DRAGON QUEST V 北米版プレイ日記(あとがき&おまけ)
本編のプレイ日記は前回で終了となりましたが、今回はおまけとあとがきを書きたいと思います。
まずは「おまけ」ですけど、
はっきり言ってほんとにおまけです!(笑)
以前日記内で「このプレイ日記のプレイとは別に、一度通しプレイをした」と書いたことがあったかと思います。
そして、その時嫁に選んだのは
ブリスコレッティ家のじゃじゃ馬ことデボラさんでした^^;
ほんとに少しだけですが、その時のプレイデータをご紹介したいと思います。

まずこれが家族4人のパーティです。
全員黒髪で統一感があっていいですね(笑)
続いて問題の花嫁さんです^^;

このセーブデータは「本編クリア後」のデータです。
プレイ日記のデータでは家族の平均レベルは33でしたが、このデータではそれよりももっと強くなってます。
それにしても「Attack(攻撃)」と「Defence(防御)」が高いですね^^;
これも以前解説しましたが、「Debora」は他の二人と違い「魔法」はあまり覚えません。
大きい所では、三人とも「Sizz(ギラ)系」を覚えますが、
その他に「Bianca」は「Frizz(メラ)系」、「Nera」は「Bang(イオ)系」を覚えます。
しかしデボラさんは「Sizz系」だけです。
その代り他の二人よりも「物理攻撃力」と「物理防御力」が高く、武器防具も二人より重装備を装備できます。
すなわち「武闘派嫁」なのです(笑)
この辺り、他の二人と特性が違いますので、当然戦闘での役割も変わってきます。
ボス戦などでも積極的に攻撃に参加できますので、物理攻撃重視の戦闘が好きだという場合は、
これはこれで結構面白いと思います。


こちらはおなじみ「息子(Parry)」と「娘(Madchen)」ですね。
ステータスなどは、多分同じはずです。
しかし、髪の毛の色は母の遺伝によりどちらも黒髪になっています。
「Bianca」から遺伝した金髪ではないので、結構違和感があるかもしれませんが、
日本人の私としては「黒髪であること」には割とすぐ慣れました(勿論個人差はあると思いますけど^^;)。
とは言えこの画面を私も久々に見ましたので、「金髪」に見慣れていたこともあって正直少々違和感を感じました(笑)
ま、でもこれはこれでアリかな、とも思いますね。
それでは少しフィールドでの会話も紹介しましょう。

Debora
「I never believed in luck until now.」
デボラ
「これまで結構ラッキーに事が運んでて、なんか信じらんなかったんだけど。」

Debora
「But two of the rings that open the path to Nadiria are our wedding rings!」
デボラ
「あたしたちの結婚指輪が、まさかナディリアへ行くための鍵になってるとはね!」

