版 バスの町42

Bladud
「You must find 'e, trav'llers, an' return 'e to 'is proper restin' place.」

ブラダド
「おめぇたぢ、旅人よ、是が非でもおらの鎧をめっけ出し、然るべぎ場所さ戻しではくんめぇが。」


ドラクエ4 北米版 バスの町43



…どうやら、本当に町の英雄「Bladud」の幽霊だったようですね……
噂は本当だったようです。

そして、先程の共同浴場の裏手に居た「覗き…兵士(笑)」が感じていた通り、
現在教会にある鎧は「偽物」であり、本物はかつて盗み出され、
現在ではどこか他の場所に持ち去られてしまったようです。

しかも、彼の鎧の正式名称は「Zenithian Armour(ゼニシアン・アーマー)」だった様子……
何やら「普通の鎧ではなかった」ような雰囲気ですが……

この「Zenithian Armour」については、いずれ物語の中に登場してきますので、
詳しい紹介などは、その時に行ないたいと思います。



さて、実はこの「Bath」の町、
ゲームのシナリオとは何ら関係ありません!(笑)
特にイベントがあるわけでも無いし、重要なアイテムなどがあるわけでもありません。
ハッキリ言って立ち寄る必要の全くない場所でした(笑)
ただし、「Bladud」の鎧「Zenithian Armour」についてはシナリオにおいても重要なアイテムです。

…本当にブラダドが「本物のゼニシアン・アーマー」を着用していたのかどうかは分かりませんが(笑)


一応当日記でこの町に立ち寄った理由としては、
上記のような「町一つひとつにもちゃんと歴史があるのだ」という描写がされているためと、
「観光地を訪れる」という「旅の”もう一つの”楽しみ方」を、
「RPG」という「ゲーム」では珍しく「表現している」からなのでした。
たとえそれが「ゲームのシナリオ進行とは関係ない」としても(笑)


ま、こういう風に「プレイヤーに旅をしている”気分”にさせる」という旨の演出だったこの町の意義は
確かに日本版ではそれなりにあったのでしょうが、
こと北米版においては、この町の「Welsh English(ウェールズ訛り)」しかり、
「言葉の違い(訛り)」や、それに伴う「人種の違い」などのエッセンスが、
日本版よりも遥かに強く表現されていましたので、
既に私は「世界旅行の気分」を
十二分に味わっている
わけなんですけどね!(笑)



さあそれでは次回、「特に用もない」この町を出発し(笑)
話に出ていた「南にある港町」である「Porthtrunnel」を目指して出発したいと思います。
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へろ@管理人(Hero@Administrator)

Author:へろ@管理人(Hero@Administrator)
北米で発売された英語版レトロゲームのプレイ日記をセリフなどを翻訳しながら感想を交えて紹介していきます。
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