DRAGON QUEST IV 北米版プレイ日記(24)
前回北東の村「Taborov(タボロフ)」にやってきたアリーナ一行。
この村では「北の森に住み着いたモンスター」が「村の若い娘」を「生贄として要求する」という事件が起こっており、
村長始め村人全員がそのことに頭を悩まされているようです。
そして今回ついに「村の最後の娘」であり「村長の娘」でもある
「Anastasia(アナステイジア)」が生贄となることに決まったようです。
これを重く見たザモクスヴァの皇族「アリーナ皇女」とその一行は、
「モンスターを退治し、村の危機を救う」決意を固めたのでした。
それでは今回、モンスター退治のために村の教会へと向かいます。


これが村の北に位置する教会です。
早速中に入り、神父さんに話しかけてみます。

*:「You are thinking to defeat monster!?
But we have problem. He appears only at time of sacrifice.」
*:「あんさんら、モンスターをやっつけるつもりなんでっか!?
せやけど問題がありますねん。ヤツは生贄を差し出した時しか姿を現しまへんのや。」

*:「Aga! You say me that you take place of Anastasia as sacrifice?」
*:「なるほど!アナステイジアの代わりに生贄として赴く言うんでんな?」
「Aga(アガ)!」=「なるほど!」などに相当する間投詞。ロシア語「Ага」。
「You take place of Anastasia as sacrifice.」=直訳「生贄としてのアナステイジアの立場を代わりに引き受ける。」
ここでの返答はもちろん「Yes」です。

*:「I am not believing!
This is very thankful news.」
*:「いやぁ、信じられへん!
これはまさに願ったり叶ったりや、ありがたいこっちゃで。」

*:「Then I call for sacrificial sedan with no delay.
You are ready?」
*:「ほんならすぐに生贄用の駕籠を用意させますわ。
準備はよろしいか?」
「sedan(セダン)」=「運転席を仕切らない普通の箱型の自動車」の意。
ただしここでは「駕籠(かご)」という意味であろう。
「駕籠」は「人を乗せて人力で運ぶ乗り物」の意。
アリーナたちの準備は既に終わっていますので、ここでも回答は「Yes」です。

*:「Dobro! Excellent.
Wait some moments.」
*:「よっしゃ!素晴らしい。
ほなちょっと待ってもらえますか。」
「dobro(ダブロ)」=「良い」などに相当するロシア語「добро」。
そして、間もなく大きな白い駕籠がやってきます。

*:「Now, please enter box.」
*:「ほな、その駕籠の中に入ってもらえますか。」

この駕籠の中に入るとイベントが自動で進みます。

*:「I pray that Goddess does safely carry you.」
*:「女神よ、どうかこの者たちが安全に事を運べるよう御力をお貸しください。」

*:「Now is not time for play with words, father!」
*:「今は言葉遊びしとる場合とちゃいまっせ、神父様!」
ここでの神父のセリフは、意味的にも「Goddess bless you!(God bless you!)」などで良いわけですが、
敢えて「safely carry(安全に運ぶ)」としています。
これは「女神が、安全を運び、もたらしてくれる」という意味がメインなわけですが、
「安全に駕籠を運ぶ」と引っ掛けてもいるわけです。
それを「言葉遊びしてる場合じゃないですよ!」とたしなめられた、というわけですね(笑)
日本版では「神のごカゴがあらんことを。」というようなセリフになっていて、
「神の”加護”」と「生贄の”駕籠”」を引っ掛けたダジャレになっていました。
日本版では「カゴ」、北米版では「運ぶ」にそれぞれ引っ掛けたダジャレになっていますので、
日本語と英語では表現のポイントが違う、という相違点はありますが、
「ここで神父が場違いなダジャレを言う」というシーンとしてはどちらも同じ感じに表現されています。

*:「Of course. Forgive me.」
*:「せらせや。堪忍してんか。」


というわけで気を取り直し(笑)改めて「アリーナ皇女一行」が乗った駕籠が運ばれていきます。

教会の裏口から出ると、北の森の入口辺りに祭壇のようなものがあるのが見えます。

祭壇中央に駕籠が置かれると、運び手たちは大急ぎで引き返していきます。
これで生贄目当てのモンスターが出現するのでしょう。
確かに駕籠の中には、モンスターが指定した通りの若い娘が入っているわけですが、
しかし、今までの娘たちとは違い鬼のようなおてんば娘でもあるのです(笑)
しかも若い男と爺様というオマケ付き(笑)

…しばらくすると、辺りに濃い霧のようなものが立ち込めてきます……
そして……


三体のモンスターが出現し、問答無用で襲い掛かってきます!

