DRAGON QUEST IV 北米版プレイ日記(4)

前回からの続きです。

ゲームをスタートする前に、前回出てきた「Morph(モーフ)」の魔法で何にでも変身できるという
「魔法少女Eliza(イライザ)」について解説します(笑)


彼女は「主人公」と同じ村に住む幼馴染です。
グラフィックは、ゲーム内で後に出てくることになる「エルフ」という種族のそれに見えますが、
実際に彼女自身が「エルフ」なのかどうかは定かではありません(ゲーム中で言及なし)。


日本版での彼女の名前は「シンシア」。
北米でのファミコンに相当する「NES版」では「Celia(シリア、セリア)」でした。

北米DS版では上記の通り「Eliza」に変更されています。
読みは「イライザ」あるいは「エリザ」ですが、
一般的にはイライザだと思いますので、当日記では前者を採用しています。
「Eliza」は「Elizabeth(エリザベス)」の愛称なので、彼女の本名も「エリザベス」なのかもしれません。

日本語版の「シンシア」をそのまま英語名にすると「Cynthia」となります。
ギリシア語由来の名前で、意味は「Mount Kynthos(キンソス山)」。
NES版の「Celia」はラテン語由来で、意味は「heaven(天、天国)」。
北米DS版の「Eliza」はヘブライ語由来で、意味は「pledged to God(神に誓いを立てた)」です。


…何故それぞれの名前の語源や由来などを列記したのか、にはちゃんと意味があるのですが、
理由はおいおい解かると思いますので、ここでは「へー、そうなんだ。」ぐらいの感じで見ておいてください(笑)


彼女の名前は3機種(FC版、NES版、DS版)でそれぞれ異なっていますが、
何故変更されているのかは分かりません(笑)
意味があるのかもしれないし、全くないのかもしれませんが、
彼女に関しては「推測するための材料」が少なすぎる為、
推測、憶測、妄想できる余地があまりにも無いのです^^;


話変わって、彼女が使用していた魔法「Morph」ですが、日本版では「モシャス」という名前でした。
前回も書いた通り「morph」は「変形」という意味です。
読んで字のごとく「変身する魔法」ということですね。

FC版、およびNES版では、現在プレイしている「Prolog(プロローグ、序章)」自体がなかったため、
彼女が登場するのは「5章」からでしたが、リメイク版ではこの「プロローグ」内で
「彼女が最近「Morph」を覚え、使えるようになった。」というエピソードが挿入されています。
このエピソードは、実は後の伏線になっています。



さて、それではゲームを再開します。
前回最後に書いた通り、村の中を歩いて人々の話を聞いてみます。
…と言っても、村自体は非常に小さいので、村人たちも少人数ですが。


ドラクエ4 北米版 プロローグ47

*:「Good day to you, Hero.
'Twill be gettin' dark before long, it seems.」

*:「今日もいい日だったろ、ヒーロー。
しかし、じきに暗くなってくるな、もう夕方だしな。」

*:「I should be returnin' home for supper myself.」

*:「俺も夕食の時間だから、そろそろ家に帰るよ。」



「Good day」は、上記セリフでは直訳しましたが、本来は「日中に使う挨拶」で「こんにちは」に相当します。
現在では古風な感じがするためあまり使われませんが、オーストラリアなどでは今でも日常的に使われています。

また、「ヒーローの剣の師匠」だった剣士風の男性も「It」の「I」を省略した話し方をしていましたが、
どうやらこれは彼だけではなく、「村人が話す、この村の方言」のようなものみたいです。



ドラクエ4 北米版 プロローグ48

*:「Ah, there you are, Hero!
Today I was planning to teach you how to perform the Sizzle spell!」

*:「おお、来たな、ヒーロー!
今日わしは、お前さんにシズルの呪文の唱え方を教えようと思っておったのじゃ!」


「Sizzle」は日本版の「ベギラマ」に相当する魔法のことなのですが、ここでの詳しい説明は割愛します(笑)
多分いずれ解説する時が来ると思いますので。


*:「But dusk draws inexorably closer.
We will commence the lesson tomorrow.」

*:「しかし残念じゃが、無情にも夜のとばりが降りようとしておる。
レッスンは明日にしようかの。」


「dusk(夕闇)」
「inexorably(無情にも)」
「commence(始める)」


ドラクエ4 北米版 プロローグ49

*:「Zzz...what's goin' on, eh?
No one ever comes to this Goddessforsaken village! Zzz...」

*:「グーグー…そこで何してやがる、え?
何人たりとも、このゴッデスフォーセイクンの村には入れやしねえぞ!グーグー…」



随分はっきりした寝言だな!
この寝言の内容も、「ある事」の伏線になっています。

ところで、この村の名前が判明しました。
「Goddessforsaken」という名前みたいです。


なげぇぇぇ!!!


