Phoenix Wright Ace Attorney(逆転裁判)北米版プレイ日記(17)
「September 5, 8:57 PM
Fey & Co. Law Offices」
「9月5日、午後8時57分
フェイ商事法律事務所」
前回のフェイ姉妹の電話の後、場面転換して事務所内の場面から。
前回の時刻は「AM(午前)」でしたが、今回は「PM(午後)」になっていることに注意してください。
???
「Now, Miss Fey, I'll take what's mine... the papers.」
???
「それでは、ミス・フェイ、私の物である…その書類、貰っていきますよ。」
Mia
「I'm sorry, but I can't give you what I don't have.」
ミア
「悪いんだけど、持っていないものは渡しようがないわ。」
???
「Miss Fey. You are a poor liar.」
???
「ミス・フェイ。あなたは哀れな嘘つきだ。」
???
「Why, I see it right over there...」
???
「私は解かっているのですよ、ここにあるって事はね…」
???
「That must be ”The Thinker” that swallowed those papers.」
???
「書類をその身に飲み込んだ”シンカー”がここにあることは、間違いのない事実なのですよ。」
「swallow(飲み込む)」
Mia
「How could you know...?」
ミア
「どうしてそれを…?」
???
「Ho hoh. You are not cogniferous of my background?
Gathering information is my business, you see.」
???
「ホッホォ。あなたは、私の背景を認知きしていないのですか?
情報収集が私の仕事なのですよ。」
「cogniferous」=こんな英単語はありません。^^;
これは造語、というか、この人物が言い間違いをしたという表現なんだと思います。
おそらくは「cognizant(認知して、認識して)」辺りの言葉を言おうとして、間違えた、
あるいは、「cognizant」を「cogniferous」という単語だと勘違いしているのでしょう。
ですので、日本語訳でも「にんしき」+「にんち」で「にんちき」というインチキ臭い造語にしています。(笑)
…日本でも、難しい単語を使おうとして、間違った、または存在しない単語を使っちゃう人がたまにいますね。^^;
Mia
「I... I should have been more careful.」
ミア
「も…もっと注意しておけばよかったわ。」
???
「Ho hoh.」
???
「ホッホォ。」
???
「My dear Miss Fey...
I am so very sorry.」
???
「親愛なるミス・フェイ…
とても、とても残念です。」
???
「But I am afraid I must ask you for one more thing.」
???
「申し訳ないのですが、もうひとつ、私はあなたにお願いをしなければいけないのですよ。」
???
「Your eternal silence...
Farewell, Miss Fey.」
???
「あなたに永遠の沈黙を…
さようなら、ミス・フェイ。」
Mia
「!!!」
ミア
「!!!」
「Red... White... Blue...」
「September 5, 9:08 PM
Fey & Co. Law Offices」
「9月5日、午後9時8分
フェイ商事法律事務所」
Phoenix
「Uh oh, I'm late.」
フェニックス
「ああ、遅れちゃったな。」
Phoenix
「Huh, that's strange. The chief must have gone home already.」
フェニックス
「はぁ、おかしいなぁ。チーフ、もう家に帰っちゃったのかもな。」
Phoenix
「She said her sister was coming over so we should all go out for dinner...」
フェニックス
「妹さんが来るから、一緒に夕食に行こうって言っていたのに…」
上記セリフに補足しますが、前回、姉ミアは妹マヤに9時頃に事務所に来るよう言っていました。
そして一緒に夕食をとるため、ついでにフェニックスも呼んだ、ということです。
ただし、フェニックスは8分ほど遅れて事務所に到着したようです。
「おかしい」と言っているのは、事務所が暗く電気がついていないので、
「フェイ姉妹はもう行ってしまったのかも」とフェニックスは思ったわけです。
Phoenix
「...」
フェニックス
「…」
Phoenix
「What's that smell...?」
フェニックス
「この臭いはなんだ…?」
Phoenix
「Blood...?」
フェニックス
「血…?」
Phoenix
「Mia!
(Maybe she's in her office!)」
フェニックス
「ミアさん!
(おそらく彼女はまだ事務所の中だ!)」
ここで、フェニックスが自由に行動できるようになります。
DSの下画面に、以下のようなコマンドが出ます。
「Examine(調べる)」
「Move(移動する)」
ここは「Move」を選択します。
すると、このような行き先を選ぶ画面になります。
この段階では「Office(事務所)」しか選べませんので、それを選びます。
Phoenix
「That smell... Blood!」
フェニックス
「この臭いは…血だ!」
???
「...」
???
「…」
???
「*sob*」
???
「グスン」
???
「Sis...」
???
「おねえ…」
Phoenix
「(Someone's there!)」
フェニックス
「(誰かいる!)」
Phoenix
「...!」
フェニックス
「…!」
Phoenix
「Chief? Chief...?」
フェニックス
「チーフ?チーフ…?」
Phoenix
「Chief!!!」
フェニックス
「チーフ!!!」
事務所内に移動したフェニックスを待っていたのは、血の臭い。
そして、変わり果てたミアの姿と、傍らで泣いている少女でした。
Phoenix
「Who are you?」
フェニックス
「君は…?」
???
「...」
???
「…」
Phoenix
「(The strange girl dropped out cold.
I left her lying on the office sofa.)」
フェニックス
「(その奇妙な少女は、意識を失って倒れた。
僕は彼女を事務所のソファに寝かせた。)」
「cold(意識を失って)」口語表現。
Phoenix
「(I went back to the chief where she lay under the window.)」
フェニックス
「(僕は窓の下に横たわっているチーフの元へと戻った。)」
「lay(横たえる)」⇔「lie(横たわる)」
Phoenix
「(Her body was still warm...)」
フェニックス
「(彼女の体はまだ暖かかった…)」
Phoenix
「(I could feel it when I held her shoulder.)」
フェニックス
「(彼女の肩をつかんだ時、そう感じた。)」
Phoenix
「(Then, all too quickly, it began to fade...)」
フェニックス
「(でもその後、急速に薄れ始めている…)」
Phoenix
「(Until finally she was cold.)」
フェニックス
「(そしてついに、彼女は冷たくなってしまった。)」
…またもや「The Thinker」が凶器の殺人事件が発生してしまったようです。
しかも、今度の被害者は誰あろう、「Mia Fey」その人…
今回も、前回のエピソード同様に真犯人はプレイヤーにだけは知らされています。
では次回、この続きから再開します。
ツイッター:へろ@Nickhero28
フェイスブック:へろ