Phoenix Wright Ace Attorney(逆転裁判)北米版プレイ日記(2)

今回から実際にゲームを進めて行きたいと思います。

カプコンロゴ、タイトル画面の後、最初のエピソードが始まります。




エピソード1オープニング1


「Episode 1:The First Turnabout」


「エピソード1:最初の転換」




「turnabout(方向転換、旋回)」




邦題は「第1話:初めての逆転」。
北米版も意味は同じで、邦題とイコールでも良かったのですが、ここは敢えて直訳にしました。




それではゲームスタートです。




エピソード1オープニング2


「*gasp*... *gasp*...」


「ハア…ハア…」




「gasp(喘ぐ、息を弾ませる)」


上記の動詞ですが、前後にアスタリスク(*)があることからわかるとおり、ここでは擬音表現として使われています。


英語には日本語ほどの豊富な擬音語が有りません。
マンガなどでも、上記のように「動詞を擬音語として使う」ということが多々あります。
ただし、このゲームではセリフと区別するためにアスタリスク(*)で挟んで記述しているようです。




蛇足ですが、「擬音語」とは、「実際に聞こえる音を、聞こえたままに表す」語句です。
例えば、「動物の鳴き声」、「無生物が発する音」、そして「人間が発する声以外の音」などです。
この内「動物の鳴き声」は、擬音語として英語にもたくさん有ります。
しかし、それ以外の擬音語は英語にはあまりありません。


また、「実際に音は聞こえないが、その状態を直接表す」語句に「擬態語」があります。
例えば、「”シーン”と静まり返る」、「”きらきら”光る宝石」、などです。
実際には「無音」なのだから「シーン」というのはおかしいですし、光がひかるのも当然無音です。
しかし、日本語にはこういった「音のしないもの」に対してまで、「音をあてた」表現法があります。



こういった表現は、少なくとも英語では多くは見られません。
しかし、「擬音語」も「擬態語」も、日本語の表現を非常に豊かにしており、
日本語を学ぶ外国人の中には「擬音語や擬態語のファン」になる、という人たちもいるみたいです。^^



「英語」という言語では、状態を表現するために「形容詞」や「副詞」を多様化させました。
一方「日本語」では、「擬音語」や「擬態語」が多様化されてきました。

これは、言語の特性であり、勿論どちらが優れているとかではありません。
その言語の成り立ち、その言葉を使う人々の慣習や文化などが背景にあります。


こういったところが、他言語を学ぶ上で非常に面白い点でもあります。




…脱線が長くなりました。^^;

そろそろゲームに戻ります。




エピソード1オープニング3


エピソード1オープニング5


「Dammit! ...Why me?」


「クソッ!…なんで俺なんだ?」




「Dammit!(クソ!チクショウ!)」




エピソード1オープニング4


「I can't get caught...
Not like this!」


「俺は捕まらねえぞ…
こんなことではな!」



エピソード1オープニング7


「I-I've gotta find someone to pin this on...」


「こ、この罪を着せられる人間を誰か見つけなければ…」




「pin on(罪などを着せる、負わせる)」




エピソード1オープニング7


「I'll make it look like HE did it!」


「(そうだ!)あいつがやったように見せかけよう!」




…以上がエピソード1のオープニングです。


最後のセリフでは、「he」が「HE」と大文字で書かれています。
これは「強調」の表現です。
ですので、訳文でも太字で強調しています。


基本的にゲーム中での文章表現になるべく忠実に記載していこうと思っています。




EP1法廷1


August 3, 9:47 AM
District Court
Defendant Lobby No. 2


8月3日、午前9:47
地方裁判所
第二被告人控え室




「district(地方)」


「court(裁判所)」


「defendant(被告人)」


「lobby(ロビー、休憩室)」




場面転換し、裁判所の被告人の控え室になります。


EP1法廷2


Phoenix

(Boy am I nervous!)


フェニックス

(ほんとに緊張するなあ!)