「A foo dog appears!
Master Kung appears!
A foo dog appears!」
「唐獅子が現れた!
マスター・カンが現れた!
唐獅子が現れた!」
それではこのモンスターたちの解説を行います。
両サイドの「狛犬」みたいなモンスターは「Foo dog(フー・ドッグ)」という名前で、
直訳すると上記の通り「唐獅子(からじし)」という意味になります。
「唐獅子」とは「外国(主に中国)の獅子(ライオン)」という意味であり、
「foo dog」の「A Chinese guardian dog / lion statue(中国の犬やライオンの形状をした守護像)」
という意味に近い単語です。
日本版でのこのモンスターは「暴れ狛犬(あばれこまいぬ)」という名前でした。
「狛犬」とは日本の神社などによく見られる「一対の守護像」で有名な「架空の動物」です。
「狛犬」も「唐獅子」も見た目などは似たようなものですが、あくまで「狛犬」は「日本特有」のものであり、
中国で狛犬と同じように「一対で並べられている守護像」である「Foo dog(s)」は、
まあ似たようなものといえば似たようなものではあるのですが、「厳密には違う物」なのです。
日本の狛犬は「阿吽の形」を取っているのが一般的であり、
「向かって右側が「阿形(あぎょう)」で口を開いており、左側が「吽形(うんぎょう)」で口を閉じている」
という様式があるのに対し、中国の獅子(唐獅子)にはそれがありません。
「DQ IV」において「Foo dog」と言っている以上は、
私の日本語訳では中国の「唐獅子」の意味の方を採用しています。
続いて中央のモンスターですが、名前は「Master Kung(マスター・カン)」。
「master」は「体得者」や「師匠」という意味で、「kung(カン)」はおそらく「kung fu(カンフー)」の「kung」でしょう。
引き連れているのが「Foo dog」なので、その「foo(フー)」にかけて「kung(カン)」という名前になったのだと思われます。
ちなみに「kung fu」とは「中国拳法」のことです。
日本語でもそのまま「カンフー」としてよく使われますね。
「foo dog」は「fu dog」とも書きますので(読みはどちらも全く同じ)、
「kung」は「kung fu」の「kung」というのはおそらく間違いないでしょうし、
「中国の獅子」を引き連れているから「カンフーの達人」というモンスター名になったのだと思います。
ちなみに日本版では「カメレオンマン」という名前でした。
日本版の由来もよく分かりませんが^^;
北米版もなんでこの見た目で「カンフー・マスター」!?
まあ単純に、上記の通り「雰囲気を合わせたコジツケ」なのでしょうけど(笑)
上記モンスターたちの名前ですが「Master Kung」は「固有名詞」で、「Foo dog」は「一般名詞」です。
ですので前者はカタカナで「マスター・カン」、後者は日本語訳して「唐獅子」と記載しています。
それでは戦闘を行なっていきましょう。

アリーナは基本的に「物理攻撃(Attack)」のみです。
しかしまずは、両サイドの「Foo dogs」を二匹ともさっさと蹴散らします。
実は「Foo dog」は「ボスモンスター」ではなく「一般モンスター」であり、
紹介はしていませんでしたがフィールドで普通に出てくる敵モンスターなので、
現在のアリーナたちであれば、集中攻撃すれば「1ターンに1体ずつ」簡単に撃破できます。
本丸を攻撃する前に、先に邪魔な雑魚を一掃します。
続いてカーリルの行動ですが、現在レベル6のカーリルは魔法を2つ覚えています。

「Buff(バフ)」
「Raises the defence of a single party member.(パーティ・メンバー一人の守備力を上昇させる。)」
この魔法は日本版の「スカラ」に相当する魔法です。
これをパーティ全員に1度ずつかけていきます。
順番は「アリーナ→カーリル→ボーリャ」の順です。
実は「Foo dog」も「Master Kung」も「物理攻撃しか行なってこない」ので、
パーティ全体の物理防御力を上げてしまえば被ダメージはほとんどなくなります。
バフを全員にかけ終わったらカーリルも攻撃に参加しますが、
その時には「Foo dogs」は両方撃破し終わっているはずなので、残った「Master Kung」を攻撃します。
一応パーティのHPが減ったら「Heal(ホイミ)」で回復させますが、
多分そういう状況が来る前に全員撃破できるでしょう。
実際今回の戦闘において、カーリルは一度もヒールを唱えることはありませんでした。
続いてボーリャの行動です。
現在ボーリャは3つの魔法を習得しています。
ですが今回の戦闘で使用するのは2つだけです。