日本版では「村の固有名詞」はありませんでした。
「山奥の村」と呼ばれていただけだったと思います。
NES版でも「Goddessforsaken village」という名前だったかどうかは覚えてません(笑)

「Goddess forsaken village」を直訳すると「女神に見放された村」となります。
おそらく「女神に忘れられた、女神の加護も届かないほど僻地の村」というような感じなのでしょう。


なんだよその村名!
もっと自信を持てよ!(笑)


ただしここでは「Goddessforsaken」が「一つの単語」であり、村の固有名詞になっています。
ですのでこの日記では「ゴッデスフォーセイクン村」と記載します。


ちなみにこの「The Goddess(女神)」は、北米版の「DRAGON QUEST」の世界で信仰されている神様です。
詳しくはDRAGON QUEST V 北米版プレイ日記(13)を参照してください。



ドラクエ4 北米版 プロローグ50

*:「Aah, how very refreshing. Well met, Hero.
You've come to quench your thirst too, eh?」

*:「あぁ、生き返るぜ。おお、また会ったな、ヒーロー。
お前もノドの渇きを癒しに井戸の水を飲みに来たんだろ?」


「quench(ノドの渇きをいやす)」
「thirst(ノドの渇き)」


*:「Well, 'tis no surprise after today's practice.
'Twas a lively session to say the least.」

*:「ま、今日の稽古の後では無理もないな。
なんと言っても、今日は一層激しかったからな。」


「lively(活発な)」
「lively session」=直訳「活発な会合」
「say the least(なんと言っても)」


ドラクエ4 北米版 プロローグ51

*:「Eliza and yourself are as close as ever, I see.」

*:「それにしてもお前とイライザは本当に仲がいいよな。」


「as close as ever」=直訳「相変わらず近い」。


*:「The brazen young thing even come to my house to tell me I should be less hard on you.」

*:「あの口うるさい小娘、わざわざ俺の家まで来て、お前にあんまりつらく当たってくれるな、と言うんだよ。」


「brazen(騒々しい)」
ただし、このセリフでは「苦笑気味に言っている」という感じであり、言葉面ほどの悪意や嫌味は無いと思われる。
「hard on ~(~に厳しくする、つらく当たる)」


ドラクエ4 北米版 プロローグ52

*:「I'll own that I've been working you harder than ever these last few weeks,
but you're all the hardier for it.
You'll thank me one day.」

*:「確かにここ最近は、数週間前より更に厳しい稽古をつけているって自覚はあるよ、
でも、お前はそれに耐えうるだけの頑健さを持っている、とも思っている。
いつの日か、お前は俺に感謝することになるだろうさ。」


「hardier」=「hardy(苦難に耐えられる、丈夫な)」の比較級。




ドラクエ4 北米版 プロローグ53

*:「Well, Hero, you look a mite weary, and no mistake.
What's that? Sword practice, you say?」

*:「おや、ヒーロー、なんだかちょっぴり疲れているみたいだね、当たりだろ。
え?なんだって?剣の稽古をしてきたってのかい?」


「a mite(少量、ちょっぴり)」口語表現。
「weary(疲れた、疲労した)」
「no mistake(間違いない)」


ドラクエ4 北米版 プロローグ54

*:「'Tis hard work indeed, young one, but you must not give up.
You've the hopes of the whole village on your narrow shoulders.」

*:「確かにそれは、まだ若い君にとってはつらい事だろう、けどね、君は諦めちゃいけないんだ。
全村民の希望が、君のその細い双肩にかかっているんだから。」


「narrow(狭い、細い)」


*:「But I don't suppose you know much about that yet, eh?
Pay no mind to my ramblings.」

