Phoenix Wright Ace Attorney(逆転裁判)北米版プレイ日記(184)

前回、フェニックスとエッジワースの手によって、

「5年前の事故」と「今回の殺人事件」を繋ぐことが出来ました。

「5年前に事故の隠ぺい工作をヴァスケズにしてもらったジャック・ハマーは、

その対価として、スター街道から転げ落ち、ヴァスケズの言いなりとなる人生を歩まされていた」

というのが、フェニックスの主張する内容だったわけなのですが…


しかし…ちょっと「冷静になって」よく考えてみると…


なんでこの話題になったんでしたっけ?^^;




逆転裁判 北米版 そして、解明へ1


Judge

「One moment, Mr. Wright.」


裁判官

「ちょっといいですか、ライト君。」



逆転裁判 北米版 そして、解明へ2


Judge

「We are talking about motives, here...
yet you have only talked about Mr. Hammer.」


裁判官

「我々は動機について論じていたはずですが、
しかし、あなたの言っていることは全て…ハマー氏に関することばかりですね。」



逆転裁判 北米版 そして、解明へ3


Judge

「It almost seems as if...」


裁判官

「これでは、まるで…」



逆転裁判 北米版 そして、解明へ4


Judge

「As if it was Mr. Hammer who had killed Dee Vasquez,
not the other way around!」


裁判官

「まるで、何故ハマー氏はディー・ヴァスケズを殺害したのか、という、
ハマー氏の動機について説明しているみたいに聞こえますよ、
これでは、まったくもってアベコベです!」




「the other way around(順序を逆にして)」=直訳「他の手段をぐるりと回してひっくり返す」。




上記セリフに補足して、

「これではまるで、実際には被害者であるはずのジャック・ハマーのほうが殺人犯だったみたいじゃないか!

今現在フェニックスは、ハマーこそが殺人犯であるかのようにしてハマーの動機について説明しているけど、

それって逆じゃないか!?」

と裁判官は言っているわけですね。




逆転裁判 北米版 そして、解明へ5


Judge

「What motive would Ms. Vasquez have?」


裁判官

「ヴァスケズ女史の動機とは、一体なんだったのですか?」



逆転裁判 北米版 そして、解明へ6


Vasquez

「Y-yes, that's right.」


ヴァスケズ

「そ、その通りだね、おっしゃる通りだよ。」



逆転裁判 北米版 そして、解明へ7


Vasquez

「According to what you say...」


ヴァスケズ

「弁護士さん、あんたが言ってることは、結局…」



逆転裁判 北米版 そして、解明へ8


Vasquez

「I would have had no reason to kill Hammer.
He was a good source of income for me!」


ヴァスケズ

「結局あたしには、ハマーを殺す理由なんて何も無かったってことじゃないか。
そりゃそうさ、だってハマーはあたしにとって、大事な金の生る樹だったんだからね!」



逆転裁判 北米版 そして、解明へ9


Vasquez

「And I never get rid of useful men.
It's a policy of mine.」


ヴァスケズ

「それにあたしは、使える人間を意味もなく排除するなんてことは絶対にしないんだよ。
それがあたしのポリシーだからね。」




「get rid of(好ましくないモノを取り除く、排除する)」




逆転裁判 北米版 そして、解明へ10


Judge

「Mr. Wright?」


裁判官

「ライト君?」



逆転裁判 北米版 そして、解明へ11


Judge

「Please explain Ms. Vasquez's motive for murder.」


裁判官

「ヴァスケズ女史の、殺人を犯すに至った動機というものを、当法廷に説明してください。」



逆転裁判 北米版 そして、解明へ12




これの答えは「下の選択肢」が正解です!


…え?

じゃあ前回までのやり取りは、一体なんだったの?




逆転裁判 北米版 そして、解明へ13


Phoenix

「She had no motive, Your Honor.」


フェニックス

「ヴァスケズ女史に動機なんてありませんよ、裁判官。」



逆転裁判 北米版 そして、解明へ14


Judge

「What's that now!?」


裁判官

「今度は何を言い出すんですか!?」



逆転裁判 北米版 そして、解明へ15


Phoenix

「It was Mr. Hammer who was out for blood!」


フェニックス

「だって実際に殺意があったのは、ハマー氏のほうだったんですから!」




上記セリフでの「be out for」という表現ですが、

直訳だと「for」の後に続く「目的」の為に「外に居る」というような意味であり、

転じて「家などの外に出かけて行動する」というようなニュアンスとなります。

意味的には「seek(探索する)」や「chase(追跡する)」などとほとんど同じであり、

このフェニックスのセリフにおいては、単純に「意志を持って行動していた」というような感じになります。

「for」の後に続く「blood」は「血」ではなく、「流血沙汰」の意であり、
ここでは転じて「殺人」という意味です。


よって、「It was Mr. Hammer who was out for blood.」というセリフは、

上記の日本語訳のような意味になるのです。

英文原文は「ちょっと動詞が曖昧」なので、

一見して少し分かりづらい表現ですね。^^;




