DRAGON QUEST IV 北米版プレイ日記(22)
前回、晴れて城を脱走することに成功した(笑)
「Zamoksva(ザモクスヴァ)」の「Tsarevna Alena(ザーレヴナ・アリーナ)」。
しかし、「お目付け役として」なのかどうかは知りませんが、
「老魔法使い」の「Borya(ボーリャ)」と「若き僧侶」の「Kiryl(カーリル)」も一緒についてきてしまいました(笑)
これはもうどうしようもありません(笑)
「アリーナ皇女としては不本意」でしょうが「三人旅」で第2章の冒険がスタートしました。
まずは「Zamoksva」の西隣に位置している町「Zalenagrad(ザリーナグラッド)」を訪れた一行。
今回は町の人々に話を聞いてみたいと思います。

*:「There is news that Tsarevna Alena of Zamoksva is set off on the expedition.
But this news is very secretive.」
*:「ザモクスヴァのザーレヴナ・アリーナ殿下が旅に出たっちゅうニュースを小耳に挟んだで。
せやけどこれは、なんやえらい秘密の情報みたいや。」
「expedition(遠征、探検旅行)」
…どうやら既に、「アリーナ皇女が城を抜け出した」という情報が広まっちゃってるみたいですね^^;
ついさっきの話なのに、情報早っ!
「人の口に戸は立てられぬ」ってやつですかね^^;
しかしこの男性の言い方を見る限り、
今、目の前に居る人物こそが、
まさに「ザーレヴナ・アリーナ殿下」その人である
ということまではバレていないようです。
おそらくアリーナたちも「自分たちがザモクスヴァの皇女パーティ一行だ。」という「本当の身分」を
自分たちからは明かしていない、ということなのでしょう。
これはこの後の他の住人達との会話からも、そうしているということがなんとなくうかがい知れます。
「余計なトラブルを起こさないため」ということと、
「普通の身分の、一般の旅人として旅がしたい」という二つの理由があるのだと思われます。
というわけで、アリーナたちは「一般身分の、女性一人男性二人の旅人たち」という扱いになっています。
これは日本版でも同様の設定でした。

*:「I will be with courage like Tsarevna Alena!
Yaah! Take that!」
*:「ウチもザーレヴナ・アリーナ様みたいな度胸ある女になるんや!
ヤァァッ!これでも喰らえ!」
「courage(勇気、度胸)」
…いたいけな少女にまさかの悪影響がっ!(笑)
これを見て、アリーナ皇女様はどう思っているのでしょう^^;
うんうん。がんばりぃや!
と思っているのでしょうか?(笑)

「Alena reads the sign.」
「アリーナは看板を読んだ。」

「‘Halt! You are not good enough equipped. Danger!
ZWAF (Zamoksva Weapons and Armour Federation)’」
「‘ちょい待ちや!あんたらのその装備、それで十分とはよう言えん。危険やで!
ZWAF(ザモクスヴァ武器防具連盟)’」
「federation(連盟、同盟)」
この立て看板は「例え最強装備でも”注意を促してくる”」という志の高さが話題となった看板ですね(笑)
…日本版FC版をプレイしていた「当時の私の周りだけ」かもしれませんが^^;
日本版では「ちょっとまて!そんな そうびじゃ あぶないぞ!サランぶきぼうぐれんめい。」という内容でしたので、
北米版でも意味するところは大体同じ内容なわけですが、
「ZWAF」と、わざわざ「略称」を書いているのが面白いですね(笑)
その後に「正式名称」をカッコ書きで書いているので「略称の意味なくね?」と思わないでもないですが(笑)

*:「You wish to travel for to better your ability?
I am surprising to hear it from the young girl.」
*:「自分の力量を上げたくて旅をしとる言うんかいな?
若い娘さんの口からそんな言葉を聞くとは、こりゃたまげたわ。」
*:「But first you must to become beefy by battling nearby to town.
I mind that this is intelligent.」
*:「せやけどまずは町の近くで戦こうて、力つけてから遠出したほうがええで。
それが賢いやりかたや思うわ。」
「beefy(筋骨隆々の、がっしりとたくましい)」

*:「Go north from here and then east to mountains,
and you locate undersized hamlet.」
*:「この町から北に向こうて、そのあと山を東に抜けたら、
小さい村落にたどり着きまっせ。」
「undersized(小型の、小ぶりの)」
「hamlet(村落)」

*:「Merely to hear the words of this excellent nun has rendered me serene.」
*:「この素晴らしい尼さんのお言葉を聞いとるだけで、俺の心は晴れた空みたいに穏やかになるんや。」
「render(する、与える、差し出す)」
「serene(のどかな、うららかな、穏やかな)」

