Phoenix Wright Ace Attorney(逆転裁判)北米版プレイ日記(232)
前回、
やはり「Lotta Hart(ロッタ・ハート)」は、写真を「拡大」していた!
ということが判明しました!
しかし、その拡大された写真の「提出」を阻んでいたのは、
誰あろう、検事「Manfred von Karma(マンフリート・フォン・カルマ)」だったのです!
Judge
「What's the meaning of this,
Mr. von Karma!」
裁判官
「これは一体どういうことですか、
フォン・カルマ検事!」
Karma
「Er... erm...」
カルマ
「う…む…」
何か言いたいことはありますか?
得意の「Objection!」でも、したらいかがですか?m9(^Д^)
Phoenix
「Ms. Hart!」
フェニックス
「ハートさん!」
Phoenix
「Show the photo to the court!
Show us the enlargement!」
フェニックス
「その写真、当法廷に向けて提示してください!
あなたが拡大したという、その写真を!」
Karma
「The prosecution objects to the submission of this evidence!」
カルマ
「検察側は、その弁護側の提案に異議を申し立てる!」
「submission(提案)」
おやおや…
ここで「Objection!」ですか?
Judge
「Objection... denied.」
裁判官
「異議は…却下します。」
ま、当然ですわな!m9(^Д^)
Judge
「The witness will show the enlargement to the court.」
裁判官
「証人、その拡大写真を当法廷に提示してください。」
Lotta
「Here it is.」
ロッタ
「ええで。ほれ、コレや。」
Judge
「Hmm. We still cannot see who is firing in this.」
裁判官
「ふーむ。どうやら写真の拡大を以ってしても、
銃を撃った人物の特定までは出来なかったようですね。」
Judge
「It could be the defendant... or maybe it's not.」
裁判官
「これは被告のようでもあるし…そうではないのかもしれません。」
確かに「写真を拡大」しても、
「鮮明に」することまでは出来なかったようですね。
「銃を撃った側」も「撃たれた側」も、
どちらの「顔」も「全く分からない」うえ、
その「服装」についても、当日は非常に「寒かった」からなのでしょう、
どちらも「同じようなコートを羽織っている」ということぐらいしか分かりません。
これでは一見して「誰が誰なのか」までは、ハッキリとは分からないようですが……
Judge
「Regardless, I'll accept this as evidence.」
裁判官
「ともかく、証拠品として受理しましょう。」
Lake Photo(湖の写真)
Type:Photographs(タイプ:写真)
Received from Lotta Hart.(ロッタ・ハートより受け取った。)
「Lake Photo added to the Court Record.(湖の写真をコート・レコードに加えた。)」
Karma
「Happy now, Mr. Wright?」
カルマ
「これで満足か、ミスター・ライト?」
Phoenix
「Hmm...
(There has to be something!)」
フェニックス
「うむむ…
(絶対何かあるはずなんだ!この写真には!)」
…どうやらフェニックスにも分からなかったようですね……
この写真を何故フォン・カルマは隠そうとしていたのか?という、その理由が……
Karma
「You asked for the enlargement,
you got the enlargement.」
カルマ
「貴様は拡大写真を要求し、
望み通りに拡大写真を得ることが出来たわけだが。」
あらま。^^;
なんとも「ジャアクな笑顔」ですこと。^^;
Karma
「And little good it has done any of us!」
カルマ
「しかしこんな物は、我々の誰にとっても、有用な代物でありはしない!」
「Little good it has done any of us.」=直訳「我々の誰にとっても、これは少しも良い影響を及ぼさない。」
Karma
「That's why I requested she not show it!」
カルマ
「故に吾輩は、証人に、これを見せる必要などない、と進言したのだ!」
Judge
「Hmm...」
裁判官
「ふーむ…」
Judge
「I suppose this means that the cross-examination...」
裁判官
「拡大写真が提出されてもこの結果ということは…
弁護側の反対尋問は…」
Karma
「Is over! Obviously!」
カルマ
「終いだ!解かり切った事であろう!」
Judge
「Then, I would like to close the cross-examination of Ms. Lotta Hart.」
裁判官
「であるならば、ここでミス・ロッタ・ハートに対しての反対尋問を打ち切りたいと思いますが。」
Karma
「And none too soon.