Debora
「It seems a little too much of a coincidence to me.
You were obviously destined to become my servant.」
デボラ
「なんかこれってちょっとさ、偶然の一致にしては出来過ぎなんじゃないの。
あんた(Hero)ってやっぱり、あたしの下僕になることを運命づけられていたのね。」
「destine(予定する、運命づける)」
「servant(召使い、従者、しもべ)」
なんつー言い草!!
「下僕」ってあんた……^^;
ま、当然この場面は物語終盤ですので、デボラさんもこれまで「相当の苦労」を強いられてきています。
ビアンカと同じように「攫われて10年間石像にされていた」りもしたのです。
つまり、これでもかなり丸くなってるんです^^;
最初の方の「新婚時代」などは本当に酷い事を言いまくっていました^^;;;
「石化の呪い」を解いた辺りからかなり柔和になりますが、
それでもビアンカとは大違いの性格ですね(笑)
こんな鬼嫁ですが、勿論子供たちには良き母親として接します。
一応彼女の名誉のために言っておきます(笑)
口調も私のその経験を生かした(笑)口調で訳をしました(笑)
さて、それではおまけはこの辺にして、そろそろあとがきを始めます。
今回のプレイ日記全体を通しての私の感想は、
「北米版は、ただ単に日本語を英語に翻訳しただけの物ではなかった。」
というものでした。
まず第一に「キャラクターの口調」あるいは「話す言語」が、日本版とは大きく違った特性を持っていました。
例えば「スペイン訛りのSancho」や「イタリア語を使うRodrigo Briscoletti」などです。
日記の中でも書きましたが、日本版をプレイしている時は
「サンチョはスペイン人」だとか「イタリア人のルドマン」などというイメージは
完全に皆無でした。
少なくとも私は。
他にも「フランス訛り」だったり、「モンスター語(スライム語など)」だったり、
「Bjørn(ブオーン)」や「Nimzo(ミルドラース)」は「古語」を話していたりと、
「非常に豊富な口調」が表現されていましたね。
日本語のセリフを「単純に」英語に訳すだけなら、これらの「多彩な口調」は必要ありません。
しかしこれらが使われていることで、「日本版とは違う世界観」を構築することに一役買っていますし、
そういう意味でこの演出は非常に成功していると思います。
そして私は、これらの様々な口調のキャラクターたちと会話が出来たことは非常に面白く感じましたし、
「広い世界を旅している」という感覚になれたのは「むしろ日本語版以上」だったかもしれません。
私は、言葉とは「文化そのもの」だと思っています。
色んな言葉を使う者たちがいて、その背景には「その言葉を使う文化」があって、
「世界は様々な言葉と文化で溢れている」という
「DRAGON QUEST V : Hand of the Heavenly Bride」の世界は、本当にとても魅力的でした。
また、「Order of Zugzwang(光の教団)」の面々が
「チェスになぞらえた設定」で統一されていたのも良かったですね。
これも「北米版独自のオリジナル設定」で、日本版にはありませんでした。
日本版プレイ時はチェスなんて全くイメージしていませんでしたが、
北米版でチェスの駒になぞらえているのを目の当たりにしてみると、なんだかそれが妙にマッチしていて、
あたかも「最初からそう設定されて作られていた」かのような感覚に陥ってしまいました。
これも「納得のいく、非常に良い変更点」だったと思います。
…「Queen」以外は(笑)
ま、それは冗談ですが、ともかく「ドラクエでチェス」というと
「週刊少年ジャンプ」で連載していた漫画「ドラゴンクエスト・ダイの大冒険」を彷彿とさせます(古っ)。
私は「チェス」に対してほとんど接点がありませんので、
この「チェスになぞらえた設定」はとても「エキゾチック」に感じられました。
教団の幹部の面々の印象も「日本版とは一味違ったもの」に感じられたものでした。
それと、これは私の勝手な想像で下調べも何もしていないのですが、
この「ドラクエ5」を「北米版」にローカライズした方の中には「イギリス人」の方が居ると思います。
随所で「イギリス英語」も登場してはいましたが、
その多くは演出として、上で書いたサンチョやブリスコレッティのように
「イギリス英語を話す人たち」の表現として、だと思います。
しかし、明らかにそうではないような場面でも
「イギリス英語」あるいは「イギリス用法」の記載が散見されたように思います。
一番印象に残っているのが「realise」でした。
これは「思い知る、理解する、悟る」という意味の単語ですが、
「realise」と「s」を使用するのは、主に「英国用法」なのです。
米国用法では「realize」と「z」を使用します。
発音はどちらも同じですが、ゲームのセリフで文章化されているとはっきり分かりますね。
この「realise」は、演出としての「イギリス英語」だけではなく、
一般的な普通の会話でも、おそらく全て「イギリス用法」で記載されていたと思います。
他にも、上の方のステータス画面でもそうですが
「defence」も「イギリス用法」で、
アメリカ英語では「defense」と記載するのが一般的です。
しかし、セリフの記載においても全て「defence」と表記されていたと思います。
これはもちろん「イギリスでは絶対にこう書く」とかいうものではありませんし、その逆もまたしかりですので、
「絶対に、間違いなくそうだ」と言い切れるものでは決してありませんが、
「北米で広く一般に販売するゲーム」としては、やっぱり少し気になります。
だから多分「シナリオ翻訳を手がけた人」の中に「イギリス人の方」が居るような気がしてなりません。
ま、それだけですけど(笑)
プレイ的な話を少ししますと、日記でも書いた通り、今回のプレイは「寄り道無しの最短距離プレイ」でした。
ドラクエ5を、特にDS版をプレイしたことがある方なら「かなり端折っている」のが分かるかと思います。
ミニイベント的なものや、旅の助けになったり、リメイク版で追加された要素など、
そのほとんどを全く紹介していません。
また、クリア後の「エクストラステージ」や「DS版で追加されたクリア後イベント」にも行っていません。
そして、「ドラクエ5の醍醐味」と言っても過言ではない
「仲間モンスター」についても、今回はほとんど活用しませんでした。
この日記ではそれらの要素を紹介することはありません。
「ドラゴンクエストV」をプレイしたことがないという方は、
ぜひプレイをしてみて、それらも体験していただきたいと思います。
最後に、私の稚拙な文章にお付き合いいただいた読者の方に、改めてお礼を言いたいと思います。
読んでいただいて、本当にありがとうございましたm(_ _)m
読みづらい点、分かりにくかった点、多々あったと思いますが、
もし私の日記から何かを感じ取っていただけたなら、これほど幸いなことはありません。
それではこれにて「ドラクエ5の北米版プレイ日記」はおしまいです。
本当に、どうもありがとうございましたm(_ _)m
まずは「おまけ」ですけど、
はっきり言ってほんとにおまけです!(笑)
以前日記内で「このプレイ日記のプレイとは別に、一度通しプレイをした」と書いたことがあったかと思います。
そして、その時嫁に選んだのは
ブリスコレッティ家のじゃじゃ馬ことデボラさんでした^^;
ほんとに少しだけですが、その時のプレイデータをご紹介したいと思います。

