Phoenix Wright Ace Attorney(逆転裁判)北米版プレイ日記(154)
前回「スティール・サムライのコスチュームを盗み出し、それを着用してスタジオへ向かった人物の正体は、
誰あろう被害者のジャック・ハマーだった!」と主張したフェニックス。
それまで「加害者」だと思われていたスティール・サムライでしたが、
ここにきて一転、「実は被害者だった」という可能性が浮上してきました。
果たして、本当にサムライの正体はハマーだったのでしょうか?
それでは、その続きの場面から再開します。
Judge
「But why would the victim do such a thing?」
裁判官
「しかし、なんでまた被害者は、わざわざそんなことをしようと思ったのでしょうか?」
Phoenix
「I... don't know.」
フェニックス
「さあ…それは僕にも分かりませんけど。」
ヲイ!
相変わらず詰めが甘いですねぇ。^^;
Cody
「I get it!」
コーディー
「俺、解かったぞ!」
Cody
「I thought that the Steel Samurai was moving strange.」
コーディー
「そういやあの時、確かになんかスティール・サムライの動きがオカシイと思ったんだよな。」
Cody
「So it was a different person inside the suite!」
コーディー
「そうか、あの時入ってたスーツの中の人は、いつもと違ってたんだな!」
なんか、いやに現実的だな…^^;
「スティール・サムライに”中の人”なんか居るわけねぇだろ!」
とか言わないんですね。(笑)
Cody
「Pops!」
コーディー
「おい、オッサン!」
Phoenix
「Huh, me? What?」
フェニックス
「え、僕?なに?」
Cody
「Actually, there was one piece of data I saved.」
コーディー
「実はさ、一つだけセーブしておいたデータがあるんだよ。」
Phoenix
「Data?」
フェニックス
「データ?」
Cody
「Yeah, a photo on my digital camera!」
コーディー
「わかんねぇかな、デジタル・カメラで撮った写真のデータに決まってんだろ!」
Phoenix
「W-what!?」
フェニックス
「な、なんだって!?」
Edgeworth
「Show us, quick!」
エッジワース
「見せろ、今すぐにだ!」
Cody
「No way man, not if you're gonna look at me like that!」
コーディー
「そんな怖い顔で睨むなよ、出せるもんも出せないだろ!」
そうですよ…あなたたち…
相手はまだ「ほんの子供」なんですよ…?^^;
もう少し「大人らしく」、ここはひとつ「gently」にですね……
Judge
「Now!」
裁判官
「さあ!今すぐ出しなさい!」
あかん…^^;
「言いだしっぺ」がこれじゃあ…^^;
Cody
「*sniff*」
コーディー
「ぐすん」
…なんか可哀想ですね。^^;
まるで大の大人が寄ってたかって小さいキッズをイジメてるみたいですが。^^;
まあ、諦めるんだな少年…
これが「大人の世界」ってヤツさ…
甘えの許されない「厳しい現実」へようこそ……
Cody
「Here...
This is it.」
コーディー
「ほら…
これがその写真だよ。」
こっ!この写真はっっっ!!!
Judge
「Well, looking at this it's still a little hard to say.」
裁判官
「ふーむ、これはちょっと、なんて言ったらいいか、なんともコメントしづらいですな。」
Judge
「I'm afraid that
it could be anyone in that costume.」
裁判官
「ただ、申し訳ないのですが、
これではコスチュームの中に誰が入っていたとしても、ちょっと判別がつきませんよ。」
「It could be anyone in that costume.」
=直訳「このコスチュームの中の人物は、誰であろうとその可能性があった。」。
え!?そこ?
いや確かに「それはその通り」なんですけど…^^;
Judge
「Your opinion, Mr. Wright?」
裁判官
「ライト君、あなたの見解は?」
Phoenix
「I agree, Your Honor.
This isn't decisive evidence.」
フェニックス
「そうですね、裁判官。
これはちょっと、決定的な証拠とは言えないですね。」
お前まで何言ってんだぁぁぁ!!!フェニィィィックス!!!
Judge
「I'm sorry, this doesn't look like it's the proof we need.」
裁判官
「残念ですが、これは見たところ、本件の審理に求められている証拠とは言えないようです。」
Judge
「I'll give it back.」
裁判官
「ですので、この写真はあなたにお返ししますよ、コーディー君。」
あんたたちの目は節穴ですか?
…そして、このまま何事も無かったかのように、
「話が流れて」いってしまいそうになったその時!
Mia
「Wait, Phoenix!」
ミア
「待ちなさい、フェニックス!」
Phoenix
「Mia? What?」
フェニックス
「え?ミアさん?なんですか?」
Mia
「Look at that photo once more!」
ミア
「もう一度あの写真をよく見なさい!」
Mia
「That's it Phoenix!」
ミア
「あれこそ、私たちが求めていた物よ!フェニックス!」
Mia
「That photo is all the evidence
you need to win this trial!」
ミア
「あの写真こそが、この審理に勝訴したいなら絶対に必要不可欠な、
何物にも代えがたい重要な証拠品よ!」
Phoenix
「Wh-what!?」
フェニックス
「な、なんですって!?」
さすがミアさん!
そうなんです!その通りなんですよぉぉぉ!!!
Phoenix
「Y-Your Honor!」
フェニックス
「さ、裁判官!」
Phoenix
「May I see that photo once more please?」
フェニックス
「もう一度その写真を見せてもらってもよろしいでしょうか?」
フェニックス、お前ほんとにちゃんと分かってんのか?
Judge
「C-certainly.
I don't see why not.」
裁判官
「も、勿論です。
拒む理由なんて全くありませんよ。」
Mia
「Phoenix!
Show him!」
ミア
「フェニックス!
裁判官にバシッと提示してやりなさい!」
Mia
「There's a glaring,
decisive inconsistency with the facts as we know them in that photo!」
ミア
「あの写真の中には、目も眩むほど光り輝いている決定的な矛盾があるわ!
私たちが知っている事実とは、決定的に食い違っている矛盾がね!」
「glaring(まばゆいほどに目立つ)」
「inconsistency(矛盾、不一致)」
いや…ミアさん……
多分フェニックスのヤツ、分かってないですよ?^^;
というわけで、ここは「プレイヤー」がビシッと!
「決定的に”事実と一致していない”箇所」を指摘するより他ありません。(笑)
…この「光りまくっている矛盾」、お分かりになりましたでしょうか?
写真を見て、これまで出てきた「事柄」をよく思い出してみれば、
この目立ちすぎるほどに目立った「超弩級にド派手な矛盾」に気付くことがきっと出来るはずです。
それでは次回、その「写真の矛盾点」を指摘するところから再開したいと思います。
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