Phoenix Wright Ace Attorney(逆転裁判)北米版プレイ日記(312)
Phoenix
「Wh-what?」
フェニックス
「な、なんだ、今のは?」
Phoenix
「What did you just say?」
フェニックス
「な、なあマヤ、い、今なにか言ったかい?」
Maya
「N-nothing!」
マヤ
「わ、私、何も言ってないよ!」
…前回、突如として「現れ」、
フェニックスに助言を「囁いた」者がありました。
…勿論、その「姿」は…
言うに及ばず……
Phoenix
「(The second bullet must exist?)」
フェニックス
「(いや、ちょっと待てよ…二発目の弾丸は…存在する、だって?)」
Phoenix
「(But where!?)」
フェニックス
「(でも…だとしたら、どこに!?)」
「...Someone took it...」
「…誰かが…持ち去ったのよ…」
Judge
「It seems waiting is not going to produce us any answers from Mr. Wright.」
裁判官
「どうやらこうして待っていても、弁護側からは如何なる回答も得られそうにないですね。
これでは時間の無駄と言わざるを得ないでしょう。」
「It seems waiting is not going to produce us any answers from Mr. Wright.」
=直訳「待っているということは、ライト氏から我々(裁判官や検察側、傍聴人)に対して、
如何なる答えも生じさせないみたいだ。」
Phoenix
「Wait, Your Honor!」
フェニックス
「お待ちください、裁判官!」
Judge
「Hmm?」
裁判官
「え?まだ何か?」
Phoenix
「I, uh...」
フェニックス
「いや、その…」
見るからに自信なさげだな、おい!^^;
貴様、そんな「覚悟」で、まだ裁判を長引かせるつもりか!?
…などと、対面の検事さんから言われてしまいそうですが(笑)
しかし、今回ばっかりは致し方ないでしょう。
なんせ、「神のお告げ」、「天啓」のレベルですからね!^^;
Phoenix
「Th-the second bullet!
It, uh, it exists!」
フェニックス
「に、二発目の弾丸は!
えーと、その、そ、存在するんです!」
表情とセリフが噛み合っていませんねぇ。
Judge
「What!?」
裁判官
「なんですって!?」
Judge
「But we've just heard proof that it did not exist!」
裁判官
「ですが、確固たる捜査に基づいた資料によれば、
そんなものは何処にも存在しなかった、と明確に断定されているようですよ!」
Phoenix
「I-I realize that, Your Honor.」
フェニックス
「い、いや、ぼ、僕は、気付いたんです、裁判官。」
Phoenix
「(I'm really grasping here!)」
フェニックス
「(そうだ、それだけは間違いないんだ!
もう藁をもつかむ思いで、この主張と心中するしかない!)」
…もはや、「ハッタリ」をかますだけの心の余裕も無くなってしまったか…
だが!しかし!ここまで来たらもう行くしかない!
「天啓」だろうと「お告げ」だろうと、
例え「内なる死者の囁き」だったとしても、
もう突っ走るしかないんだッ!
頑張れ!フェニックス・ライトッ!
