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Phoenix Wright Ace Attorney(逆転裁判)北米版プレイ日記(279)

逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス1




前回に引き続き、今回も「Larry Butz(ラリー・バッツ)」と会話をしてみたいと思いますが…


今回はどちらかというと、彼との「会話」というよりは、フェニックスの「過去話」が中心となります。

そう、かつて「小学4年生だった頃」に、

「フェニックスがラリーとマイルズ(エッジワース)を非常に信頼するようになった事の発端」

とも言えるような出来事のお話です。


というわけで今回は、その「フェニックスの過去」について「フェニックスの」話に耳を傾けることにします。




逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス2


「The class trial」


「学級裁判」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス3


Phoenix

「You remember, Larry?
Spring, 4th grade?」


フェニックス

「ラリー、お前、覚えてないか?
僕らが小学4年生だった頃の、四月の事を?」


Phoenix

「A kid in my class got his lunch money stolen.」


フェニックス

「あの頃、僕らのクラスメートの昼食代が盗まれた、って事件があっただろ。」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス4


Maya

「Lunch money?」


マヤ

「昼食代?」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス5


Phoenix

「Our school was really small.」


フェニックス

「僕らが通っていた学校は、とても小さな所でね。」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス6


Phoenix

「Every month, kids would bring in an envelope with money for lunch from home.」


フェニックス

「毎月、家から昼食代を封筒に入れて持って行く、って制度があったんだよ。」




「envelope(封筒、包み)」




…この辺りには、久しぶりに「日本とアメリカの違い」が出てきていますね。

ただし、説明の都合上、これらの解説はこの日記の最後に纏めてしたいと思います。




逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス7


Maya

「Huh, I see.」


マヤ

「へえ、なるほどね。」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス8


Phoenix

「Anyway, this kid's envelope disappeared.
With $38.00 still inside.」


フェニックス

「とにかく、その子の封筒が無くなってしまったんだ。
38ドル入ったままの状態でね。」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス9


Butz

「Oh... Yeah, now that you mention it, I do remember that!」


バッツ

「ああ…言われてみりゃあ、確かにそんなこともあったな、思い出したぜ!」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス10


Phoenix

「I can see why you'd forget, though.」


フェニックス

「まあ、お前が忘れてしまってたのも無理はないよ、ラリー。」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス11


Phoenix

「You were out of school that day.」


フェニックス

「あの日、お前は学校を休んでたもんな。」


Phoenix

「Anyway, the envelope had been stolen during PE class.」


フェニックス

「とにかく、その昼食代入り封筒は、体育の授業中に盗まれたんだ。」




「PE(体育)」口語表現。「Physical Education(直訳:身体的教育)」の略。




逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス12


Phoenix

「I was coming down with a cold,
so I'd skipped PE that day.」


フェニックス

「あの日、僕は風邪をひいててね、
だから、たまたま体育の授業には参加していなかったんだ。」


Phoenix

「I was the only one not in class.」


フェニックス

「そして、当時体育を休んでいたのは、僕だけだった。」



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Maya

「So... they thought you did it?」


マヤ

「それじゃあ…昼食代を盗んだのはニックだ、って…?」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス14


Phoenix

「Yeah. The kids in class said I should be put on trial.」


フェニックス

「そう。クラスメートたちは口々に、僕を審理に掛けるべきだ、って言ってたよ。」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス15