「boy(よう!おや、本当に)」=喜び、驚き、または失望や退屈を皮肉的に表す口語表現。




Mia

「Wright!」


ミア

「ライト!」



EP1法廷3


Phoenix

「Oh, h-hiya, Chief.」


フェニックス

「あっ、ど、どうも、チーフ。」




「hiya」=「hi」「hello」


「chief(組織、集団の長)」




Mia

「Whew, I'm glad I made it on time.」


ミア

「ふう、定刻に間に合ってよかったわ。」




「make on time(時間通り、定刻に間に合う)」口語表現。




Mia

「Well, I have to say Phoenix, I'm impressed!」


ミア

「ところで、言わなきゃならないことがあるわフェニックス、(あなたにはほんとに)驚かされたわ!」


Mia

「Not everyone takes on a murder trial right off the bat like this.」


ミア

「(ルーキー弁護士なのに)いきなり殺人の審理を引き受ける人なんて誰もいないわよ。」




「take on(仕事を引き受ける)」


「trial(裁判、公判、審理)」


「right off the bat(直ちに、すぐさま)」アメリカ口語表現。




Mia

「It says a lot about you... and your client as well.」


ミア

「話題になってるわよ、あなた…そしてあなたの依頼人もね。」




「client(クライアント、顧客、弁護依頼人)」




Phoenix

「Um... thanks.」


フェニックス

「う…どうも。」


Phoenix

「Actually, it's because I owe him a favor.」


フェニックス

「これには理由があって、実は、僕は彼に恩があるんです。」




「owe(負う)」


「favor(恩)」




Mia

「A favor? You mean, you knew the defendant before this case?」


ミア

「恩?という事はつまり、あなたはこの件を受けるよりも前から被告と面識があったって言うの?」


Phoenix

「Yes. Actually, I kind of owe my current job to him.」


フェニックス

「はい。僕が今の職に就いたのは、彼のおかげなんです。」




「current(現在の)」




Phoenix

「He's one of the reasons I became an attorney.」


フェニックス

「僕が弁護士になった理由のひとつが、彼なんですよ。」


Mia

「Well, that's news to me!」


ミア

「あら、それは初耳だわ!」


Phoenix

「I want to help him out any way I can!」


フェニックス

「どんなことをしてでも、僕は彼を助けたいんです!」



EP1法廷4


???

(It's over!)


???

(終わりだ!)


???

(My life, everything, it's all over!)


???

(俺の人生、なにもかも、全て終わりなんだ!)


Mia

「...」


ミア

「…」


Mia

「Isn't that your client screaming over there?」


ミア

「あっちで叫んでるの、あなたのクライアントじゃない?」


Phoenix

「Yeah... that's him.」


フェニックス

「ええ…彼です。」


???

(Death! Despair! Ohhhh!)


???

(死だ!絶望だ!うおおおお!)




「despair(絶望、自暴自棄)」




???

(I'm gonna do it, I'm gonna die!!!)


???

(俺はやるぞ、死んでやる!!!)


Mia

「It sounds like he wants to die...」


ミア

「彼は死にたがってるみたいだけど…」


Phoenix

「Um, yeah. *sigh*」


フェニックス

「う、ええ。ハア」




「sigh(ため息を吐く)」




EP1法廷5


Butz

「Nick!!!」


バッツ

「ニック!!!」


Phoenix

「Hey. Hey there, Larry.」


フェニックス

「や。やあ、ラリー。」



EP1法廷6


Butz

「Dude, I'm so guilty!!
Tell them I'm guilty!!!」


バッツ

「おい色男、俺はとっても罪深いんだ!!
あいつらに言ってやってくれよ、俺は有罪だって!!!」




「dude(洒落ている人、気取り屋)」
上記セリフでは「よう、色男!」というような呼びかけとして使われている。


「guilty(罪を犯した、有罪の)」




Butz

「Gimme the death sentence! I ain't afraid to die!」


バッツ

「俺を死刑にしてくれよ!俺は死ぬのは怖くないんだ!」




「gimme」=「give me」口語表現。


「sentence(判決、刑、宣告)」




Phoenix

「What!? What's wrong, Larry?」


フェニックス

「なんだって!?どうしたんだよ、ラリー?」


Butz

「Oh, it's all over...
I... I'm finished. Finished!」


バッツ

「ああ、何もかも終わりなんだ…
俺は…俺はおしまいなんだ。おしまいなんだよ!」


Butz

「I can't live in a world without her! I can't!」


バッツ

「彼女無しでは俺は生きていけない!生きていけないんだよ!」


Butz

「Who... who took her away from me, Nick? Who did this!?」


バッツ

「誰が…誰が彼女を連れ去ったんだ、ニック?誰がやったんだよ!?」


Butz

「Aww, Nick, ya gotta tell me! Who took my baby away!?」


バッツ

「あうう、ニック、お前俺に教えろよ!誰が俺のベイビーを連れ去ったんだよ!?」


Phoenix

(The newspapers say it was you...)


フェニックス

(新聞には、それをやったのはお前って書かれてるんだよ…)




ここで画面はいったん暗転します。



…長くなりましたので、今回はこの辺で。
次回に続きます。


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非公開コメント

No title

役に立ちます
ありがとうございます

No title

管理人さんの和訳は、英文に忠実であろうとして、
敢えて直訳になさっていますね

それは言語をボトムアップで抽象的に理解する助けとなり、
本当に役に立ちます

この手のサイトは、たいてい、日本語的に意訳してしまうケースがありますが、
それだと混乱してしまう

管理人さんの配慮は大変ありがたいです

No title

お世話になっております。

Mia
「Not everyone takes on a murder trial right off the bat like this.」
Mia
「It says a lot about you... and your client as well.」
ミア
「話題になってるわよ、あなた…そしてあなたの依頼人もね。」