「Crack(クラック)」
「Pierces a single enemy with razor-sharp icicles.(非常に鋭い氷柱が敵一体を貫く。)」
「pierce(突き刺す、貫通する)」
「razor-sharp(非常に鋭い)」=直訳「カミソリのような鋭さの」
「icicle(氷柱、つらら)」
日本版の「ヒャド」に当たる攻撃魔法です。
これを、アリーナの攻撃対象と同じ「Foo dog」に唱えます。
アリーナの攻撃とクラックの魔法で、唐獅子を1ターンあたり1体、確実に撃破することが出来ます。
行動入力が終わると戦闘開始ですが、おそらくここでほぼ間違いなくマスター・カンと唐獅子1体の攻撃を受けます。


今回の戦闘では、マスター・カンの攻撃が「バフがまだかかっていない」状態のアリーナにヒットしました。
しかしダメージは「7ポイント」でしたので、回復するほどのダメージではありませんでした。
向かって左の唐獅子は攻撃が来る前に撃破。
右の唐獅子の攻撃はボーリャにヒットしましたが、これも「5ポイントのダメージ」でしたので無視です。
次のターンで右の唐獅子も攻撃前に撃破できます。
両方の唐獅子を撃破したら、ボーリャの行動を変えます。

「Sap(サープ)」
「Reduces the defence of a single enemy.(敵一体の守備力を減少させる。)」
日本版の「ルカニ」に相当する補助魔法です。
これを残ったマスター・カンに1度かけます。
すると、マスター・カンの守備力が28程下がります。
これでこちらが与えるダメージが増加しますので、戦闘時間の短縮になります。
サープは1度かけておけば十分ですが、
ボーリャは攻撃力が低すぎるため、物理攻撃ではダメージをほとんど与えられません。
しかしマスター・カンは「クラックが効きにくい」ため、クラックを唱えてもしょうがありません。
とは言え他にやることも無いので(笑)、ダメもとでクラックを唱え続けさせておきます(笑)
一方全員にバフを唱え終わると、マスター・カンからのダメージを「0~1」ぐらいに抑えられるようになりますので、
カーリルも物理攻撃に参加します。
サープ後だと、アリーナで大体「15ポイント前後」カーリルで「12ポイント前後」のダメージを与えられます。
途中、マスター・カンが悪あがきをしてきます(笑)

「Master Kung casts Heal!」
「マスター・カンはヒールをかけた!」
どれくらい回復したのかはアナウンスされないため分かりませんが、おそらく「30前後」でしょう。
しかし、そんなのは無視して攻撃を続けます。
すると、大体2ターン程でマスター・カンもあっさり撃破できます。
全体の所要戦闘ターンとしては5~6ターンくらいでしょうか。

「The enemy are defeated.」
「敵は倒された。」

こちらが戦闘終了時点でのパーティの状態です。
ハッキリ言って「楽勝」でした(笑)
本当はマスター・カンの攻撃には「相手を眠らせることがある」という効果があり、
これを運悪くアリーナやカーリルが喰らってしまうと、もう少し戦闘が長期化するのでしょうが、
今回の戦闘では運良く一度もその効果が現れませんでした。
見た目魔導士っぽい「Master Kung」ですが、使う魔法は「Heal」だけ。
見た目と違って物理特化の戦士(拳士)タイプなんですね(笑)
だから「Kung (fu)」という名前なのでしょう(笑)
ただし、「相手を眠らせる」という「特技」を持っているから「Master」なんですかね?
「カンフー(拳法)」と言いながら実際は「持っている杖」で攻撃してきますけど^^;
見た目が同じで色違いの「第1章のボス」だった「Psaro's Pawn」は
多彩な魔法と特殊攻撃を操るモンスターだったのに…^^;
とは言えこれで無事「タボロフの村を苦しめていたモンスターたち」を撃破することが出来ました。
それでは次回、この続きの場面から再開したいと思います。
この村では「北の森に住み着いたモンスター」が「村の若い娘」を「生贄として要求する」という事件が起こっており、
村長始め村人全員がそのことに頭を悩まされているようです。
そして今回ついに「村の最後の娘」であり「村長の娘」でもある
「Anastasia(アナステイジア)」が生贄となることに決まったようです。
これを重く見たザモクスヴァの皇族「アリーナ皇女」とその一行は、
「モンスターを退治し、村の危機を救う」決意を固めたのでした。
それでは今回、モンスター退治のために村の教会へと向かいます。