Maya

「Trial...?」


マヤ

「審理…?」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス16


Phoenix

「So the next day we held a classroom trial,
with me as the defendant.」


フェニックス

「その翌日、教室で裁判が開廷された、
被告は勿論、この僕だ…」




逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス17


Phoenix

「”I... I didn't do it!”」


フェニックス

「”ぼ…僕じゃない!僕は盗んでなんかいないよ!”」



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「”Guilty!”」


「”有罪!”」


「”He did it!”」


「”ソイツがやったんだ!”」


「”Guilty!”」


「”有罪!”」


「”It was you!”」


「”お前がやったんだろ!”」


「”Thief!”」


「”泥棒!”」


「”Give me my money back!”」


「”私のお金も返してよ!”」


「”You're such a meanie!”」


「”なんて酷いヤツだ!”」




「meanie(卑劣漢、ケチ)」口語表現。=「A mean person.」




「”No one play with him!”」


「”もうコイツとは遊んでやらない!”」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス19


「”Just admit you did it!”」


「”いい加減、認めろよ!お前がやったんだろ!”」


「”You can't hide the truth!”」


「”嘘ついてたってバレるんだからな!”」


「”Tell us the truth!”」


「”ほんとのこと言えよ!”」


「”We're not gonna play with you any more!”」


「”お前とはもう遊んでやらないからな!無視だ無視!”」


「”Yeah, and no borrowing my eraser!”」


「”そうだそうだ、もう消しゴムも貸してやらないぞ!”」


「”He shouldn't be allow in the relay race!”」


「”リレー競争のメンバーからもハブった方が良いんじゃない!”」


「”Or on the library committee!”」


「”図書委員からも!”」




「committee(委員、会員)」




「”Gimme back my 50 cents I loaned you!”」


「”貸してやった俺の50セントも返せよな!”」


「”Hey, did you rob that bank the other day?”」


「”もしかして、こないだの銀行強盗、お前だったんじゃね?”」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス20


Teacher

「”Now, Phoenix, you know you shouldn't steal people's money!
It's not right!”」


先生

「”ね、フェニックス、人のお金を盗むことは善くない事だ、ってよく解かったでしょう!
それはね、とっても悪い事なのよ!”」




Phoenix

「In the end, even the teacher thought I'd done it.」


フェニックス

「ついには先生までも、僕がやったんだろう、ってスタンスを取り出した。」




逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス21


Teacher

「”Apologize to the class, Phoenix.”」


先生

「”さ、クラスのみんなに謝って、フェニックス。”」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス22


Phoenix

「I... I didn't know what was happening.」


フェニックス

「僕は…その時頭の中が真っ白だった。」


Phoenix

「I was so sad...
I couldn't stop crying.」


フェニックス

「ただただ、とても悲しくて…
泣き続けるしかなかったんだ。」


Phoenix

「Everyone was staring at me like I'd done it...」


フェニックス

「お前がやったんだろ!っていうみんなの視線を浴びながら…」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス24


Phoenix

「I tried to apologize.
I went over to where the boy was sitting...」


フェニックス

「僕は謝ろうとした。
昼食代を盗まれた子の席まで行って…」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス25


逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス26


Phoenix

「That's when it happened.」


フェニックス

「でもその時、それは起こったんだ。」



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Objection!



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス28


「”He shouldn't have to apologize!”」


「”被告人!謝罪する必要など無い!”」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス29


「”The only thing that belongs in a trial is evidence!”」


「”審理においては証拠が全て!ただ一つ、証拠品だけがものを言うのだ!”」


「”Anything else has no place!”」


「”それ以外の何物も、審理においては存在しないも同然である!”」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス30


「”You should all be ashamed...
amateurs!”」


「”そんなことも知らずに、よくもそうぬけぬけと…
全員恥を知れっ!このアマチュアどもがっ!”」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス31


Teacher

「”M-Miles?”」


先生

「”マ、マイルズ君?”」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス32


Edgeworth

「”It wasn't you who stole my money, was it?”」


エッジワース

「”僕の昼食代を盗んだのは、君ではないのだろう?”」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス33


Phoenix

「”No...”」


フェニックス

「”うん…”」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス34


Edgeworth

「”Then you shouldn't apologize!”」


エッジワース

「”ならば胸を張っていたまえ!謝罪する必要など、どこにも無い!”」


Edgeworth

「”Everyone's been shouting you did it,
but no one has any proof!”」


エッジワース

「”誰しも声高に君の有罪を訴えていたとしても、
誰もが証拠を提示できんようでは話にならん!”」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス35


Edgeworth

「”That is why, Your Honor,
this boy is innocent!”」


エッジワース

「”証拠も無しに有罪判決を下せるわけがないだろう、裁判官、
よって、この少年は無罪だ!”」




かっけぇ…

これは惚れますわ…




逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス36


Teacher

「”B-but Miles, it was your money that was stolen!”」


先生

「”で、でもねマイルズ君、盗まれたのはあなたのお金なのよ!”」



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「”Yeah yeah!”」


「”そうだそうだ!”」


「”He did it! He's the one!”」


「”コイツがやったんだ!コイツは泥棒だ!”」


「”We don't need proof!”」


「”証拠なんて必要ないよ!”」


「”Make him say he's sorry!”」


「”さっさと謝れ!謝らせろ!”」



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「”Why don't you all just shut up!!!”」


「”チッ!うっせーなぁ!お前らいい加減黙れよな!!!”」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス39


Butz

「”This is always how it is,
everybody ganging up and picking on one person.”」


バッツ

「”お前らって、いっつもそうだよなぁ、
誰か一人吊し上げて、みんなで寄ってたかってよぉ。”」


Butz

「”Just think how he feels!”」


バッツ

「”少しはソイツの身にでもなって、ちっとはソイツの気持ち考えてみろや!”」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス40