まずこれが家族4人のパーティです。
全員黒髪で統一感があっていいですね(笑)
続いて問題の花嫁さんです^^;

このセーブデータは「本編クリア後」のデータです。
プレイ日記のデータでは家族の平均レベルは33でしたが、このデータではそれよりももっと強くなってます。
それにしても「Attack(攻撃)」と「Defence(防御)」が高いですね^^;
これも以前解説しましたが、「Debora」は他の二人と違い「魔法」はあまり覚えません。
大きい所では、三人とも「Sizz(ギラ)系」を覚えますが、
その他に「Bianca」は「Frizz(メラ)系」、「Nera」は「Bang(イオ)系」を覚えます。
しかしデボラさんは「Sizz系」だけです。
その代り他の二人よりも「物理攻撃力」と「物理防御力」が高く、武器防具も二人より重装備を装備できます。
すなわち「武闘派嫁」なのです(笑)
この辺り、他の二人と特性が違いますので、当然戦闘での役割も変わってきます。
ボス戦などでも積極的に攻撃に参加できますので、物理攻撃重視の戦闘が好きだという場合は、
これはこれで結構面白いと思います。


こちらはおなじみ「息子(Parry)」と「娘(Madchen)」ですね。
ステータスなどは、多分同じはずです。
しかし、髪の毛の色は母の遺伝によりどちらも黒髪になっています。
「Bianca」から遺伝した金髪ではないので、結構違和感があるかもしれませんが、
日本人の私としては「黒髪であること」には割とすぐ慣れました(勿論個人差はあると思いますけど^^;)。
とは言えこの画面を私も久々に見ましたので、「金髪」に見慣れていたこともあって正直少々違和感を感じました(笑)
ま、でもこれはこれでアリかな、とも思いますね。
それでは少しフィールドでの会話も紹介しましょう。

Debora
「I never believed in luck until now.」
デボラ
「これまで結構ラッキーに事が運んでて、なんか信じらんなかったんだけど。」

Debora
「But two of the rings that open the path to Nadiria are our wedding rings!」
デボラ
「あたしたちの結婚指輪が、まさかナディリアへ行くための鍵になってるとはね!」