これが村の北に位置する教会です。
早速中に入り、神父さんに話しかけてみます。

*:「You are thinking to defeat monster!?
But we have problem. He appears only at time of sacrifice.」
*:「あんさんら、モンスターをやっつけるつもりなんでっか!?
せやけど問題がありますねん。ヤツは生贄を差し出した時しか姿を現しまへんのや。」

*:「Aga! You say me that you take place of Anastasia as sacrifice?」
*:「なるほど!アナステイジアの代わりに生贄として赴く言うんでんな?」
「Aga(アガ)!」=「なるほど!」などに相当する間投詞。ロシア語「Ага」。
「You take place of Anastasia as sacrifice.」=直訳「生贄としてのアナステイジアの立場を代わりに引き受ける。」
ここでの返答はもちろん「Yes」です。

*:「I am not believing!
This is very thankful news.」
*:「いやぁ、信じられへん!
これはまさに願ったり叶ったりや、ありがたいこっちゃで。」

*:「Then I call for sacrificial sedan with no delay.
You are ready?」
*:「ほんならすぐに生贄用の駕籠を用意させますわ。
準備はよろしいか?」
「sedan(セダン)」=「運転席を仕切らない普通の箱型の自動車」の意。
ただしここでは「駕籠(かご)」という意味であろう。
「駕籠」は「人を乗せて人力で運ぶ乗り物」の意。
アリーナたちの準備は既に終わっていますので、ここでも回答は「Yes」です。

*:「Dobro! Excellent.
Wait some moments.」
*:「よっしゃ!素晴らしい。
ほなちょっと待ってもらえますか。」
「dobro(ダブロ)」=「良い」などに相当するロシア語「добро」。
そして、間もなく大きな白い駕籠がやってきます。

*:「Now, please enter box.」
*:「ほな、その駕籠の中に入ってもらえますか。」

この駕籠の中に入るとイベントが自動で進みます。

*:「I pray that Goddess does safely carry you.」
*:「女神よ、どうかこの者たちが安全に事を運べるよう御力をお貸しください。」

*:「Now is not time for play with words, father!」
*:「今は言葉遊びしとる場合とちゃいまっせ、神父様!」
ここでの神父のセリフは、意味的にも「Goddess bless you!(God bless you!)」などで良いわけですが、
敢えて「safely carry(安全に運ぶ)」としています。
これは「女神が、安全を運び、もたらしてくれる」という意味がメインなわけですが、
「安全に駕籠を運ぶ」と引っ掛けてもいるわけです。
それを「言葉遊びしてる場合じゃないですよ!」とたしなめられた、というわけですね(笑)
日本版では「神のごカゴがあらんことを。」というようなセリフになっていて、
「神の”加護”」と「生贄の”駕籠”」を引っ掛けたダジャレになっていました。
日本版では「カゴ」、北米版では「運ぶ」にそれぞれ引っ掛けたダジャレになっていますので、
日本語と英語では表現のポイントが違う、という相違点はありますが、
「ここで神父が場違いなダジャレを言う」というシーンとしてはどちらも同じ感じに表現されています。

*:「Of course. Forgive me.」
*:「せらせや。堪忍してんか。」


というわけで気を取り直し(笑)改めて「アリーナ皇女一行」が乗った駕籠が運ばれていきます。

教会の裏口から出ると、北の森の入口辺りに祭壇のようなものがあるのが見えます。

祭壇中央に駕籠が置かれると、運び手たちは大急ぎで引き返していきます。
これで生贄目当てのモンスターが出現するのでしょう。
確かに駕籠の中には、モンスターが指定した通りの若い娘が入っているわけですが、
しかし、今までの娘たちとは違い鬼のようなおてんば娘でもあるのです(笑)
しかも若い男と爺様というオマケ付き(笑)

…しばらくすると、辺りに濃い霧のようなものが立ち込めてきます……
そして……


三体のモンスターが出現し、問答無用で襲い掛かってきます!

