Ace Attorney Justice For All(逆転裁判II)北米版プレイ日記(24)
前回「記憶を取り戻した」フェニックスでしたが、
「証人ウェリントンへの反対尋問は、これにて終了!」
といった雰囲気になってしまいました…
すっかり余裕を取り戻し、そそくさと退廷しようとするウェリントンを逃がすまい!と、
フェニックスは「I will(/may) be able to prove everything!」と宣言したのでした!
Payne
「Y-Your Honor!
The cross-examination has already ended!」
ペイン
「さ、裁判官!
弁護側の反対尋問は、既に終了したはずです!」
Payne
「If he questions the witness
with any more of his badgering...」
ペイン
「にも拘らず、更に尋問しようとは…
さすがに、これは理不尽な暴虐的行為と言わざるを得ないのでは…」
「If he questions the witness with any more of his badgering...」
=直訳「これ以上この証人を困らせるような尋問をするようでは…(異を唱えざるを得ない。)」
Judge
「You will not harass the witness.
Is that clear, Mr. Wright?」
裁判官
「理不尽な暴虐的行為は言い過ぎだと思いますが、
しかし確かにこれは検察側の言う通りですよ、ライト君?」
「harass((人をしつこく)困らせる、悩ませる、苦しめる)」
=名詞形「harassment(ハラスメント)」。
古期フランス語の「犬をけしかける時の掛け声、叫び声」が由来。
「Is that clear?」=直訳「それは明確であるか?」
この文における「that」は、前回フェニックスが言った「Prove everything」に対して、
「本当にそんなことが出来るのか?(それは明確(に出来ること)であるのか?)」
という意味に取ることも出来るが、文脈的には、
直前の「You will not harass the witness.(証人を苦しませるようなことはさせない。)」に掛かって、
「証人に不要なハラスメントは禁物ですよ?
それはあなたにも理解できますよね?(明確(clear)ですよね?(=Is that clear?))」
という意味であろうと思われる。
もしかしたらダブルミーニングなのかもしれないが、
その場合でも、後者のニュアンスのほうがやや強いであろう。
Wellington
「Did you hear that?
No harassment allowed, Mr. Attorney.」
ウェリントン
「ほらほら、今の聞きました?
理不尽なハラスメントはやめてくださいよ、弁護士サン。」
まさに「THE 四面楚歌」ですなぁ…^^;
Phoenix
「Please, Your Honor!」
フェニックス
「お願いします、裁判官!」
それだけかよ!?
そこはもっと、ちゃんと「説得」しなさいよ!
さすがに「Please!」だけじゃ、
この状況からして、裁判官が「認めてくれる」とは、とても思えませんが…
Judge
「Very well.
But this is your last chance, Mr. Wright.」
裁判官
「いいでしょう。
ただし、これが最後ですよ、ライト君。」
え!?いいんスか!?
さすが「Your Honor」!
心が広くていらっしゃる…
ありがたや…ありがたや…
…もしかしたら、このフェニックスの、
「多くを語らず、されど強い意志を感じさせる態度」が功を奏し、
裁判官の心を少しだけ動かしたのかもしれませんね……
逆に「アレやコレや」と語っていたら、
むしろ「ダメ」だったかもわからんね…^^;
Judge
「You may present one piece of evidence to the court.」
裁判官
「当法廷は特別に、一つだけ、証拠品の提示を許可します。」
Phoenix
「(I only get one shot at this!)」
フェニックス
「(たった一撃で、全てに決着をつけなきゃならないのか!)」
でも、これはかなり破格の「Proposal」だと思いますけどね…
Judge
「If you cannot ”prove” everything...」
裁判官
「これで全てを”証明する”ことが出来なければ…」
Judge
「It's over.
For your client, and for you.」
裁判官
「それで全ておしまいです。
あなたのクライアントも、あなた自身も。」
Judge
「Do you fully understand?」
裁判官
「よく肝に銘じましたね?」
「fully(完全に、たっぷり)」
Payne
「I'm sure you are well aware, Your Honor,
but the cross-examination period has ended!」
ペイン
「裁判官、あなたのご判断はいつも賢明であられると私は確信しております、
ですが、重ねて申し上げますが、弁護側の反対尋問は先程終了したはずではないですか!」
Judge
「Were you paying attention, Mr. Payne?」
裁判官
「私の言葉を聞いていなかったのですかな、ペイン検事?」
Judge
「I said that Mr. Wright could present only one more piece of evidence.」
裁判官
「重ねて申し上げますが、当法廷は弁護側に、一つだけ証拠品の提示を許可します。」
Payne
「Oh...」
ペイン
「そ…そうですか…」
Judge
「Now then, Mr. Wright.