Butz

「”He said he didn't do it,
so he didn't do it!”」


バッツ

「”ソイツはやってねぇっつってんじゃん、
ならソイツはやってねぇんだよ!”」




いや…かっけぇ…

惚れますわ…




逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス41


逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス42


Teacher

「”Very well.”」


先生

「”わかりました。”」


Teacher

「”I will replace the money myself.”」


先生

「”盗まれたマイルズ君の昼食代は、私が代わりに支払っておくことにします。”」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス43


Teacher

「”This class trial is over.”」


先生

「”これで、この学級裁判はおしまいにしましょう。”」




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Phoenix

「That's how it happened.」


フェニックス

「これが、事の一連の成り行きさ。」


Phoenix

「After that, the three of us were always friends.」


フェニックス

「ただ、この後僕ら三人はとても仲良しになってね、いつも一緒に遊ぶ仲になったんだよ。」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス45


Maya

「Wow... I had no idea!」


マヤ

「そうだったんだ…私、全然知らなかった!」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス46


Butz

「Yeah... I had no idea, either!
I mean, I forgot.」


バッツ

「いや~、マジか…俺も全然知らなかった!
つっても俺の場合は、ただ単に忘れてただけだけど。」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス47


Phoenix

「That's when I learned what it meant to be alone.」


フェニックス

「その時僕は、孤独になるっていうのがどういうことなのかを、身をもって学んだんだ。」


Phoenix

「Totally alone, without a friend in the world.」


フェニックス

「絶対的孤独、味方も友達も誰もいないような、一人ぼっちの世界をね。」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス48


Maya

「You did a good thing, Larry!」


マヤ

「でもラリーさん、凄く善い事したんですね!」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス49


Butz

「Um, yeah, well...」


バッツ

「うん、いや、ま、その、なんだ…」


Butz

「I was just lucky that I took the day off from school.」


バッツ

「あん時の俺ってば、ちっとばかしラッキーでよ、なんせちょうど学校休んでたからなぁ。」


Butz

「If I'd been there they would have thought I'd done it!」


バッツ

「もしそうでなきゃよ、多分俺が犯人扱いされてたんじゃねぇかな!」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス50


Butz

「So, I took it kind of personally, see.」


バッツ

「俺的には、そうやって疑われたりすんの、日常茶飯事だったかんなぁ。」



逆転裁判 北米版 ラリーとマイルズとフェニックス51


Phoenix

(”When something smells,
it's usually the Butz.”)


フェニックス

(”何かトラブルの臭いに感付いた時、
そこにはいつもバッツがいる”、か…)




以上が「フェニックスの過去の出来事」の全てです。

色々と非常に興味深いお話でしたね。


「僕はやってない!盗んでなんかいない!」

というフェニックスの主張に対して、

信じてくれる人も、庇ってくれる人さえも誰もおらず、

あまつさえ「先生(Teacher)」までもが、フェニックスを疑い出す始末!

そんな「四面楚歌」な状況の中に在って、

颯爽とフェニックスを「弁護」してくれた「Miles Edgeworth(マイルズ・エッジワース)」!

そして、「孤独な立場に置かれた人間の気持ち」について言及し、

フェニックスを庇ってくれた「Larry Butz(ラリー・バッツ)」!

エッジワースは「お金を盗まれた張本人」、いわば「被害者」であったにも拘らず…

そしてラリーは、「自身も常日頃から疑われ、疑いの槍玉に挙げられ続けてきた」からこそ、

「寄ってたかって非難されているフェニックス」放っておけなかったのでしょうね…


ともすれば、他のクラスメートたちや先生のように、

その場の空気に流されてしまいがちな状況の中でも、

「自分の信念を曲げずに行動に移す」ということを「実行できた」この二人は、

本当に、とても凄いですね!

わずか10歳かそこらの「小学4年生」の少年たちが!

実際、これはたとえ「大人であったとしても」とても大変なことだと思います。

にも拘らず、そうしてフェニックスを「助けてくれた」エッジワースやラリーと、

フェニックスが仲良くなり、互いに「親友」となったのも充分頷けますね。


逆にこうした「集団心理」というのは、非常に怖いですね。

確証も何も無いのに誰かを「スケープゴート」として吊し上げ、

全ての問題をその人物に押し付けて、

「問題を無理矢理解決させよう」とする心理というのは、

現実世界でも、そしてどんな「社会やコミュニティー」でも往々にして起きる出来事です。

その「被害者」となるのも勿論ですが、その「加害者」となるのも、

どちらもとても恐ろしいことだと思います。

私たちがこういった状況下におかれた時、

果たしてちゃんと「エッジワースやラリーのように」行動できるでしょうか?

