Phoenix Wright Ace Attorney(逆転裁判)北米版プレイ日記(68)
前回の続きです。
前回ホワイトは
「ホテルの部屋から、フェイ法律事務所にあった、ガラスでできたライトスタンドを見た。」
という証言をしました。
一見事件とは無関係のように思えますが、ともかくこれは証拠品と矛盾していますので、
まずはその矛盾点を指摘したいと思います。
今回はその場面から再開します。
White
「A light stand was lying on the floor when I looked.」
ホワイト
「私が見た時、事件現場にはライト・スタンドがあったよ。」
Glass Shards(ガラスの破片)
Type:Evidence(タイプ:証拠品)
Retrieved at the Fey Law Office.(フェイ法律事務所にて取得した。)
「The broken remains of a glass light stand. Broken beyond all recognition.
(ガラスのライト・スタンドが砕け散って現場に残されたもの。それ以上のことはわからない。)」
「Broken beyond all recognition.」=直訳「壊れたという認識が、全ての認識可能な範囲である。」
Phoenix
「Mr. White.」
フェニックス
「ホワイトさん。」
Phoenix
「It was impossible for you to have seen the light stand!」
フェニックス
「ライト・スタンドを見ることは、あなたには不可能だったんですよ!」
White
「Whaaaat!?」
ホワイト
「なんだってぇぇぇ!?」
Phoenix
「The stand broke into pieces when it fell!」
フェニックス
「このスタンドは、倒れた時に粉々に砕け散ってしまったんですから!」
White
「Ooof!」
ホワイト
「うぐぅっ!」
Phoenix
「Just by seeing the broken pieces
you would have no idea it was a light stand!」
フェニックス
「もしこのガラスの欠片を見たんだとしても、
あなたにはこれがライト・スタンドだったなんて、分かりようがないんです!」
Phoenix
「So tell me,
exactly when was it that you saw the stand?」
フェニックス
「それでは教えていただきましょうか、
あなたはいつ、どのタイミングでこのスタンドを見たんですか?正確にお願いしますよ?」
Phoenix
「Answer the question!」
フェニックス
「さあ答えてください!」
White
「I-isn't it obvious?
I saw the stand before it fell over!」
ホワイト
「そ、そんなこと、解かり切ったことじゃないか?
倒れて壊れる前に、私はスタンドを見たんだよ!」
「obvious(わかりきった、一目瞭然な)」
Phoenix
「So... you saw the stand before the victim was attacked, then?」
フェニックス
「それじゃ…被害者が襲われるより前に、あなたはスタンドを見た、と、そうおっしゃるんですね?」
White
「C-correct! That would be no problemo, right?」
ホワイト
「そ、そうだよ!それでノー・プロブレーモ、だろ?」
上記セリフの「no problemo」ですが、こちらの説明はドラクエ5のプレイ日記で詳細を説明しましたので、
詳しくはこちらを参照してください。
簡単に説明すると「スペイン語っぽいけどスペイン語じゃない」所謂「なんちゃってスペイン語」というやつです。
「米製スペイン語」とも言えるかもしれません。
Phoenix
「(Hmm...)」
フェニックス
「(うーん…)」
勿論選択するのはビッグ・プロブレーモです。(笑)
Phoenix
「There's a big problemo,
er, I mean problem here.」
フェニックス
「ビッグ・プロブレーモですよ、
いや、つまり、問題ありです。」
ここでフェニックスが言い直しているのは
「problemo」は、かなり砕けた、オチャラケたような表現なので、
法廷のような「フォーマルな場所」で使用するのには相応しくありません。
だからちゃんと「正しい言い方」に言い直したのです。
じゃあホワイトは良いのかよ?という話になりますが^^;
彼はそもそも正しくない単語を乱発するキャラなので、まあ大丈夫でしょう。(笑)
White
「What problem is this?」
ホワイト
「何が問題だと言うんだ?」
Phoenix
「Mr. White, let me make sure I have this straight...」
フェニックス
「ホワイトさん、この際だからはっきりさせましょうか…」
Phoenix
「You saw the glass light stand through the window,
from the hotel before the incident occurred?」
フェニックス
「事件発生前に、ホテルのあなたの部屋の窓から、
ガラスでできたライト・スタンドを見たんですね?」
White
「Correct! That is so!
It's conclusive, definitive,
undeniable... unimpeachable!」
ホワイト
「そうだよ!そう言っているじゃないか!
決定的に、完璧に、
否定しがたく…申し分なし、なんだよ、それで!」
「conclusive(決定的な、断固たる)」
「definitive(最も完全で正確な、最も信頼のおける)」
「undeniable(否定しがたい、申し分ない)」=「unimpeachable」
…ホワイト必死だな。
Phoenix
「No, it's impossible!
You couldn't have seen the stand!」
フェニックス
「いいえ、それは不可能なんですよ!
スタンドを見た、なんて有り得ないんです!」
Judge
「What? Why couldn't he?
You have proof?」
裁判官
「何ですって?何故有り得ないのですか?
何か証拠でも?」
Phoenix
「I sure do, Your Honor!」
フェニックス
「もちろんありますよ、裁判官!」
というわけで、その証左となる証拠品を提示するわけなのですが…
それにしても……
言い方が回りくどいよ!フェニックス!
何回同じような質問してるんだよ!
中々本題に移らないので、
なんだかこちらまでジリジリしてしまいますね。^^;
それでは次回、「ホワイトがライトスタンドを見たのは有り得ない」ことを証明する
証拠品を提示するところから再開します。
…それにしてもエッジワースのヤツ……
ここまで、やけに大人しいな……
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