DRAGON QUEST V 北米版プレイ日記(184)

*:「Your Majesty! You're back! Welcome home, sir!」
*:「陛下!お戻りになられたのですね!お帰りなさいませ!」
前回の続きです。
やっとゴータ城に帰還しました。
今回はゴータ城の1階、ゴータ城下町にいる人々の声を聴きます。

Bianca
「Wow! What a welcome home, eh?」
ビアンカ
「ふぅ!やっと帰って来れたね!」

Madchen
「There's not a single person who isn't smiling.
What a fantastic atmosphere!
Although...it does smell a bit like a brewery.」
マドチェン
「みんな笑顔になってるわ。
なんて素敵な雰囲気なのかしら!
だけど…ちょっとお酒臭い。」
「There's not a single person who isn't smiling. 」=直訳「笑顔じゃない人は一人もいない。」
「atmosphere(空気、雰囲気、環境)」
「brewery(特にビールの醸造所)」
「It does smell a bit like a brewery.」=直訳「ちょっとビール醸造所みたいな匂いがする。」

Parry
「Everywhere we've been has been bustling,
but nowhere else can compare to Gotha!」
パリー
「今まで僕たちが行った所はどこも人でいっぱいで、せわしないとこばっかりだったけどさ、
今のゴータとは比べ物になんないね!」
「bustle(忙しそうに動く、せわしく働く)」
「compare(比較する、たとえる)」
どうやらゴータ城城下町は、祝賀会を開くために、みんながせわしなく動いているみたいですね。
でも、みんながみんな「嬉しそうな笑顔」らしいです。
お酒の匂いをプンプンさせながら……^^;
それではみんなに話を聞いてみましょう。

*:「Ha ha ha ha hah! Bo diddly!
There's no medicine sweeter than the sight of happy people.」
*:「ハッハッハッハッハー!ボ・ディドリー!
嬉しそうな人々を見ている以上に良い薬はありませんな。」
「Bo Diddly(Diddley)(ボ・ディドリー 本名:Ellas O.B. McDaniel, 1928年12月30日 - 2008年6月2日)は、
アメリカのロックンロール・シンガー、ギタリスト。
~Weblio英和対訳辞書より~
上記セリフ一行目の言葉と、上の説明文が関係あるかどうかは、正直分かりません^^;
「引っ掛けて」はいるかもしれませんが、おそらく直接的には関係無いでしょう。
単に彼の口癖「diddly」を使った、ただの挨拶だと思われます。

*:「Hm? Who am I?
You can't have forgotten me already!」
*:「え?私が誰かって?またまた~!
あなたたちが私のことを忘れるなんてあるわけないじゃないですか!」
どこからくるんだ!その自信!
ま、確かに彼の言う通り絶対忘れられない人物ですけどね、このヒトは^^;
良くも悪くも(笑)

*:「It's your old friend,
Dr A-diddly-agon, of course.」
*:「あなたたちの大親友、
ドクター・ちっともアゴン!その人!ですよ、もちろん。」
どこからくるんだ!そのじ(以下略)

Dr Agon
「I like you humans.
You're alrighty!」
ドクター・アゴン
「私はあなたたち人間が大好きですよ。
あなたたちはみんな、よっしゃ!って感じですからね!」
「alrighty(よし!よっしゃ!)」
どんな感じだよ!
このセリフの「alrighty」は本来の使い方とは違う使い方をしていますが、
これは「Zenith Dragon」の「almighty(全能)」に対応しています。
「almighty」を直訳すると「全能な力を持った」、
「alrighty」は「全て正しい、全て善良な」という感じの意味になります。
すなわち「私が「almighty」なら、あなたたち人間は「alrighty」ですよ。」と言っているのです。
ま、シャレですね(笑)

Bianca
「Was that funny character really the Zenith Dragon?
I've never met him before.」
ビアンカ
「ゼニス・ドラゴンって、こんな面白いキャラクターだったの?
私、このドクター・アゴンって人には会ったことなかったから。」
そうみたいよ……
信じがたいことに…^^;
Bianca
「Now I can see why the Zenithians were in such a flap.」
ビアンカ
「あの時なんでゼニシア人たちがあんなにハラハラしていたのか、今やっと理由が解かったわ。」

Madchen
「I think maybe Dr Agon wishes he'd been born a human.」
マドチェン
「多分ドクター・アゴンは、ほんとは人間に生まれたかったんだと思うな。」