もしかしたら「他のクラスメートや先生のように」なってしまわないでしょうか?

そういった「教訓」めいたものを考えさせるエピソードでしたね。


しかし、よくよく考えてみると、この「PWAAの学級裁判」のエピソードって、

ハッキリ言って「公開リンチ(私刑)」なんですよね。

証拠も何も無いのに、否認するフェニックスを「みんなの前で」吊し上げて…

しかも、「先生までもが」フェニックスを「犯人だと頭から決めつけていた」ように見受けられましたし…

クラスメートたちも先生も、結局「フェニックスは犯人では無かった」とは思っていなかったようでしたし…

問題は何も解決しないまま、先生が「無理矢理終わらせただけ」で、

誰も「終わり方に納得していなかった」のではないでしょうか…?

察するに、「真犯人も分からず、フェニックス、エッジワース、ラリーの3人以外は納得していない」まま、

ただ「クラスメートたちの間に大きな溝を作っただけ」のような…


何が言いたいかというと、

これって、先生の「責任」が非常に大きいと思うんですよね!

もしこんなことをやっていたのが「外部に」バレて、父兄からの「クレーム」なんかが入った日には、

この先生だけでなく「学校全体をも巻き込んだ大問題」に発展しても、なんらおかしくありません!

まして、この「北米版PWAA」の舞台は「アメリカ」ですからね!

「訴訟も辞さない!」ような事態に発展する可能性も大いにあったわけです!

ただ、なんとなくですが、そういったことにはならなかったような気がします。

本来ならこの件の「被害者」だった「Phoenix Wright」が、

自分の両親に訴えて、両親の方から学校側を追及するという形になるのでしょうが、

果たして本当に、そういう事態になったのでしょうか…?


この「事件」の「詳細な後日談」というか、

私が今ここで問題としている事柄の「答え」については、

このあと何も描かれていなかったように思いますので、

ぶっちゃけて言うと真相は闇の中なのですが、

私の推測…というか「妄想」からすると(笑)

フェニックスは多分、「この事は誰にも明かしていなかった」ように思えるのです。

その証拠に、マヤに対してもギリギリまで「教えるのを渋っていた」わけですし、

当然フェニックスにとって、これはあまり「良い思い出」では無かったでしょう。

まして「小学生当時の彼」からしてみれば、

ご両親を心配させたくないあまり「学級裁判の事は黙っていた」のではないでしょうか?


ただ、ここで更にもう一つ、私はとある「妄想」を掻き立たせたのです。(笑)

以前少し解説しましたが、

どうやらフェニックスは、アメリカ人としては珍しく

「クリスマスに対してあまり重きを置いていない」ような雰囲気があったのでした。

それは単純に「日本版での反応を、そっくりそのまま英訳しただけだったから」なのですが(笑)

しかし、アメリカの一般的な感覚からすると、その反応は少し不自然に感じられるのです。(詳細はこちら。)


少なくとも一般的な家庭だったら、クリスマスは家族で祝うでしょう。

ご両親や親戚の方々がご健在であるなら、それは大人になっても同じはず。

そう、「一般的な家庭環境であったなら」

そして、この「学級裁判のエピソード」です。

普通、こんな「先生も巻き込んだ公開リンチ(イジメ)」みたいなことがあって、

しかも「フェニックスは本当にやってない」というのに、

みんなで寄ってたかって「冤罪で有罪に仕立て上げられそうになった」なら、

あんなに「悲しくて悔しい」ことがあったなら、

当然少年フェニックスは「ご両親に訴える」のではないでしょうか?

そう、もしも「一般的な家庭環境であったなら」ですが…


何が言いたいかというと、

これらの事から、

「もしかすると、フェニックスの”ライト家”は、一般的と言えるような家庭環境ではなかったのでは?」

と私は推測したのです。

両親は「不仲?」「別居?」「離婚した?」

そもそも「両親は居たのか?」ということ、

もしかして「フェニックスは天涯孤独の施設育ち」だったのではないか?