*:「I enjoy very much to make sermon.
To preach makes one to feel...powerful! Tee hee hee.」
*:「お説教てのは、ほんまにええもんですよ。
人の気持ちを…力強く元気づけることが出来ますさかいな!うふふ!」
「sermon(説教、小言)」
「preach(説教する、説諭する、伝導する)」
ここでの「sermon」や「preach」は、「子供などが悪い事をした時に、それを諭して言う」説教のことではなく、
「神(女神)の教えを伝える」と言う意味での「説教、説法」のことです。
また、この二人の会話の内容は「日本版とあまりにかけ離れていて」面白いですね。
日本版では男性の方が
「シスターに惚れてしまい、彼女を口説いている(結婚してほしいと思っている)。」という内容のセリフを言っており、
それに対してシスターは「私は”神に仕えている身”なので、男性の気持ちに困っている。」
という内容のセリフを言っていました。
一方北米版ではその面影は全く無くなっており、
上記の通り「女神の教えを聞いて心が晴れ晴れと澄み渡っている。」「そうした説法をするのは非常にいいものだ。」
という「全然違う内容」に変わっています。
これはやはり、単純に日本版の内容そのままでは「あまりに不謹慎すぎる」と判断されたのでしょう。
欧米では「宗教」という物が日本よりも「生活に根差した」ものであり、
「宗教に基づくタブー」に対しても、日本より遥かに敏感です。
「神に仕える尼僧を口説く」という「宗教的タブー」に抵触する内容を削除し、
代わりに「信仰は心を晴れやかにする」という「宗教、信仰のすばらしさ」を表した、
「全く真逆の内容」に変えたのでしょうね。
この辺にも「文化的な差異」が見て取れて非常に面白いですね。

*:「I am the famed bard, Josef Starling.」
*:「私はちょいと名の知れた吟遊詩人、ジョゼフ・スターリング言います。」
「bard(吟遊詩人)」

Starling
「Survey clouds running in glee,
Along hefty sky as blue as sea. ♫」
スターリング
「歓喜に満ち、流れ行く雲を見渡せば~、
海の如くに青く力強い空を垣間見る~。♫」
「survey(見渡す、見晴らす)」
「glee(喜び、歓喜)」
「hefty(屈強な、たくましい)」
この吟遊詩人は、後に少しだけストーリーに絡んでくるため「名前」を持っています。
日本版では「マローニ」という名前でした。由来は分かりません。
一方北米版では上記の通り「Josef Starling」となっています。
英語読みでは「ジョゼフ・スターリング」あるいは「ジョセフ・スターリング」だと思われます。
「Starling」は「ムクドリ」という意味なので、「吟遊詩人らしい」と言える名前ですが、
しかしここは「Russian English」の国「Zamoksva」です。
当然この名前も「ロシア的なもの」と考えると…
思いつくのは「Joseph Stalin」ですね。
「ヨシフ・ヴィッサリオノヴィチ・スターリン(露:Иосиф Виссарионович Сталин,1878年12月18日–1953年3月5日)」は、
ソビエト連邦の政治家、軍人。同国の第2代最高指導者。
広く知られているスターリン(“鋼鉄の人”の意)という姓は筆名であり、
本姓はジュガシヴィリ(ロシア語: Джугашвили、グルジア語: ჯუღაშვილი)である。
~Wikipediaより~
旧ソ連の独裁者で、「粛清」をしまくった「社会主義国家の暗部の象徴」みたいな人物として知られていますが、
彼に関するもっと詳しい事は「各自で調べて」ください^^;
私自身もほとんど詳しくありませんので^^;
ただ、この吟遊詩人の「Josef Starling」という名前は、
多分この「ヨシフ・スターリン(Joseph Stalin)」のもじりで、元ネタはこれなのでしょう^^;
何故「スターリンなのか」はわかりません(笑)
スターリンに詳しければ「元ネタとなった由来」が分かるのかもしれませんが、
実際はただなんとなくそうしただけという気がしないでもありません(笑)
おそらくは、「吟遊詩人(bard)」なんだから名前は「ムクドリ(Starling)」がいいんじゃないか、
そういやここは「Russian English」の国なわけだし、
「Starling」って名前にするなら、「Joseph Stalin」をもじったフルネームにしとけば「ロシア的」になるんじゃね?
という流れから、なんだと思います(笑)
さて、ザリーナグラッドの住人に話を聞き終わりました。
話の中で「北東に小さな村落がある」という情報を聞けましたね。
それでは次回、その村落へ向かいたいと思います。
「Zamoksva(ザモクスヴァ)」の「Tsarevna Alena(ザーレヴナ・アリーナ)」。
しかし、「お目付け役として」なのかどうかは知りませんが、
「老魔法使い」の「Borya(ボーリャ)」と「若き僧侶」の「Kiryl(カーリル)」も一緒についてきてしまいました(笑)
これはもうどうしようもありません(笑)
「アリーナ皇女としては不本意」でしょうが「三人旅」で第2章の冒険がスタートしました。
まずは「Zamoksva」の西隣に位置している町「Zalenagrad(ザリーナグラッド)」を訪れた一行。
今回は町の人々に話を聞いてみたいと思います。

