Phoenix Wright Ace Attorney(逆転裁判)北米版プレイ日記(126)
前回の続きです。
今回は今一度従業員エリアに戻ります。
Maya
「Hey!」
マヤ
「あっ!」
従業員エリアには何故か子供がいます!
彼が噂の「侵入者」なのでしょうか?
Maya
「H-hey! Wait!」
マヤ
「ち、ちょっと!待って!」
Phoenix
「(I'll bet he came in right through that drain...)」
フェニックス
「(この子供、あの排水口を通って入ってきたに違いないな…)」
ペニーが一生懸命塞いだのに…
「誰かさん」がブッ壊しちゃいましたからね。(笑)
Maya
「Hey, um, kiddy-o!
What's yer name, sport?」
マヤ
「ねえ、んと、チビッ子クン!
お名前はなんていうのかな、ボク?」
「kiddy-o」=直訳「小さな子供、ちびっこ」。「beatnik」スラングのアレンジ。
「beatnik(the beat generation)」は、
1950~60年頃、米国社会に幻滅し脱社会的放浪生活を送った若者たちのこと。
上記の「kiddy-o」は、ビートニクたちが使っていたスラングの内の一つ
「daddy-o(オッサン、ヤロウ、ヤツ)」を「kiddy(坊や)」にアレンジしたものだと思われる。
ちなみに、「-o」には特に意味は無い。
「sport(きみ)」=呼びかけに用いる。
???
「I'm not a kid,
so don't talk to me like that!」
???
「俺は子供じゃねぇ、
だからそんなアホみたいな話し方すんなよな!」
Maya
「H-huh!?
But you...
You are a kid!」
マヤ
「な、なによそれ!?
だって、キミ…
どっからどう見ても子供じゃない!」
Maya
「What a rude little brat.
That's no way to talk to an adult!」
マヤ
「なんて悪ガキなの、失礼しちゃう。
大人に対してそんな口の利き方しちゃダメでしょ!」
「brat(悪ガキ、悪童)」
???
「I don't see no adults here!
Hippie fashion chick!」
???
「そんなカッコした大人なんて見たことねぇよ!
ヒッピー・ファッションのネェちゃん!」
「chick(若い女性、娘)」俗語表現。
Maya
「H-hippie fashion...?」
マヤ
「ヒ、ヒッピー・ファッション…?」
Maya
「Nick... I think I'm being mocked.」
マヤ
「ニックゥ…バカにされたぁ。」
「mock(あざ笑う、馬鹿にする)」
どっちが「子供」なんだか…^^;
Phoenix
「(You got to hand it to Maya,
she's pretty sharp. And pretty mad...)」
フェニックス
「(少年、キミも分かっただろう、
マヤはだいぶクレイジーで尖ったファッションセンスの持ち主なんだよ…)」
「hand it to ~(~の偉大さを認める、~に敬意を表する)」
「sharp(とがった)」
「mad(気の狂った)」
ひでぇ!^^;
あなたも「普段から常々そう思ってた」ってことですよね?ライトさん?(笑)
Cody
「I'm Cody!
Cody Hackins.」
コーディー
「俺はコーディー!
コーディー・ハッキンズってんだ。」
Cody
「Call me ”kiddy-o” again
and I'll cut you down where you stand, evildoer!」
コーディー
「今度”チビッ子”なんて呼んでみろ、
その場でぶった斬ってやっからな、この悪モンが!」
「evildoer(悪人、悪党)」
お前も十分「sharp」で「mad」だな、少年…^^;
服装のセンスも…その「性格」も…(笑)
さて、このやたらと目つきの悪い「生意気なクソガキ(笑)」の名前は、
「Cody Hackins(コーディー・ハッキンズ)」。
名前の由来は「code hacking」のもじりのようです。
なんで「code hacking(コンピュータプログラムにおける、ソースコードを作成してプログラムを構築すること)」
なのかはよく分かりませんが。^^;
一方日本版では「大滝九太(おおたききゅうた)」という名前でした。
由来は定かではありませんが、苗字はおそらく「オタク、オタッキー」からでしょう。
それでは彼にも話を聞いてみることにします。
「The Steel Samurai」
「スティール・サムライについて」
Phoenix
「So, you're a fan of the Steel Samurai?」
フェニックス
「それじゃ、キミもスティール・サムライのファンなのかな?」
Cody
「How dare you utter that name, evildoer!」
コーディー
「その名前を軽々しく口にすんじゃねぇよ、この悪モンが!」
「utter(口から発する、述べる)」
Maya
「What do you mean?
We're on the Steel Samurai's side!」
マヤ
「ちょっと!悪モンってどういう意味?
私たちは、スティール・サムライの味方なんだからね!」
Cody
「H-hah! Hah hah!
You can't fool me!」
コーディー
「ははっ!はっはっは!