「A foo dog appears!
Master Kung appears!
A foo dog appears!」
「唐獅子が現れた!
マスター・カンが現れた!
唐獅子が現れた!」
それではこのモンスターたちの解説を行います。
両サイドの「狛犬」みたいなモンスターは「Foo dog(フー・ドッグ)」という名前で、
直訳すると上記の通り「唐獅子(からじし)」という意味になります。
「唐獅子」とは「外国(主に中国)の獅子(ライオン)」という意味であり、
「foo dog」の「A Chinese guardian dog / lion statue(中国の犬やライオンの形状をした守護像)」
という意味に近い単語です。
日本版でのこのモンスターは「暴れ狛犬(あばれこまいぬ)」という名前でした。
「狛犬」とは日本の神社などによく見られる「一対の守護像」で有名な「架空の動物」です。
「狛犬」も「唐獅子」も見た目などは似たようなものですが、あくまで「狛犬」は「日本特有」のものであり、
中国で狛犬と同じように「一対で並べられている守護像」である「Foo dog(s)」は、
まあ似たようなものといえば似たようなものではあるのですが、「厳密には違う物」なのです。
日本の狛犬は「阿吽の形」を取っているのが一般的であり、
「向かって右側が「阿形(あぎょう)」で口を開いており、左側が「吽形(うんぎょう)」で口を閉じている」
という様式があるのに対し、中国の獅子(唐獅子)にはそれがありません。
「DQ IV」において「Foo dog」と言っている以上は、
私の日本語訳では中国の「唐獅子」の意味の方を採用しています。
続いて中央のモンスターですが、名前は「Master Kung(マスター・カン)」。
「master」は「体得者」や「師匠」という意味で、「kung(カン)」はおそらく「kung fu(カンフー)」の「kung」でしょう。
引き連れているのが「Foo dog」なので、その「foo(フー)」にかけて「kung(カン)」という名前になったのだと思われます。
ちなみに「kung fu」とは「中国拳法」のことです。
日本語でもそのまま「カンフー」としてよく使われますね。
「foo dog」は「fu dog」とも書きますので(読みはどちらも全く同じ)、
「kung」は「kung fu」の「kung」というのはおそらく間違いないでしょうし、
「中国の獅子」を引き連れているから「カンフーの達人」というモンスター名になったのだと思います。
ちなみに日本版では「カメレオンマン」という名前でした。
日本版の由来もよく分かりませんが^^;
北米版もなんでこの見た目で「カンフー・マスター」!?
まあ単純に、上記の通り「雰囲気を合わせたコジツケ」なのでしょうけど(笑)
上記モンスターたちの名前ですが「Master Kung」は「固有名詞」で、「Foo dog」は「一般名詞」です。
ですので前者はカタカナで「マスター・カン」、後者は日本語訳して「唐獅子」と記載しています。
それでは戦闘を行なっていきましょう。

アリーナは基本的に「物理攻撃(Attack)」のみです。
しかしまずは、両サイドの「Foo dogs」を二匹ともさっさと蹴散らします。
実は「Foo dog」は「ボスモンスター」ではなく「一般モンスター」であり、
紹介はしていませんでしたがフィールドで普通に出てくる敵モンスターなので、
現在のアリーナたちであれば、集中攻撃すれば「1ターンに1体ずつ」簡単に撃破できます。
本丸を攻撃する前に、先に邪魔な雑魚を一掃します。
続いてカーリルの行動ですが、現在レベル6のカーリルは魔法を2つ覚えています。

「Buff(バフ)」
「Raises the defence of a single party member.(パーティ・メンバー一人の守備力を上昇させる。)」
この魔法は日本版の「スカラ」に相当する魔法です。
これをパーティ全員に1度ずつかけていきます。
順番は「アリーナ→カーリル→ボーリャ」の順です。
実は「Foo dog」も「Master Kung」も「物理攻撃しか行なってこない」ので、
パーティ全体の物理防御力を上げてしまえば被ダメージはほとんどなくなります。
バフを全員にかけ終わったらカーリルも攻撃に参加しますが、
その時には「Foo dogs」は両方撃破し終わっているはずなので、残った「Master Kung」を攻撃します。
一応パーティのHPが減ったら「Heal(ホイミ)」で回復させますが、
多分そういう状況が来る前に全員撃破できるでしょう。
実際今回の戦闘において、カーリルは一度もヒールを唱えることはありませんでした。
続いてボーリャの行動です。
現在ボーリャは3つの魔法を習得しています。
ですが今回の戦闘で使用するのは2つだけです。