Parry
「Oh, no! Dr Agon's done-diddly-un it again!」
パリー
「そんなぁ!ドクター・アゴンが、ちっとも元に戻っちゃった!」
Parry
「How's he going to get back to Zenithia?
He'll be stuck here now, just like he was in the Diggery Pokery!」
パリー
「どうやってゼニシアに戻るつもりなんだろ?
(もしかして)人間の姿のまま、ここに住み着くつもりなんじゃないの!」
「Diggery Pokery」=おそらく「jiggery pokery(ごまかし、インチキ)」。
「Just like he was in the Diggery Pokery(jiggery pokery).」を直訳すると
「まさにインチキしたみたいな感じで。」というような意味になる。
上記セリフでは「仮初めの人間の姿で自分をごまかして、ここにとどまるつもりなんだ。」となる。
おいおい…パリーにもついにアゴンの悪影響が…^^;
ドクター・アゴンの口癖がパリーにうつっちゃいましたね(笑)
それにしても、ゴータ城にヒーローたちを運んだ時は「Zenith Dragon」の姿だったのに、
「早着替え」のように一瞬で人間の姿に戻ったようですね(笑)
変身って随分簡単にできるんだね。
パリーが危惧しているように、まさか本当にゴータに住み着くつもりなのでしょうか?^^;
確かにゴータには人間以外にも色んなのがいるけどさ…
あんたは別の意味で色々めんどくさそうなんだけど(笑)
ま、でも、マドチェンのセリフはちょっと感慨深いものがありますね。

*:「Welcome home, Your Majesty.
The monsters helped you on your quest, I see.」
*:「お帰りなさいませ、陛下。
きっとモンスターたちが、あなたの使命を果たすのに良き助けとなったことでしょう。」
*:「Human and monster alike,
we are all creatures of the Goddess.」
*:「人もモンスターも皆等しく平等なのです、
私たちは全員女神様の子供なのですから。」
「alike(同様で、等しくて)」
シスターらしい、非常に含蓄のある良いお言葉ですね。
ゴータが体現している通り、モンスターも人間も、それ以外の種族も、
皆等しく女神に作られし生命(いのち)なんですよね…
今回のクエストでは
ほとんどモンスターは使ってないけどね!(笑)

*:「Hic! The world'sh at peash... Queen Bianca'sh ash bootiful ash ever...」
*:「ヒック!しぇかいはへーわになって…びあんかおうひさまはいちゅまでもおきれーなままで…」
*:「And I'm ash happy ash a shlime in a shircus.
Hiccup!」
*:「だからわたしはしゃーかすのしゅらいむみたいにしわわせでしゅよ。
ウィィック!」

Bianca
「Did you hear that?
Did you hear what he said?」
ビアンカ
「ヒーロー聞き取れた?
この人、なんて言ったの?」
Bianca
「If you didn't, then you should go and talk to him again!」
ビアンカ
「聞き取れなかったんなら、もう一度話しかけてみた方がいいんじゃない!」
いや、結構です。
てゆーかおっさん!あんた飲み過ぎ!!
上記のおっさんのセリフは「お酒を飲み過ぎて酔っ払い、ロレツが回っていない」ことを表現しています。
「スとズ」が「シュ」になっちゃっていますね^^;

*:「Three cheers for King Hero!
Hip-hip, hurray! Hip-hip, hurray! Hip-hip, hurray!」
*:「ヒーロー王に万歳三唱!
ヒップヒップ、ハレイ!ヒップヒップ、ハレイ!ヒップヒップ、ハレイ!」
*:「Three cheers for Queen Bianca!
Three cheers for Prince Parry!
And three cheers for Princess Madchen!」
*:「ビアンカ王妃に万歳三唱!
パリー王子に万歳三唱!
そしてマドチェン王女に万歳三唱!」
以前にも解説したことがあったと思いましたが、
上記セリフの「three cheers」は、日本語で言う「万歳三唱」です。
使用する状況などもほとんど全く同じで、
次に続く「Hip-hip, hurray!」も、日本語の「バンザーイ!」に当たる定型句です。

Parry
「Hurray! Hip-hip, hurray!
Come on, Madchen, join in!」
パリー
「ハレイ!ヒップヒップ、ハレイ!
ほらほら、マドチェン、一緒にやろうよ!」

Madchen
「Okay! Hurray! Yay! Hip-hip, hurray!」
マドチェン
「うん!ハレイ!イェイ!ヒップヒップ、ハレイ!」
なんか楽しそうッスな~^^

*:「♪ There once was a fiend called Nimzo,
Who messed with the legendary hero... ♪」
*:「♪ニムゾと呼ばれた一人の悪魔が昔居た~、
伝説の英雄にひどい目にあわされた一人の悪魔が昔居た~…♪」
「fiend(悪魔、悪鬼)」
「mess with ~(~にひどい目にあわされる)」

*:「♪ But Parry was too strong,
The foe sang his swansong, ♪」
*:「♪でもパリー王子は強すぎた~、
敵は辞世を歌わされた~、♪」
「foe(敵)」=詩などで用いられる文語的な表現。
「swansong(最後の作、辞世、絶筆)」
*:「♪ And the hero's from Gotha,
don't you know! ♪」
*:「♪ゴータから来たその英雄~、
知らない者はいやしない~!♪」