*:「There is news that Tsarevna Alena of Zamoksva is set off on the expedition.
But this news is very secretive.」
*:「ザモクスヴァのザーレヴナ・アリーナ殿下が旅に出たっちゅうニュースを小耳に挟んだで。
せやけどこれは、なんやえらい秘密の情報みたいや。」
「expedition(遠征、探検旅行)」
…どうやら既に、「アリーナ皇女が城を抜け出した」という情報が広まっちゃってるみたいですね^^;
ついさっきの話なのに、情報早っ!
「人の口に戸は立てられぬ」ってやつですかね^^;
しかしこの男性の言い方を見る限り、
今、目の前に居る人物こそが、
まさに「ザーレヴナ・アリーナ殿下」その人である
ということまではバレていないようです。
おそらくアリーナたちも「自分たちがザモクスヴァの皇女パーティ一行だ。」という「本当の身分」を
自分たちからは明かしていない、ということなのでしょう。
これはこの後の他の住人達との会話からも、そうしているということがなんとなくうかがい知れます。
「余計なトラブルを起こさないため」ということと、
「普通の身分の、一般の旅人として旅がしたい」という二つの理由があるのだと思われます。
というわけで、アリーナたちは「一般身分の、女性一人男性二人の旅人たち」という扱いになっています。
これは日本版でも同様の設定でした。

*:「I will be with courage like Tsarevna Alena!
Yaah! Take that!」
*:「ウチもザーレヴナ・アリーナ様みたいな度胸ある女になるんや!
ヤァァッ!これでも喰らえ!」
「courage(勇気、度胸)」
…いたいけな少女にまさかの悪影響がっ!(笑)
これを見て、アリーナ皇女様はどう思っているのでしょう^^;
うんうん。がんばりぃや!
と思っているのでしょうか?(笑)

「Alena reads the sign.」
「アリーナは看板を読んだ。」

「‘Halt! You are not good enough equipped. Danger!
ZWAF (Zamoksva Weapons and Armour Federation)’」
「‘ちょい待ちや!あんたらのその装備、それで十分とはよう言えん。危険やで!
ZWAF(ザモクスヴァ武器防具連盟)’」
「federation(連盟、同盟)」
この立て看板は「例え最強装備でも”注意を促してくる”」という志の高さが話題となった看板ですね(笑)
…日本版FC版をプレイしていた「当時の私の周りだけ」かもしれませんが^^;
日本版では「ちょっとまて!そんな そうびじゃ あぶないぞ!サランぶきぼうぐれんめい。」という内容でしたので、
北米版でも意味するところは大体同じ内容なわけですが、
「ZWAF」と、わざわざ「略称」を書いているのが面白いですね(笑)
その後に「正式名称」をカッコ書きで書いているので「略称の意味なくね?」と思わないでもないですが(笑)

*:「You wish to travel for to better your ability?
I am surprising to hear it from the young girl.」
*:「自分の力量を上げたくて旅をしとる言うんかいな?
若い娘さんの口からそんな言葉を聞くとは、こりゃたまげたわ。」
*:「But first you must to become beefy by battling nearby to town.
I mind that this is intelligent.」
*:「せやけどまずは町の近くで戦こうて、力つけてから遠出したほうがええで。
それが賢いやりかたや思うわ。」
「beefy(筋骨隆々の、がっしりとたくましい)」

*:「Go north from here and then east to mountains,
and you locate undersized hamlet.」
*:「この町から北に向こうて、そのあと山を東に抜けたら、
小さい村落にたどり着きまっせ。」
「undersized(小型の、小ぶりの)」
「hamlet(村落)」

*:「Merely to hear the words of this excellent nun has rendered me serene.」
*:「この素晴らしい尼さんのお言葉を聞いとるだけで、俺の心は晴れた空みたいに穏やかになるんや。」
「render(する、与える、差し出す)」
「serene(のどかな、うららかな、穏やかな)」