「Crack(クラック)」
「Pierces a single enemy with razor-sharp icicles.(非常に鋭い氷柱が敵一体を貫く。)」
「pierce(突き刺す、貫通する)」
「razor-sharp(非常に鋭い)」=直訳「カミソリのような鋭さの」
「icicle(氷柱、つらら)」
日本版の「ヒャド」に当たる攻撃魔法です。
これを、アリーナの攻撃対象と同じ「Foo dog」に唱えます。
アリーナの攻撃とクラックの魔法で、唐獅子を1ターンあたり1体、確実に撃破することが出来ます。
行動入力が終わると戦闘開始ですが、おそらくここでほぼ間違いなくマスター・カンと唐獅子1体の攻撃を受けます。


今回の戦闘では、マスター・カンの攻撃が「バフがまだかかっていない」状態のアリーナにヒットしました。
しかしダメージは「7ポイント」でしたので、回復するほどのダメージではありませんでした。
向かって左の唐獅子は攻撃が来る前に撃破。
右の唐獅子の攻撃はボーリャにヒットしましたが、これも「5ポイントのダメージ」でしたので無視です。
次のターンで右の唐獅子も攻撃前に撃破できます。
両方の唐獅子を撃破したら、ボーリャの行動を変えます。

「Sap(サープ)」
「Reduces the defence of a single enemy.(敵一体の守備力を減少させる。)」
日本版の「ルカニ」に相当する補助魔法です。
これを残ったマスター・カンに1度かけます。
すると、マスター・カンの守備力が28程下がります。
これでこちらが与えるダメージが増加しますので、戦闘時間の短縮になります。
サープは1度かけておけば十分ですが、
ボーリャは攻撃力が低すぎるため、物理攻撃ではダメージをほとんど与えられません。
しかしマスター・カンは「クラックが効きにくい」ため、クラックを唱えてもしょうがありません。
とは言え他にやることも無いので(笑)、ダメもとでクラックを唱え続けさせておきます(笑)
一方全員にバフを唱え終わると、マスター・カンからのダメージを「0~1」ぐらいに抑えられるようになりますので、
カーリルも物理攻撃に参加します。
サープ後だと、アリーナで大体「15ポイント前後」カーリルで「12ポイント前後」のダメージを与えられます。
途中、マスター・カンが悪あがきをしてきます(笑)

「Master Kung casts Heal!」
「マスター・カンはヒールをかけた!」
どれくらい回復したのかはアナウンスされないため分かりませんが、おそらく「30前後」でしょう。
しかし、そんなのは無視して攻撃を続けます。
すると、大体2ターン程でマスター・カンもあっさり撃破できます。
全体の所要戦闘ターンとしては5~6ターンくらいでしょうか。

「The enemy are defeated.」
「敵は倒された。」

こちらが戦闘終了時点でのパーティの状態です。
ハッキリ言って「楽勝」でした(笑)
本当はマスター・カンの攻撃には「相手を眠らせることがある」という効果があり、
これを運悪くアリーナやカーリルが喰らってしまうと、もう少し戦闘が長期化するのでしょうが、
今回の戦闘では運良く一度もその効果が現れませんでした。
見た目魔導士っぽい「Master Kung」ですが、使う魔法は「Heal」だけ。
見た目と違って物理特化の戦士(拳士)タイプなんですね(笑)
だから「Kung (fu)」という名前なのでしょう(笑)
ただし、「相手を眠らせる」という「特技」を持っているから「Master」なんですかね?
「カンフー(拳法)」と言いながら実際は「持っている杖」で攻撃してきますけど^^;
見た目が同じで色違いの「第1章のボス」だった「Psaro's Pawn」は
多彩な魔法と特殊攻撃を操るモンスターだったのに…^^;
とは言えこれで無事「タボロフの村を苦しめていたモンスターたち」を撃破することが出来ました。
それでは次回、この続きの場面から再開したいと思います。
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