*:「ま、君はまだ僕が何を言っているのかよく解からないだろ?
いいんだ、ただのくだらない戯言だよ、忘れてくれ。」


「rambling(とりとめのない、まとまりなくだらだらした)」





ドラクエ4 北米版 プロローグ55

*:「This is the village entrance.
I am standing guard here to ensure unwelcome visitors do not breach our borders.」

*:「ここは村の入口です。
招かれざる訪問者が我らの村に侵入してこないように、ここで防衛しているのです。」


「ensure(確実にする、保証する)」
「breach(違反、不履行、侵害)」


ドラクエ4 北米版 プロローグ56

*:「Do you wish to leave the village, Hero?」

*:「村から出たい、と望んでいるのですか、ヒーロー?」


「Yes」と言ってみます。


ドラクエ4 北米版 プロローグ57

*:「I am afraid the time is not yet right.
You are still too weak.」

*:「申し訳ありませんが、まだその時ではありません。
村の外に出ていけるほどの十分な強さを、あなたはまだ身につけておられませんから。」





ドラクエ4 北米版 プロローグ58

*:「Oh, 'tis you, Hero.
I was just giving the place a quick spruce.」

*:「ああ、君か、ヒーロー。
いやね、私は早くにこの小奇麗な場所を割り当てられたんだけどね。」


「spruce(小奇麗な、こざっぱりとした)」


*:「Goodness knows why I bother, though.
Nobody ever comes all the way out here to visit,
and even if they did, we could not allow them to stay...」

*:「だけど私が悩んでいるなんて、きっと誰も考えもしないんだろうなぁ。
だって、こんな所にわざわざやって来る人なんて絶対に誰も居やしないんだよ、
もし仮にここに来て泊まろうと思ってくれる人が居たとしても、私たちがそれを許す事は絶対に無いんだから…」


「goodness knows」=「God knows(神のみぞ知る)」=「神様しか知らない」=「誰も知らない」
「come out(現れる)」
「all the way(わざわざ、はるばる)」


*:「Oh! Um, I mean, er...
I'm just cleaning out the rooms like I always do.
Old habits die hard, you know.」

*:「あ!いや、つまりだね、あー…
いつもやってるように部屋を綺麗にしてるから、誰にも入ってきて欲しくないってことさ。
古い習慣は中々抜けきらないもんだよな。」


「clean out(きれいに掃除する)」=ただし「人を追い出す」という口語での意味もある。
上記セリフではこれとのダブルミーニングで使われていると思われる。
「habit(習慣、習性)」
「die hard(なかなか死なない、なかなか滅びない)」



…ここは村の「宿屋」で、彼はその主人です。
しかし、自分の宿屋に宿泊客が来ないことを嘆いているみたいですね。
ついうっかり愚痴をこぼしてしまって、それを取り繕っていますが、
上手く取り繕えてない気がしますけど…^^;


このセリフも伏線です。
特に「give the place」というセリフが意味深ですね。
村人たちのセリフは伏線だらけですが、第5章が始まればこれらは全て回収されます。

とにかく現時点では、なんだかよく分からないことだらけですが、
「ヒーローを取り巻いている今の環境」については、ある程度推測することが出来ます。

1)ヒーローの住む村は、小さく閉鎖的である。
2)閉鎖的なのは、村人たちが自分たちの意思で「外界との接触を頑なに拒んでいるから」である。
3)ヒーローは「剣と魔法の稽古」をしているが、それは「村全体の総意であり希望だから」である。
4)ヒーローが十分強くならない限り、村の外に出ることは出来ない(あるいは「出す意思」が無い?)。

おそらくこんな感じなのでしょう。
異様と言えば異様ですが、それ以外は至って普通の平和な村のようです。



さて、それではそろそろ自宅に帰宅します。


ドラクエ4 北米版 プロローグ59

*:「Oh, you're back, Hero.
The end of another tiring day, eh?」

*:「おお、帰ったか、おかえりヒーロー。
今日も一日お疲れさん、だったかな?」


「the end of another tiring day」=直訳「いつも同じような疲れさせる日の終わり」


ドラクエ4 北米版 プロローグ60

*:「Well, let us settle down to our supper.
I'm famished. Mother!」

*:「よし、それじゃ夕飯にしよう。
おーい、腹が減ったぞ。母さん!」


「settle down to ~(~に落ち着いて取り掛かる)」
「famish(飢えさせる)」=通例受身形で。


上記セリフの「Mother!」という呼びかけですが、これは英語圏ではあまり使われません。

日本では「子供のいる夫婦」の場合、夫婦間で互いに「お父さん」「お母さん」と呼び合うのは別に普通のことですが、
英語圏においては「father」「mother」は「自分の両親」に対して「だけ」使われるのが一般的であり、
「夫婦間での呼び名」として使うというのはポピュラーではありません。
勿論「絶対無い」と言い切れるものではありませんが、一般的にこれは少し違和感があります。