*:「I enjoy very much to make sermon.
To preach makes one to feel...powerful! Tee hee hee.」
*:「お説教てのは、ほんまにええもんですよ。
人の気持ちを…力強く元気づけることが出来ますさかいな!うふふ!」
「sermon(説教、小言)」
「preach(説教する、説諭する、伝導する)」
ここでの「sermon」や「preach」は、「子供などが悪い事をした時に、それを諭して言う」説教のことではなく、
「神(女神)の教えを伝える」と言う意味での「説教、説法」のことです。
また、この二人の会話の内容は「日本版とあまりにかけ離れていて」面白いですね。
日本版では男性の方が
「シスターに惚れてしまい、彼女を口説いている(結婚してほしいと思っている)。」という内容のセリフを言っており、
それに対してシスターは「私は”神に仕えている身”なので、男性の気持ちに困っている。」
という内容のセリフを言っていました。
一方北米版ではその面影は全く無くなっており、
上記の通り「女神の教えを聞いて心が晴れ晴れと澄み渡っている。」「そうした説法をするのは非常にいいものだ。」
という「全然違う内容」に変わっています。
これはやはり、単純に日本版の内容そのままでは「あまりに不謹慎すぎる」と判断されたのでしょう。
欧米では「宗教」という物が日本よりも「生活に根差した」ものであり、
「宗教に基づくタブー」に対しても、日本より遥かに敏感です。
「神に仕える尼僧を口説く」という「宗教的タブー」に抵触する内容を削除し、
代わりに「信仰は心を晴れやかにする」という「宗教、信仰のすばらしさ」を表した、
「全く真逆の内容」に変えたのでしょうね。
この辺にも「文化的な差異」が見て取れて非常に面白いですね。

*:「I am the famed bard, Josef Starling.」
*:「私はちょいと名の知れた吟遊詩人、ジョゼフ・スターリング言います。」
「bard(吟遊詩人)」

Starling
「Survey clouds running in glee,
Along hefty sky as blue as sea. ♫」
スターリング
「歓喜に満ち、流れ行く雲を見渡せば~、
海の如くに青く力強い空を垣間見る~。♫」
「survey(見渡す、見晴らす)」
「glee(喜び、歓喜)」
「hefty(屈強な、たくましい)」
この吟遊詩人は、後に少しだけストーリーに絡んでくるため「名前」を持っています。
日本版では「マローニ」という名前でした。由来は分かりません。
一方北米版では上記の通り「Josef Starling」となっています。
英語読みでは「ジョゼフ・スターリング」あるいは「ジョセフ・スターリング」だと思われます。
「Starling」は「ムクドリ」という意味なので、「吟遊詩人らしい」と言える名前ですが、
しかしここは「Russian English」の国「Zamoksva」です。
当然この名前も「ロシア的なもの」と考えると…
思いつくのは「Joseph Stalin」ですね。
「ヨシフ・ヴィッサリオノヴィチ・スターリン(露:Иосиф Виссарионович Сталин,1878年12月18日–1953年3月5日)」は、
ソビエト連邦の政治家、軍人。同国の第2代最高指導者。
広く知られているスターリン(“鋼鉄の人”の意)という姓は筆名であり、
本姓はジュガシヴィリ(ロシア語: Джугашвили、グルジア語: ჯუღაშვილი)である。
~Wikipediaより~
旧ソ連の独裁者で、「粛清」をしまくった「社会主義国家の暗部の象徴」みたいな人物として知られていますが、
彼に関するもっと詳しい事は「各自で調べて」ください^^;
私自身もほとんど詳しくありませんので^^;
ただ、この吟遊詩人の「Josef Starling」という名前は、
多分この「ヨシフ・スターリン(Joseph Stalin)」のもじりで、元ネタはこれなのでしょう^^;
何故「スターリンなのか」はわかりません(笑)
スターリンに詳しければ「元ネタとなった由来」が分かるのかもしれませんが、
実際はただなんとなくそうしただけという気がしないでもありません(笑)
おそらくは、「吟遊詩人(bard)」なんだから名前は「ムクドリ(Starling)」がいいんじゃないか、
そういやここは「Russian English」の国なわけだし、
「Starling」って名前にするなら、「Joseph Stalin」をもじったフルネームにしとけば「ロシア的」になるんじゃね?
という流れから、なんだと思います(笑)
さて、ザリーナグラッドの住人に話を聞き終わりました。
話の中で「北東に小さな村落がある」という情報を聞けましたね。
それでは次回、その村落へ向かいたいと思います。
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