Phoenix Wright Ace Attorney(逆転裁判)北米版プレイ日記(42)
前回の続きです。
「被害者ミア・フェイの電話を盗聴していたのか」と問い詰められたエイプリル・メイが、
鬼の形相でブチ切れた(笑)ことで、
法廷中が凍り付いてしまいました。^^;
その後の場面から再開します。
April
「I-it's no fair!
All of you g-ganging up on me like that...」
エイプリル
「こ、こんなのフェアじゃないわ!
みんなして私のこと、そんな風によってたかってイ、イジメたりして…」
「gang up on ~(~を集団で襲う、~に一致団結して反対する、抗う)」
April
「Oh, so I'm the bad girl, is that it? Is that it!?」
エイプリル
「うぅ、私のこと、悪い女の子だって言うのね、そうでしょ?そうなんでしょ!?」
April
「Uh... uh... uwaaaaaaah!」
エイプリル
「うっ…うっ…うわぁぁぁぁぁぁん!」
Phoenix
「(That did it!
The court's seen the real Miss April May now!)」
フェニックス
「(やったぞ!
法廷中にミス・エイプリル・メイの素顔を見せつけてやることが出来た!)」
Phoenix
「(Now to deal the final blow!)」
フェニックス
「(ここらで最後のトドメを刺してやるか!)」
Phoenix
「Why did you tap her phone?」
フェニックス
「なぜ被害者の電話を盗聴したんですか?」
Phoenix
「Answer the question!」
フェニックス
「質問に答えてください!」
April
「Do I have to?」
エイプリル
「答えなきゃいけないの?」
April
「Isn't this a murder trial?
Isn't tippity-tapping er... irrelevant?」
エイプリル
「これは殺人事件の審理なんじゃないの?
秘密の盗聴なんて、えーと…関係ないんじゃないの?」
「tippity-tapping」=おそらく「tippity-top(ティッピティー トップ=秘密の情事)」に引っ掛けた造語。
「人には言えない秘密の盗聴」というようなニュアンスと思われる。
Phoenix
「(Gah! She's saying exactly what Edgeworth wants her to say.)」
フェニックス
「(クソッ!彼女は、エッジワースに指示された通りのことをそっくりそのまま言っているな。)」
「She's saying exactly what Edgeworth wants her to say.」
=直訳「エッジワースが彼女に言わせたいことを彼女はその通りに言っている。」
「こう聞かれたらこう答えてほしい」というような、事前にエッジワースにされた指示の通りに言い返している。
Phoenix
「Miss May.
You were tapping the victim's phone!」
フェニックス
「メイさん。
あなたは被害者の電話を盗聴していたんだ!」
Phoenix
「I hardly call that ”irrelevant”!」
フェニックス
「なのに”関係ない”ってことはないでしょう!」
Judge
「While this court does not condone the defense's tone of speech,
he has a point.」
裁判官
「弁護側のスピーチの調子は気になりますが、
とは言え弁護側の指摘はもっともです。」
「condone(大目に見る、寛容な態度で容赦する)」
「tone of ~(~の調子、傾向、風潮、~調)」
エイプリルが「殺人事件の裁判なんだから盗聴がどうとか関係ないでしょ!」と主張したことに対してフェニックスは、
「あなたは盗聴していたんだから、あなたが事件と関係ないってことはないでしょう!」と言い返しています。
実は話のつじつまが合っていません^^;
そのことに対して裁判官は「does not condone(大目には見れない)」と言っているわけですね。(笑)
Judge
「Well, Miss May?
Do you have an explanation for the court?」
裁判官
「それでは、メイさん?
当法廷に対して、何か申し開きの弁はありますかな?」
Judge
「Can you prove you had nothing to do with this murder,
even though you tapped her phone?」
裁判官
「あなたが被害者の電話を盗聴していたのだとしても、
この殺人事件との繋がりは何もないのだと証明することは出来ますか?」
Phoenix
「(Hah! I'd like to see her pull THAT off!)」
フェニックス
「(よしっ!彼女がこの窮地をどうやって脱するのか、見ものだぞ!)」
April
「Mr. Lawyer, I saw that evil, evil grin!」
エイプリル
「ミスター・ロイヤー、あなたのその顔、嫌な、いやぁーな笑顔ね!」
「grin(にやにや笑い)」
April
「You were probably thinking ”I'd like to see her pull THAT off,” weren't you!」
エイプリル
「あなた、”彼女がこの窮地をどうやって脱するのか、見ものだぞ、”とか考えてたでしょ!」
Phoenix
「(Damn... she's good!)」
フェニックス
「(むむっ…見抜かれた!)」
April
「Well you're not the first man who's thought that!」
エイプリル
「だって、そういうコト考えるオトコって、あなただけじゃないし!」
April
「And of course... I can, and will!」
エイプリル
「それにもちろん…私は証明できるし、そうするつもりよ!」
Phoenix
「You can't be serious!
No way!」
フェニックス
「冗談でしょ!
そんなの無理だ!」
April
「Way, I say! Way!
Oh, and I assure you I'm serious, Mr. Lawyer!」
エイプリル
「できる、って言ってんでしょ!できるって!
あ、それにね、私は大マジよ、ミスター・ロイヤー!」
「assure(保証する、確かにする)」
April
「Hmph!」
エイプリル
「フンッ!」
以上、エイプリル・メイの百面相でした。(笑)
…いや、まだ続きますけどね。^^;
April
「Okay? So, the killing happened around 9:00 at night?」
エイプリル
「いい?コロシが起こったのは、夜の9時頃だったわよね?」
April
「Why, that's just when I was getting room service from that sweet bellboy...」
エイプリル
「ちょうどその時刻、私はらぶりーなベルボーイさんからルーム・サービスを受け取っていたのよ…」
Phoenix
「R-room service!?」
フェニックス
「ル、ルーム・サービス!?」
April
「Ice coffee, I believe it was?」
エイプリル
「アイス・コーヒー、だったと思うけど?」
Phoenix
「I-ice coffee...!?」
フェニックス
「アイ、アイス・コーヒー…!?」
April
「Ice coffee? You know?
Like normal coffee, but COLD.」
エイプリル
「アイス・コーヒーよ?あなた知ってる?
普通のコーヒーみたいなんだけど、冷たいのよ。」
April
「If you don't drink it quick, the ice melts and then you have... regular cold coffee.」
エイプリル
「もしさっさと飲まないと、氷が溶けちゃって…ただの冷たいコーヒーになっちゃうの。」
そんなん知っとるわ!
完全にナメられてますね。^^;
April
「Think I'm making this up?
Ask the bellboy! *wink*」
エイプリル
「これで十分だと思うけど?
本当かどうかは、そのベルボーイさんに聞いてみなさいよ!」
Edgeworth
「Ergo, the witness was not on the scene at the time of the murder!」
エッジワース
「故に、この証人は殺人発生時刻に現場には居なかったのだ!」
「ergo(それゆえに、その結果として)」
はい、完全に形勢逆転してしまいましたね。^^;
エイプリルも本来の調子に戻ってしまいました。^^;
上記の流れを整理すると、
1)エイプリルには「事件が起こった午後9時頃は確実にホテルの自室にいた」という確固たるアリバイがある。
2)よって殺人そのものには「直接的に関与していない」。
3)直接的な関与がない人物が「盗聴をしていようがいまいが」この裁判には関係ない。
という事が証明されたわけです。
エイプリルの「盗聴は裁判に関係ない。」という主張が通ったことになりますね。
一転、逆に窮地に立たされてしまったフェニックス。
いったいどうなってしまうのか!?
それでは次回に続きます。
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