Phoenix Wright Ace Attorney(逆転裁判)北米版プレイ日記(87)
「October 16
Global Studios
Main Gate」
「10月16日
グローバル・スタジオ
正門」
前回、留置所のウィル・パワーズに話を聞きました。
しかし彼は事件の詳細をあまり知らないようでしたので、
フェニックスとマヤは事件現場である「Global Studios(グローバル・スタジオ)」に調査しにやってきました。
…マヤは違うかもしれませんけど…^^;
Maya
「Wow! So this is where they make the Steel Samurai show!」
マヤ
「うわぁ!ここがスティール・サムライが撮影されているスタジオなんだね!」
Maya
「Awesome!
Aren't you excited!?」
マヤ
「すっごぉい!
ねぇねぇ、超興奮しない!?」
「Awesome!(すごい!印象的!)」アメリカ口語表現。
やっぱりな。^^;
Oldbag
「Hey! You there!」
オールドバグ
「ちょいと!そこのあんたたち!」
「old bag」=「醜い、または怒りっぽい老女」。
Oldbag
「You want in, you gotta go through me!」
オールドバグ
「ここに入りたいってんなら、あたしの承認が必要だよ!」
「go through(通過する、承認する)」
…いきなり変なバアさんに声をかけられました。(笑)
彼女の名前欄には「Oldbag」と書かれていますが、
ハッキリ言ってこの「old bag」という単語は結構な蔑称です。^^;
正直「クソババァ」レベルのニュアンスがあります。^^;
しかし、日本語訳としてはちょっとアレ過ぎる表現になってしまいますし、
とある理由により、そのままカタカナで「オールドバグ」と書きます。^^;
この「Oldbag(オールドバグ)」は、ゲーム中この女性の「固有名詞」に近い扱いをされています。
日本版では彼女は「オバチャン」とされていました。
私の日本語訳でもそのまま「オバチャン」としても良かったのですが、
とある理由により、そうしませんでした。^^;
Maya
「O-oh... s-sorry!」
マヤ
「え、えっと…ご、ごめんなさい!」
Maya
「W-we're, um, lawyers.」
マヤ
「わ、私たち、その、弁護士なんです。」
お前は「霊媒師」だろ!
Oldbag
「Oh yeah? Well that's great.
I'm security!」
オールドバグ
「へぇ、そうかい?そりゃあ大したもんだね。
ならばあたしゃ警備員だよ!」
Oldbag
「And it's my job to make sure that gawkers like you stay OUT.」
オールドバグ
「それにあたしの仕事は、あんたたちみたいな野次馬どもを中に入れないことなんだよ。」
「gawker(ぽかんと見てる人)」
「stay out(外に居る)」
Maya
「G-gawkers?」
マヤ
「や、野次馬?」
Oldbag
「Gawkers! Sightseers!
Tourists!!!」
オールドバグ
「野次馬!物見遊山!
観光者だろ!!!」
Oldbag
「I know the type.
You heard about the incident and came to snoop around.」
オールドバグ
「わかってんだよ。
あんたたちが、どっかから事件のことを聞きつけてはやってきて、そこらを嗅ぎまわるタイプだってことはね。」
Oldbag
「Youths today!
Something horrible happens and all you can think of is sightseeing.」
オールドバグ
「まったく最近の若いもんは!
なんか酷い事が起こると、すぐ見物しに行ってみよう、とか思い立つんだろ。」
「youth(若者、青年男女)」=しばしば軽蔑的に用いられる。
Oldbag
「Wasting your time at a place like this.」
オールドバグ
「こんなとこで無駄に時間を費やしてサ。」
Oldbag
「Don't you have jobs you should be doing?」
オールドバグ
「他にやるべきことがあるんじゃないのかい?」
Oldbag
「Or do lawyers not work like the rest of us?
Maybe I should become a lawyer too.」
オールドバグ
「それともあれかい、弁護士ってのは、こんな無駄話してる暇があるほど働かないもんなのかい?
それならあたしも弁護士になった方がいいのかもしんないね。」
「the rest of ~(~の残り、余り、~の時間)」
ここでは「私たちが話をしている時間」というような意味。
Oldbag
「like a life of ease to me no work just loafing around all day as you please.
Well when」
オールドバグ
「あんたたちみたいに仕事もしないでブラブラしてられんなら、それほど良い生活は無いよ。
そうさね、アレだよ」
「loaf(ぶらつく)」
「as you please」=直訳「あなたが好きなように」。
Oldbag
「I was young things were a mite different,
mind you we didn't prance around in strange」
オールドバグ
「あたしが若いころはちょっぴり違ったね、
いいかい、よく聞きな、あたしらはそんな風にヘラヘラ出歩いちゃいなかったよ」
「a mite(ちょっぴり、少量)」
「prance(意気揚々と歩く)」
「mind you(いいかい、よく聞きなさい)」=直訳「心にとめろ」。
Oldbag
「hippie clothes.
What are the youths coming to these days my own son hasn't called in...」
オールドバグ
「そんなヒッピーのカッコしちゃってさ。
最近の若者は一体何考えてんだろうね、あたしの息子も近頃は全然電話もかけてよこさないし…」
……ここまでの彼女のセリフ、ちゃんとひとつひとつ丁寧に紹介していますが、
実際のゲームではものすごい速さのマシンガントークです。^^;
ハッキリ言って普通だったら読めません!(笑)
よっぽど動体視力が良くて、速読できる人じゃないと、まず無理でしょう。^^;
ま、このセリフは怒涛のようにしゃべっている事の表現ですので、
このように逐一読む方が演出に逆らった「邪道」なわけですけど。(笑)
なお、最後のセリフは途中で切れていますので、日本語訳にいまいち自信がありません。^^;
文脈から想像しつつ、多少濁して翻訳しました。
Maya
「Umm... Nick?」
マヤ
「うぅぅ…ねえニック?」
Maya
「Will I grow up to be like her?
Please say ”no.”」
マヤ
「私も歳を取ったら、この人みたいになっちゃうのかな?
ねえ、お願いだから”そんなことない”って言ってよ。」
Phoenix
「I dunno! It's possible.」
フェニックス
「さあね!可能性はあるんじゃないかな。」
ひでぇ!
そこは嘘でも「No」って言ってやれよ。^^;
Oldbag
「Hey!」
オールドバグ
「ちょいと!」
Oldbag
「Listen when you're being spoken to!
Youths today!」
オールドバグ
「人が話してる時はちゃんと聞きな!
まったく、最近の若いもんは!」
真面目にちゃんと聞いてたじゃないッスか!
一生懸命翻訳までしてたんですよ!(笑)
…さて、事件現場の「Global Studios」に入るためには
このむちゃくちゃめんどくさそうな人物と話をしないといけないみたいですね。^^;
ま、一応この人も「警備員としての仕事」をしているわけですから、致し方ないのかもしれません。
でもこちらも「Will Powers」に依頼されての「正式な仕事」ですので、
何とかしてこの「関門」を突破しなければなりません。^^;
それでは次回、この「Oldbag」さんとお話をしてみることにしましょう。(笑)
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