おそらくこの場面においては、
「この男性と女性は、主人公の両親である」ということを「強調する」ために敢えて使っている、
あるいは「このゴッデスフォーセイクン村には、そういう習慣がある。」という「異文化」の表現なのかもしれません。



ドラクエ4 北米版 プロローグ61

*:「Alright, alright! I'm coming, I'm coming.」

*:「はいはい、わかりましたよ!今そっちに行きますからね。」


ドラクエ4 北米版 プロローグ63

*:「Mmm, this is delicious!
(munch munch)」

*:「むむむ、これは美味い!
もぐもぐ」


「munch(バクバク食べる)」=ただし、このセリフでは「擬音語」として使われている。


ドラクエ4 北米版 プロローグ64

*:「By the way, Hero, you are young yet,
and only know this, our humble little village.」

*:「時にヒーロー、お前はまだ若いし、
おそらくこのみすぼらしくて小さな村の中の事しか知らんだろ。」


「humble(謙虚な、控えめな、地味な)」


*:「But the world outside is a vast place,
populated by all manner of folk.」

*:「しかしだな、村の外に広がる世界はとても広大なのだ、
そこには色んな文化や習慣、考え方をした人たちがたくさん住んでいるんだよ。」


「vast(広大な)」=「huge」
「populated(居住した)」
「manner of ~(~の種類)」古語。=「kind of」


ドラクエ4 北米版 プロローグ65

*:「Before long, you will be an adult,
and a time may come when you must leave the comfort of the village.」

*:「遠からず、お前も一人前の大人になる、
そして、この住み慣れた村から出て行かなければならなくなる時がやってくるかもしれん。」

*:「I can only imagine what manner of strange and wondrous companions
you might encounter on such a journey...」

*:「不思議な、それでいて素晴らしい仲間たちと出会う
そんな旅をお前がするかもしれんと思えてならんのだよ…」


「wondrous(すばらしい)」



父さん…あんた、予言者か何かですか?
…ま、ここでは敢えてこれ以上は言いませんけど(笑)



ドラクエ4 北米版 プロローグ66

*:「Father, please!
Must we have such melancholy conversation at the supper table?」

*:「お父さんったら、おやめなさいよ!
夕飯の席で、そんな憂鬱になるような話をする必要がどこにあるっていうの?」


ドラクエ4 北米版 プロローグ67

*:「Hero is going to live here with us for ever and ever, aren't you, dear?
No matter what happens, we'll always be together.」

*:「ヒーローはずっとずーっと一緒に私たちと暮らすのよ、そうでしょ?
何が起こっても関係ないわ、私たちはずっと一緒よ。」


ドラクエ4 北米版 プロローグ68

*:「Of course. What am I saying? Listen to me wittering on.
Silly old fool. You just ignore me now. Ha ha ha.」

*:「そりゃそうだ。私は何を言ってるんだろうな?くだらない無駄話を聞かせてしまったよ。
歳喰うと馬鹿げたことを言ってしまうもんだ。聞き流してくれよ、ヒーロー。ははは。」


「witter on(くだらないことを長々と話す)」
「ignore(無視する、気付かないふりをする)」
「silly old fool」=直訳「馬鹿げた老愚」




ドラクエ4 北米版 プロローグ69

「And so, our tale begins...」

「そうして、この物語は始まる…」



というわけで、「Prolog」はおしまいです。

ヒーローやゴッデスフォーセイクンの人々と「再会」することになるのは、
おそらくこの日記ではかなり後になるでしょう(笑)

色々な謎も、その時に判明するはずです。



それでは次回、いよいよゲーム本編である「第1章」がスタートします。
これからがいよいよ「冒険」の始まりです!
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