逆転裁判 北米版 そして、解明へ16


Phoenix

「All Ms. Vasquez did was push him off the stairs...
in self defense!」


フェニックス

「ヴァスケズ女史は、殺意をもって向かってきたハマー氏を、ただ階段の上から突き落としただけ…
自己防衛しようとしただけだったんです!」



逆転裁判 北米版 そして、解明へ17


Edgeworth

「What's that now!?」


エッジワース

「今度は何を言い出すのだ!?」



逆転裁判 北米版 そして、解明へ18


Phoenix

「It's simple!」


フェニックス

「僕の主張は至って単純明快ですよ!」



逆転裁判 北米版 そして、解明へ19


Phoenix

Mr. Hammer was intending to kill Ms. Vasquez!」


フェニックス

「すなわち、事件当日ハマー氏のほうが、ヴァスケズ女史を殺意をもって殺害するつもりだったんです!」



逆転裁判 北米版 そして、解明へ20


Edgeworth

「Wha-!?」


エッジワース

「なっ―!?」



逆転裁判 北米版 そして、解明へ21


Edgeworth

「WHAT!?」


エッジワース

なんだとぉっ!?




…このフェニックスの「爆弾発言」には、

エッジワースも相当ビックリさせられたようですね。^^;


この主張は一見するとひどく唐突なものであるかのように思えますが(笑)

実は以前、その伏線となるようなことをフェニックスは言っていましたので、

「彼の頭の中」においては、かなり早い段階から「固まっていた」のかもしれません。




逆転裁判 北米版 そして、解明へ22


Phoenix

「Your Honor!」


フェニックス

「裁判官!」



逆転裁判 北米版 そして、解明へ23


Phoenix

「Jack Hammer drugged Mr. Powers with sleeping pills!」


フェニックス

「ジャック・ハマーが、パワーズ氏の昼食に睡眠薬を盛り!」



逆転裁判 北米版 そして、解明へ24


Phoenix

「Jack Hammer snuck into the dressing room and stole the Steel Samurai costume!」


フェニックス

「衣裳部屋に忍び込んでスティール・サムライのコスチュームを盗み出し!」



逆転裁判 北米版 そして、解明へ25


Phoenix

「Jack Hammer wore the costume to fool the security lady into thinking he was Powers!」


フェニックス

「コスチュームを着て、何も知らない警備の女性に、自身をあたかもパワーズだと思い込ませ!」



逆転裁判 北米版 そして、解明へ26


Phoenix

「Then Jack Hammer made his way to the trailer!」


フェニックス

「そしてトレイラーに向かって行ったのも、全て!」



逆転裁判 北米版 そして、解明へ27


Phoenix

「And for what purpose, you ask?」


フェニックス

「なんらかの意図があって行なっていたことだ、というのは、もはや明白ですよね?」



逆転裁判 北米版 そして、解明へ28


Phoenix

「To kill Dee Vasquez,
who had so cruelly taken advantage of him all those years!」


フェニックス

「それらは全て、
長年に渡って自身に酷い仕打ちをし、ずっとこき使ってきたディー・ヴァスケズを殺害して、
彼女にその報いを受けさせようとしての行動だったのですよ!」




「cruelly(残酷に、無残にも)」


「take advantage(過度に使用する、酷使する)」




逆転裁判 北米版 そして、解明へ29


逆転裁判 北米版 そして、解明へ30


逆転裁判 北米版 そして、解明へ31




ここで、このフェニックスの主張を纏めてみたいと思いますが…


1)「Jack Hammer(ジャック・ハマー)」は、

5年前の事故から続く「自身の転落人生」の原因たる「Dee Vasquez(ディー・ヴァスケズ)」に、

「その落とし前をつけさせる」ために「殺害」しようとして、事件当日「数々の偽装工作」を行なっていた。

2)いざヴァスケズを殺害しようとしてトレイラーに乗り込んで行ったが、

「自己防衛」として「反撃」してきたヴァスケズによって「返り討ち」にあってしまい、命を落とした。

3)ヴァスケズとしては、「襲い掛かってきたハマー」に対する「防衛のための対抗手段」として、

ただ「階段の上から突き落とした」だけに過ぎない。

4)すなわち、彼女自身には「最初からハマーを殺すつもりなどなかった」ので、

ヴァスケズに「ハマーを殺すための動機」などというものは「初めから無かった」のだ。


と言っているのですね。


このフェニックスの「理論」は、まさに水も漏らさぬ程完璧と言えるでしょう。

これらが全て事実だとすれば、今まで存在していた「全ての謎」に対して完璧に答えが出せるのです!


…しかし、もし万が一「ハマーの思惑」が「成功」していたとしたら、

現在「証言台に立たされ、追求されていた」のは、
もしかしたら「Jack Hammer」のほうだったかもしれない!

というのは、なんとも「皮肉」ですね……

この事件は、まかり間違えば

「被害者と犯人の立場が逆になっていた」

のかもしれないのです…


ともかく、このフェニックスの主張を受けて、

審理はこのあと、どういった展開を迎えるのでしょうか?



それでは今回はこの辺で。

次回はこの続きの場面から再開したいと思います。


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