Debora
「It seems a little too much of a coincidence to me.
You were obviously destined to become my servant.」
デボラ
「なんかこれってちょっとさ、偶然の一致にしては出来過ぎなんじゃないの。
あんた(Hero)ってやっぱり、あたしの下僕になることを運命づけられていたのね。」
「destine(予定する、運命づける)」
「servant(召使い、従者、しもべ)」
なんつー言い草!!
「下僕」ってあんた……^^;
ま、当然この場面は物語終盤ですので、デボラさんもこれまで「相当の苦労」を強いられてきています。
ビアンカと同じように「攫われて10年間石像にされていた」りもしたのです。
つまり、これでもかなり丸くなってるんです^^;
最初の方の「新婚時代」などは本当に酷い事を言いまくっていました^^;;;
「石化の呪い」を解いた辺りからかなり柔和になりますが、
それでもビアンカとは大違いの性格ですね(笑)
こんな鬼嫁ですが、勿論子供たちには良き母親として接します。
一応彼女の名誉のために言っておきます(笑)
口調も私のその経験を生かした(笑)口調で訳をしました(笑)
さて、それではおまけはこの辺にして、そろそろあとがきを始めます。
今回のプレイ日記全体を通しての私の感想は、
「北米版は、ただ単に日本語を英語に翻訳しただけの物ではなかった。」
というものでした。
まず第一に「キャラクターの口調」あるいは「話す言語」が、日本版とは大きく違った特性を持っていました。
例えば「スペイン訛りのSancho」や「イタリア語を使うRodrigo Briscoletti」などです。
日記の中でも書きましたが、日本版をプレイしている時は
「サンチョはスペイン人」だとか「イタリア人のルドマン」などというイメージは
完全に皆無でした。
少なくとも私は。
他にも「フランス訛り」だったり、「モンスター語(スライム語など)」だったり、
「Bjørn(ブオーン)」や「Nimzo(ミルドラース)」は「古語」を話していたりと、
「非常に豊富な口調」が表現されていましたね。
日本語のセリフを「単純に」英語に訳すだけなら、これらの「多彩な口調」は必要ありません。
しかしこれらが使われていることで、「日本版とは違う世界観」を構築することに一役買っていますし、
そういう意味でこの演出は非常に成功していると思います。
そして私は、これらの様々な口調のキャラクターたちと会話が出来たことは非常に面白く感じましたし、
「広い世界を旅している」という感覚になれたのは「むしろ日本語版以上」だったかもしれません。
私は、言葉とは「文化そのもの」だと思っています。
色んな言葉を使う者たちがいて、その背景には「その言葉を使う文化」があって、
「世界は様々な言葉と文化で溢れている」という
「DRAGON QUEST V : Hand of the Heavenly Bride」の世界は、本当にとても魅力的でした。
また、「Order of Zugzwang(光の教団)」の面々が
「チェスになぞらえた設定」で統一されていたのも良かったですね。
これも「北米版独自のオリジナル設定」で、日本版にはありませんでした。
日本版プレイ時はチェスなんて全くイメージしていませんでしたが、
北米版でチェスの駒になぞらえているのを目の当たりにしてみると、なんだかそれが妙にマッチしていて、
あたかも「最初からそう設定されて作られていた」かのような感覚に陥ってしまいました。
これも「納得のいく、非常に良い変更点」だったと思います。
…「Queen」以外は(笑)
ま、それは冗談ですが、ともかく「ドラクエでチェス」というと
「週刊少年ジャンプ」で連載していた漫画「ドラゴンクエスト・ダイの大冒険」を彷彿とさせます(古っ)。
私は「チェス」に対してほとんど接点がありませんので、
この「チェスになぞらえた設定」はとても「エキゾチック」に感じられました。
教団の幹部の面々の印象も「日本版とは一味違ったもの」に感じられたものでした。
それと、これは私の勝手な想像で下調べも何もしていないのですが、
この「ドラクエ5」を「北米版」にローカライズした方の中には「イギリス人」の方が居ると思います。
随所で「イギリス英語」も登場してはいましたが、
その多くは演出として、上で書いたサンチョやブリスコレッティのように
「イギリス英語を話す人たち」の表現として、だと思います。
しかし、明らかにそうではないような場面でも
「イギリス英語」あるいは「イギリス用法」の記載が散見されたように思います。
一番印象に残っているのが「realise」でした。
これは「思い知る、理解する、悟る」という意味の単語ですが、
「realise」と「s」を使用するのは、主に「英国用法」なのです。
米国用法では「realize」と「z」を使用します。
発音はどちらも同じですが、ゲームのセリフで文章化されているとはっきり分かりますね。
この「realise」は、演出としての「イギリス英語」だけではなく、
一般的な普通の会話でも、おそらく全て「イギリス用法」で記載されていたと思います。
他にも、上の方のステータス画面でもそうですが
「defence」も「イギリス用法」で、
アメリカ英語では「defense」と記載するのが一般的です。
しかし、セリフの記載においても全て「defence」と表記されていたと思います。
これはもちろん「イギリスでは絶対にこう書く」とかいうものではありませんし、その逆もまたしかりですので、
「絶対に、間違いなくそうだ」と言い切れるものでは決してありませんが、
「北米で広く一般に販売するゲーム」としては、やっぱり少し気になります。
だから多分「シナリオ翻訳を手がけた人」の中に「イギリス人の方」が居るような気がしてなりません。
ま、それだけですけど(笑)
プレイ的な話を少ししますと、日記でも書いた通り、今回のプレイは「寄り道無しの最短距離プレイ」でした。
ドラクエ5を、特にDS版をプレイしたことがある方なら「かなり端折っている」のが分かるかと思います。
ミニイベント的なものや、旅の助けになったり、リメイク版で追加された要素など、
そのほとんどを全く紹介していません。
また、クリア後の「エクストラステージ」や「DS版で追加されたクリア後イベント」にも行っていません。
そして、「ドラクエ5の醍醐味」と言っても過言ではない
「仲間モンスター」についても、今回はほとんど活用しませんでした。
この日記ではそれらの要素を紹介することはありません。
「ドラゴンクエストV」をプレイしたことがないという方は、
ぜひプレイをしてみて、それらも体験していただきたいと思います。
最後に、私の稚拙な文章にお付き合いいただいた読者の方に、改めてお礼を言いたいと思います。
読んでいただいて、本当にありがとうございましたm(_ _)m
読みづらい点、分かりにくかった点、多々あったと思いますが、
もし私の日記から何かを感じ取っていただけたなら、これほど幸いなことはありません。
それではこれにて「ドラクエ5の北米版プレイ日記」はおしまいです。
本当に、どうもありがとうございましたm(_ _)m
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