笑わせんなよな!俺を騙そうったって、そうはいかないぜ!」
Maya
「Okay... then what's the last line said by the innkeeper in Episode 8?」
マヤ
「いいわ…それじゃあ聞くけど、エピソード8に出てきた宿屋のご主人の最後の台詞は何?」
「line(役者の台詞)」
Cody
「Hah! Easy!
”Like some fries with that?”」
コーディー
「はっ!そんなの簡単だね!
”それと、揚げ物は好きかね?”だ!」
いや、どんな台詞だよ!
全くシーンが想像できないんですけど。(笑)
ちなみに、この台詞の「Like some fries with that?」は、
もしかすると「Would you like some fries with that snake?」の略かもしれません。
直訳では「あなたはあの蛇と一緒に、いくつかのフライ(揚げ物)をお召しになりますか?」となるのですが、
ここでの「snake」とは「歩く時になまめかしく揺れる女性のおしり」を暗喩しており、
「fries」は「ホットでスパイシーな大人のアレコレ」の暗喩です。(笑)
すなわちこの台詞、実際には直訳の意味ではなく
「あのネェちゃんのケツ、たまらねぇなぁ、おい!
あのネェちゃんと一緒にフライを食べたくねぇか?(意味深)」
という意味で使われる慣用句なのです。(笑)
「The Steel Samurai」の「Episode 8(第8話)」で、
宿屋の主人がどんな状況でこのセリフを吐いたのかは、
それを「視聴していない」私では分かりかねます。(笑)
よって、上記「コーディーのセリフ」においては、直訳の意味のほうを採用しました。^^;
Maya
「Hmph... not bad, kiddy-o.」
マヤ
「ふーむ…悪くないね、チビッ子クン。」
Phoenix
「(What are they doing!?)」
フェニックス
「(なんなんだ!?このコたちのこのやり取りは…)」
…どうやら、マヤとコーディーは良いコンビみたいですね。(笑)
「趣味嗜好のベクトル」も、「(精神)年齢」も割と近いようですし。(笑)
「What happened」
「(事件当日)何が起こったか」
Phoenix
「Say, you heard anything about the incident the other day?」
フェニックス
「ところで、前にここで事件が起こったんだけど、何か聞いてない?」
Maya
「You were here, weren't you?」
マヤ
「キミもここに居たんでしょ?」
Phoenix
「Did you see anything...?」
フェニックス
「何か目撃したんじゃないのかな…?」
Cody
「He... he...」
コーディー
「アレだ…その…」
Cody
「He... always...
The Steel Samurai always wins!
Always!」
コーディー
「サムライは…いつでも…
スティール・サムライは、いつだって必ず勝つんだ!
どんな時でも!」
Cody
「Yeah, I saw 'em!
I saw everything!」
コーディー
「そうさ、俺は見た!
全てを見たんだ!」
Maya
「What!?」
マヤ
「えぇっ!?」
Cody
「But... but no way am I telling you losers!」
コーディー
「だけど…お前らみたいな負け犬どもには、教えてやれないね!」
Maya
「Wha--!? Wait...」
マヤ
「なっ--!?って、ちょっと待って…」
Cody
「Lemme go!」
コーディー
「離せ!」
Maya
「He's gone.」
マヤ
「行っちゃった。」
Maya
「Huh?」
マヤ
「ん?」
Maya
「Something fell off the table when he bumped into it on his way out.」
マヤ
「あのコ、出ていく時にテーブルにぶつかって、その拍子に何か落ちたよ。」
「bump into ~(~にドンと突き当たる)」
Phoenix
「A... bottle?」
フェニックス
「これは…ボトル?」
Phoenix
「Why was this sitting there, I wonder?」
フェニックス
「なんでこんな物がここにあるんだろう?」
Empty Bottle(空のボトル)
Type:Evidence(タイプ:証拠品)
Retrieved from the Employee Area.(従業員エリアにて取得した。)
「Empty Bottle slipped into pocket.(空のボトルをポケットに忍ばせた。)」
Phoenix
「Anyway, what was that kid saying?」
フェニックス
「ところで、あの子なんて言ってたっけ?」
Maya
「He ”saw everything”...」
マヤ
「確か、”全てを見た”って…」
…なにやら「事件に深く関わる”重要な事”」を目撃しているようだった少年コーディー。
彼はもちろん「スタジオの関係者」ではありませんので、
スタジオ上層部に「圧力をかけられている」というわけではないはずです。
しかし、「目撃したこと」について尋ねたフェニックスに対して、
「サムライはいつだって絶対負けないんだ!」みたいなことを言い返しており、
どうもうまく話が噛み合っていませんでした。
彼には何か「話したくない理由」があるのでしょうか?
いずれにせよ彼はどこかへ行ってしまいましたので、これ以上の追及は現時点では不可能です。
また、従業員エリアのテーブルの上に「空のボトル」がありました。
ペニーによれば「従業員エリアは事件当日のままの状態になっている」とのことでしたので、
このボトルも、おそらく「事件の当日から」ここにあったのでしょう。
という事は、何か事件に関係しているのかもしれません。
それでは今回はこの辺で。
次回に続きます。
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