だから「クリスマスを祝うことに対して何の感慨も湧かず、

学校で何か問題が起こっても、

そのことを打ち明けられる人が居なかった(そういった環境では無かった)のでは?」などなど、

劇中で「フェニックスの肉親について」の詳細が語られていないことから、

私はそんな妄想を爆発させたのでした。(笑)


日本版プレイ時には、勿論そんな妄想はひとかけらも思い浮かびませんでしたが(当たり前)、

北米版を見ていると、「日米での文化的差異」により、

「日本版とほぼ同じ内容」であるにも拘らず、

北米版オリジナルの「裏設定」みたいなものが、

私の頭の中にふつふつと湧き上がってきたのです。(笑)


ま、これについての「明確な答え」というものはありません。(笑)

もちろん今私が言ったことは全て、本当に唯の「私一個人の妄想」に過ぎません。

ただ、語られていない「空白部分」というものは確かにありますので、

それをいいことに「好き勝手妄想できる」のは良いですね。(笑)



ところで「日米での差異」と言えば、

上記「学級裁判」の発端となった「盗まれた昼食代(Lunch money)」についてですが、

言うに及ばず日本でもアメリカでも「小学校の学校給食」というものは存在しています。


ただし日本では、「一定の献立が決められていて、生徒側に選択権は無い。」のが一般的ですね。

「月単位で毎日食べることが決定しており、

かつ献立も既に決まっているので、月々の給食費は一定」であるからこそ、

「毎月の給食費はあらかじめ決められている」のです。

ただ、最近では「給食費を児童に持たせる」ということをやっている学校は少ないでしょう。

現在では、そういった給食費は「振込」または「銀行口座自動引き落とし」になっているのではないでしょうか?

少なくとも私自身が「給食費を学校に持って行った」という記憶はありません。


一方アメリカでは、「給食はビュッフェ形式で好きなものを好きなように食べられる。」のが一般的であり、

もっと言えば「給食を食べるも食べないも自由。

家からランチボックス(弁当)などを持ってきて、それを食べても良い。」

というふうになっている場合も多いのです。

勿論日米ともに、「そうではない学校」というのも地域や学校によって様々なのでしょうが、

少なくとも多くの一般的な学校においてはそうなっているようです。

アメリカの多くの一般的な学校の給食では、

「食べたら食べた分だけその場で支払う」

或いは「後日その分の代金が保護者に請求される」というスタイルが多いようですので、

逆に言うと「日本的な月々の給食費の支払い」というのは、システム上有り得ないわけですね。


…まあもしかしたら、日本の給食費のような「前払い」ではなく、

「先月分の累計額を翌月一括で支払う後払い制」ということだったのかもしれませんが、

ともかく一度PWAAの話に戻りますと、

フェニックスが「僕らの学校は小さい所だった。(Our school was really small.)」と言っていることから、

「小さな学校で生徒数も少なかったため、一般的なビュッフェ形式の給食ではロスが多い。

そのため、ある程度献立が決められている、ちょっと自由度の少ない給食を採用している学校だった。」

ということ、そして「そのため毎月定額の給食費を納める必要があった」ということだったのかもしれません。

いずれにせよ、ちょっと「イレギュラーな制度を採用していた学校だった」ため、

少しばかり「セリフで説明を入れた」のかもしれませんね。


勿論この「学級裁判」のエピソードは、言うに及ばず「物語上、非常に重要なエピソード」であるわけですので、

日本版にあった以上は「北米版でも削除するわけにはいかなかった」シーンであるわけです。

ただし、事の発端である「お金の盗難」というファクターも、

この事件を「重大である」とするには避けて通れないものですので、

多少アメリカの一般的な感覚からはずれていたとしても、

日本版での「給食費」的な要素そのまま残したのでしょうね。



さて、あれやこれやと色々垂れ流し過ぎたせいで^^;

今回は非常に長くなってしまいましたね。(笑)

実はこの他にもう一つ「ラリーに訊ける話題」の選択肢が一つ増えているのですが、

それを訊くのは次回にしたいと思います。


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No title

At the very least with the Christmas thing, if you try to enter the Old Man's shop before you're supposed to Phoenix will mention that they're probably closed because it's Christmas. But like you said, we never learn about Phoenix's family situation. Plus it seems to be a trend in the Ace Attorney universe to have dead/absent/generally crappy parents anyway.

Or maybe von Karma stole Christmas. e-144

Re: No title

Haha! I see he's actually like an evil Santa!e-277 Apparently this is the story of war about St. Nick versus an evil Santa in court!?
Hey, Christmas was gone already!v-358v-339

Anyway I didn't get into deep thought about Wright family even once when I was playing the Japanese version,
but when I'm now playing the North American version I feel it's funny to come to think of that thought in my mind.
Of course there're some families who are very common in the PWAA universe,
but we can see the families who only meet us are almost ruined by reason of something,
so Phoenix Wright might be the same situation it's not even funny.

Re: No title

By the way I wonder how's going on about Larry Butz's familyv-236

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