Madchen
「The foe sat on a swan... No, that's not right.
Oh, it's a really hard poem to remember.」
マドチェン
「敵は白鳥の上に座った~…ううん、なんか違うわ。
んもう!詩を覚えるのってほんと大変。」
このマドチェンのセリフは、
「日本語訳だけを見ると」完全に意味不明な間違い方ですね(笑)

Parry
「‘Parry was too strong’...
Heh heh heh! Cool!
It sounds better when someone else says it, though.」
パリー
「‘パリー王子は強すぎた’…
えっへっへ!クールだね!
でも、これって誰が言ってもいい響きになる言葉だね。」

Tuppence
「There you are, Hero!
I mean, Your Majesty.」
タッペンス
「これはこれは、ヒーロー様!
あ、いや、国王陛下。」
Tuppence
「You were magnificent!
I've never felt prouder to be a Gothan than I do today!」
タッペンス
「あなた様の働き、本当にお見事でございました!
今日ほどゴータ人であることを誇りに思った日はございません!」
「magnificent(見事な、立派な)」
タッペンスも非常に喜んでいるみたいですね……って、
あんた誰だっけ?(笑)
彼の詳細はこちらを参照してください^^;

Patty
「Hiya! And welcome to Patty's Party Planning Place!
Can I help you?」
パティ
「ハァ~イ!ようこそパティズ・パーティ・プランニング・プレイスへ!
何かご用?」
Patty
「No! Because you helped us already!
Now every day's a party! Yay!
You're the greatest, King Hero!」
パティ
「な~んてね、ウソよウソ!もう私たちを救ってくださったものね!
今では毎日がパーティみたいなものですわよね!イェイ!
あなた様は本当に偉大な方ですわ、ヒーロー国王陛下!」
上記セリフでは
「もう世界は平和になったんだから、私がパーティの入れ替えをする必要もなくなった。」とパティは言っています。
最初のセリフ最後の「Can I help you?(私はあなたの助けになれるかしら?)」というセリフが、
次の「You helped us already!(あなたは私たちを既に助けてくれた!)」に対応しています。
すなわち「私たちを救ってくれた(You helped us already)のに、
私があなたを救えるわけがない(Can I help you)
だから答えは「No!」なのよ。」と言っているのです。
また「party(仲間たち)」と「a party(パーティ、祝賀会)」をかけたセリフにもなっていますね。

*:「King Pankraz was a fine king, you know.
A fine king indeed.
But you, Your Majesty, have surprised us all.」
*:「パンクラス王は素晴らしい国王でした、それはあなた様もご存じでしょう。
いやそれはもう、実に全く素晴らしかったのですじゃ。
しかし陛下、あなた様は、わしらゴータの民全員を本当に驚かせたのですぞ。」
*:「You may very well be even greater than your father!」
*:「あなた様はそれはもう見事な、
お父上を超えられるほどの、史上最も偉大なゴータ国王になられることでしょう!」

Madchen
「That old man's always been in bed whenever I've seen him before.
It's great that he's up and about now.」
マドチェン
「このおじいさん寝たきりだったのよ、私が会いに行くといつもベッドに居たわ。
だから、今こうして起きてこれてるなんて、ほんとに凄いことだわ。」

Bianca
「Yeah, I reckon you could be.
We'll make Gotha better than Pankraz ever dreamt.」
ビアンカ
「ええ、当然ヒーローは素晴らしい王様になれるわよ。
だってパンクラスさんが夢見た理想以上に、これからもっとゴータを良くしていくんだから。」
Bianca
「No rest for the wicked, eh, Hero?」
ビアンカ
「貧乏暇無し、ってね、そうでしょヒーロー?」
「No rest for the wicked.」=直訳「悪人に休息は無い。」慣用句。
日本語のことわざ「貧乏暇無し」と同じ意味だが、ふざけたりおどけたりして使うことが多い。
このビアンカのセリフには、「これからますます、休んでなんかいられないよ?」という意味が込められています。
すなわち、「世界は平和になったけど、もっともっとゴータを良くしていかないといけないんだからね。」
「ゴータ国民があなたに寄せる期待は、このおじいさんが言っているようにもっともっと大きいものなのよ。」
「だから、そうなれるように頑張っていこうね!」というビアンカの「決意」が込められているのです。
…なんか、良いセリフですよね。
「ヒーローの物語は、ここで終わるわけじゃない。」
「この家族のストーリーは、この後もずっと続いていくんだ。」
と感じることが出来るセリフだと思います。
さて、これでおおよその「ゴータ城下町の喜びの声」を聴くことが出来ました。
次回は玉座の間へ行ってみることにしましょう。
ツイッター:へろ@Nickhero28
フェイスブック:へろ