…これが、「気の迷い」でないといいなッ!(笑)
ちなみに、ここでの「I'm really grasping.(僕は本当に把握している。)」というのは、
先のセリフ「I realize that.(僕はそれに気付いた。)」ということを「把握している」と言っているだけで、
実際に「今自分が主張している」内容、
すなわち「第二の弾丸は誰かに持ち去られた。」ということを、
「Really grasping(完全に把握)」しているわけではありません。(笑)
あくまで「そういう考えに至った今の自分」を把握している、というだけです。^^;
*追記*
コメントでご指摘を頂きましたが、この「I'm really grasping.」という表現は或いは、
「Grasp at straws(直訳:藁を掴む=困った時に必死の思いでなんにでもすがろうとする様
=日本のことわざの藁にも縋る思いと全く同じ意味)」
という意味を表しているのではないか、とのこと。
確かに、この場面では、演出上は「ミアがフェニックスに囁いている」という形になっているわけですが、
当のフェニックスにとっては「何故か突然、頭にひらめいた」という感覚であるのでしょう。
従って、
「なんでこんな突拍子も無い事を急に思いついたのかは分からないが、
とにかく今は絶体絶命の大ピンチなのは間違いないんだから、例えこれがなんであれ、
もう藁をも掴む思いでこの主張にすがるしかない!(Grasp at straws)」
という意味もありそうです。
おそらく、英語特有の「ダブルミーニング」表現なのでしょう。
というわけで、日本語訳にも「無理矢理」ながら追記いたしました。(笑)
RMさん、いつもありがとうございます。m(_ _)m
Phoenix
「I-it's just, someone took it from the scene of the crime!
That's what happened!」
フェニックス
「に、二発目の弾丸は、何者かの手によって事件現場から持ち去られてしまったのです!
そういうことだったのですっ!」
Judge
「But...
Who!?」
裁判官
「ですが、だとしたら…
その何者か、とは一体誰のことなのですか!?」
Phoenix
「Th-th-the murderer!」
フェニックス
「も、ももも勿論、し、真犯人以外、考えられません!」
Karma
「The murderer?
Then tell us, just who is this ”murderer”?」
カルマ
「真犯人、だと?
では問おう、貴様の言う”真犯人”とは、一体何者だ?」
ごもっとも。当然の疑問ですね。
Phoenix
「I'm... still thinking about that one.」
フェニックス
「それは…まだ考え中です。」
∧∧
ヽ(・ω・)/ ズコー
\(.\ ノ
、ハ,,、
いやいやいや!^^;
「話にならな過ぎ」だろ!それじゃ!^^;
はい、これが「自分の主張を”grasp”していない」ことの証左です。^^;
…ま、とは言え…
もう大体「目星はついている」んですけどね…
「The murderer」の「正体」なんてね!
Judge
「Hmm...」
裁判官
「ふーむ…」
Judge
「So the criminal took the second bullet?
Why would he?」
裁判官
「では、その正体不明の真犯人とやらが、現場から第二の弾丸を持ち去った、と?
しかし、その者は何故そのようなことをしようと思ったのでしょうか?」
ふむ。それも至極ごもっともな、当然の疑問ですな。
Phoenix
「Huh?」
フェニックス
「え?」
いや、「Huh?」じゃねーよ。
Judge
「First of all, how would he have found it?」
裁判官
「それにそもそも、その真犯人はどうやって、その第二の弾丸を発見できたのでしょうか?」
ふむふむ。それも至極ごもっともな(以下略)
Judge
「It's not easy to find a stray bullet, Mr. Wright!」
裁判官
「常識的に考えて、どこへ飛んでいったかも分からないような弾丸を見つけ出すことなど、
全くもって容易な事ではありませんぞ、ライト君!」
「stray(はぐれる、迷い込む、さすらう、さまよう)」
ふむふむふむ。おっしゃる通り、至極ごもっともな(以下略)
Judge
「Was there some pressing need for the murderer to search for that bullet?」
裁判官
「もしかして真犯人には、なんとしてでもその弾丸を見つけ出さねばならない、
何か差し迫った理由でもあったのでしょうか?」
なんか、四方八方からの質問攻めにあい、
さながら「四面楚歌」状態となってしまっているフェニックスですが^^;
しかし!何度も言うように、
ここまで来てしまったからには、
もう後に引くことは出来ません!
質問攻めにあいながらも、
その答えを探していく内に、
「真実」を「Grasp」するしかないのです!
退路は断たれた!
もはや、前に足を踏み出していくしかない!
残された道は、そこにしか無いんだ!
というわけで、次回に続きます!
「...It's okay...
...You're right, Phoenix...
...Also I'm sure you can do it, of course...」
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