このsay a lot aboutは~を雄弁に物語る、~をよく表している
ではないでしょうか
ということは「こんな風にいきなり第一級犯罪を引き受けるのは誰にでもできることじゃない。貴方という人物をよく象徴しているわね(≒それだけ貴方は仕事熱心なのね、勇敢なのね、人情があるのね)。また、そのことは貴方の依頼人の人柄をも象徴しているわね(≒つまりそれだけ貴方の依頼人は助けるに値する高潔な人物なのね)」

という意味ではないでしょうか

spilit hairs

Butz
「Aww, Nick, ya gotta tell me! Who took my baby away!?」
バッツ
「あうう、ニック、お前俺に教えろよ!誰が俺のベイビーを連れ去ったんだよ!?」

take awayは
本質的には「つれさる」から転じた意味に過ぎないとはいえ、
人をころすという意味でよくつかわれるようなので、
訳文の修正をお願いできませんでしょうか。
というのも、実際の会話において、もし、ころすという意味の言葉を言いたい時、take away=もちさる と記憶してしまっていたら、killくらいしか思い浮かばなくなってしまうからです。 

しかしながら、「つれさる、もちさる」があくまで原義なわけだから、その部分を省くことは学習上不適切でしょう
その意味では、お示しの訳はむしろ正しいとも言えます

そこで、「原義から転じた意味に過ぎないが、けれども一般的に使われている表現」に関しては、以後、「take away 持ち去る、ころす」などと、原義→転じた表現の順にどちらも表記していただきたいのですが、如何でしょうか。もしくは訳文を修正するか。

思うのですが

トーフルやニュース英語などで英語を勉強していて、無味乾燥すぎて空虚さに耐えられなくなって来たり、英語力が向上している実感が湧かないなどで学習上のストレスを感じたり、英語とは直接関係の無い日常生活における悩みなどでスランプに陥っているときなど、

通常であれば英語から離れ、お酒を飲んだり、夜更かししてネットサーフィンをしたり、高い買い物をしたり日本語のテレビゲームをしたり、様々な破滅的行動に走ってしまうということはありませんか。私は今がそうです。そして、その状態から再び英語の学習に戻るにはエネルギーと時間が要ります。

しかし、こと語学においては、そうした空白期間は本当に致命的に感じます
だから逆転裁判を英語で遊べるようにすることは、効果的だと感じます
正直、それ自体は語学の訓練にはならない、遠回りです
でも気分転換としてこれ以上優秀なことはそうないですよね

私は英語のアニメも気分転換で精読したりします
興味がおありでしたら、動画と精読したワードファイルをアップします
ただノートにアナログで精読してしまったものはスキャンするのが面倒なので無理ですが。英語のアニメも新規単語が全然拾えなくて、効率が悪すぎますね。でも気分転換にはなる。大統領スピーチは本当に無味乾燥なうえに新規単語が拾えず、かなり割に合わないです、知性や精神性は学べますが、じゃあ精神性で英語が話せるようになるかっていうと、それは別の話なわけです。ニュース英語は単語が拾えますが、訳文がないため難易度が高い。朝日出版社のCNNテキストは難易度が低く和訳もありますが、平易な文章をピックアップし過ぎており、単語が拾えない。英語のドラマは、単語は拾えるけれども、いかんせん詰まらなすぎる。よくフレンズなんかで学んでいる人がいるようですが、内容に興味を持てませんね。知性の低い人々が大勢で和気あいあいと、主に恋愛のことでダラダラと話しこんでいる。苦痛でしかない。NHKのビジネス英語はイディオムを拾えますがスピードが遅すぎる。トーフルのリスニングも平易な単語だけで色々なことを表現する能力つまり文法を抽象的に理解していくことには向きますが単語が拾えない。

私が思うに、「これ!」という教材は無い感じです
息抜きの英語版逆転裁判も含め、色々なものを幅広くやっていくしかない気がします でもマルチタスクになってしまうから、
力配分は考えないといけない
逆転裁判にかけられる時間は一日当たり15分程度でしょう
ただしスランプのときなど喫緊のストレス解消に迫られている場合は、
その時間配分を大きくかえて、一日3時間でも4時間でも逆転裁判を精読したらいいかもしれないと思っています。人間なんだから、気分転換したり、時には机から長く離れなければならないスランプの時期もあるはずです。それはいい、ただし、英語から離れることだけは危険と感じます
つまり英語学習者に与えられているのは、その時々の状況に応じて、どの教材にどれだけ注意を配分するかという裁量権であり、英語そのものから離れてしまえばアウトかなと。挫折したり中断するくらいならたとえゲームの精読であっても、やらないより遥かによいかなと。スマートなやり方に固執するとスランプに対処できない。0点か100点かの勉強態度ではなく、手段を選ばない態度が大事だと思います ただし時間、これだけは、もう起きている間の大半を英語に関することに向けなければならないと思います。また、たとえば英語表記の格闘ゲームを遊ぶなど、直接英語に関係の無い遊びはナンセンスなわけですが。

もしよかったら、これからも宜しくお願いします

Re: No title

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ありがとうございます。

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