That was a flagrant waste of my time.」
カルマ
「当然だ。むしろ遅過ぎたくらいだ。
所詮はただの悪足掻き、目に余る時間の浪費に過ぎなかったな。」
「none too soon(早すぎるということは無い)」
「flagrant(目に余る、はなはだしい)」
…なんか気付いたら、すっかり「形勢逆転」されちゃってますね。^^;
あれれ?いつの間にこんな展開に…?^^;
Judge
「Mr. von Karma,
do you have anything to add?」
裁判官
「フォン・カルマ検事、
検察側は、何か付け足して言明すべき事はありますかな?」
Karma
「I stated everything I needed to when this trial began.」
カルマ
「吾輩は、この審理が始まった時から、常に言うべき事だけを言ってきた。」
Karma
「Decisive evidence...」
カルマ
「決定的な証拠…」
Karma
「A decisive witness...」
カルマ
「決定的な証人…」
Karma
「What else could possibly be required?」
カルマ
「それ以外に、何が必要だと言うのだ?」
それって「Opening statement」と一緒じゃん。^^;
Judge
「Nothing, of course.」
裁判官
「無論、何も必要ありません。」
Judge
「Then, I believe it is time for me to declare my verdict.」
裁判官
「それでは、判決を下す時がやって来たようですね。」
え?
あれ?
ちょっと…
それはあまりに「Too soon」じゃないですか…?^^;
Phoenix
「(Wait... it's not supposed to go like this!)」
フェニックス
「(ちょっと待ってくれ…こんなはずじゃないんだ!)」
いや…それ…
あんた、口に出して言わな…^^;
Phoenix
「(There has to be a clue in this photo...
somewhere!)」
フェニックス
「(この写真には、何か手がかりが隠されているはずなんだ…
必ず、どこかに!)」
…もし本当に、この写真には「特別な物は何も写っていない」とするならば……
フォン・カルマの言う通り、「誰にとっても意味のない代物」でしかないのなら!
あそこまで必死になって、
「隠そうとする必要は無かった」はずです!
ただ単に「意味がない」だけならば、
「写真を拡大してみたが、これこの通り、現状を変えるようなものは何も写っていなかった。」
で済んだはず。
ま、実際にフォン・カルマは、そう言って「釈明した」わけですが、
それは無理矢理提示させられて初めてそうしたに過ぎないわけで、
その直前には、「提出させなかった理由」を「言い淀んで」いましたし、
前回などは「そんな物は無い!」と言って、存在自体を「無き物」にしようとしていたのです!
ここでもう一度、声を大にして言いますが、
「本当に」意味が無いのなら、
そこまで「必死になって」隠そうとする理由など
どこにも無いはずです!
「指摘されることが無ければ、
このまま隠し通してやり過ごそう。」
と思っていたとしか考えられない
これらのフォン・カルマの行動の「裏」には、
何か「検察側にとって不利になる」ような事柄が、
絶対に「隠されている」はずなのです!
途中からフォン・カルマが「いつもの調子」を取り戻したのは、
「フェニックスは”その事”に気付いていない!」と察したからでしょう。
ならばこれ幸い!と、
「勢い」に乗じて、さっさと「審理を終わらせようとしている」のですね!
ですが、こちらとしては当然、
それを黙って見過ごすわけにはいきません!
このまま何もしなければ審理は終わり、
エッジワースに「判決が下されてしまう」のですから!
しかし、ここでの最大の問題点は、
「写真に写る、検察側にとっての”不利な事柄”というのは、一体なんなのか?」
ということですね。
果たしてその「手掛かり」とは!?
この「拡大された写真」には、
一体「何が写し出されている」のでしょうか!?
…それでは次回に続きます!
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