This is your last chance.」
裁判官
「それでは、ライト君。
これがラスト・チャンスです。」
Phoenix
「(It all comes down to this!
It's Go time!)」
フェニックス
「(これで全てに決着がつく!
泣いても笑っても、これが最後だ!
ここは本気で前進あるのみ!ゴー・タイムだ!)」
「go time」=「Time to get serious about doing something.(真面目に物事に取り組む時。)」
「time to go」よりも「get serious(シリアスになる、マジにやる)」ニュアンスが強い。スラング。
Judge
「Please present the one piece of evidence that will explain everything!」
裁判官
「この事件の全てを証明する、たった一つの証拠品を提示してください!」
…そうですね、
それでは我々も「Get serious and Go time!」でいくことにしましょう!
というわけで、少し考えてみたいと思います。
現在の焦点は、言うに及ばず、
「詐欺組織(The Group of Con Artists)の情報が入っていた携帯電話」
ただ一点です!
では、その携帯の「変遷」を時系列順にまとめてみましょう。
なお、当然の事ですが、
「その携帯の元々の持ち主はウェリントンである」という前提の元、
話を進めていくことにします。
1)ウェリントンが公園で携帯を落とす。
2)マギーがジャスティンと共にその携帯を拾う。
3)ジャスティンが「警官姿」であったため、
ウェリントンは携帯を取り戻すためジャスティンの殺害を決意、実行に移す。
4)マギーが留置所でフェニックスに渡す。
5)被告人控室でウェリントンがフェニックスから強奪。
6)現在所持しているのはウェリントン。
といった流れですね。
この「元々の持ち主はウェリントンで、詐欺組織の情報が入っていた携帯電話」を、
便宜上「携帯A」とします。
今我々が追っているのは「携帯A」のみです。
この「携帯A」を「今ウェリントンが手にしている」から全て「八方塞がり」になっているわけですね。
…何故ここで、わざわざ「携帯A」としたかというと、
実はもう一つ「同じような携帯」があるからです。
そう、「今現在((6)時点において)フェニックスが所持している携帯電話」のことですね。
こちらを、便宜上「携帯B」とします。
さて、ここで一つ「解からない事」というか、
「混乱の原因」になっていることがありますね。
それは、「携帯Bって何?」という問題です。
「詐欺組織の情報が入っていた携帯電話」は「携帯A」です。
ウェリントンはそれを「今、自分が持っている!」と主張していますね。
一方フェニックスは「(5)時点で、被告人控室で強奪された」ことを思い出しました。
「携帯A」が、まさに上記(1)~(6)の流れを辿ったとして、
では、この「携帯B」というのは「”いつ” 事件の渦中に紛れ込んだ」のでしょうか?
…ここで考えられる可能性が「一つだけ」あります。
ですが、これには根拠もクソもありません!(笑)
ハッキリ言って希望的観測もいいとこなわけですが、
しかし、もはやこの可能性に賭けるしかないのです!
ポイントは、以下。
1)「携帯電話」は「2つ」ある。
2)「携帯B」とは、一体なんなのか?
3)「携帯A」は、「本当に」上記(1)~(6)の流れを辿ったのか?
4)今「携帯A」を持っているのは誰か?
5)今「携帯B」を持っているのは誰か?
さて!
それでは満を持して、
「The Last Evidence」を
「Present」することに致しましょう!
Phoenix's Business Card(フェニックスの名刺)
Type: Other(タイプ:その他)
Received from Maggey Byrde.(マギー・バードより受け取った。)
「It's my business card. I handwrote my cell phone number on the back.
(僕の名刺。裏面には手書きで僕の携帯電話番号が書かれている。)」
かつて、「一度マギーにあげたものをマギーから借りた」、
その名の通り「普段フェニックスがビジネスにおいて使用している名刺」ですね。
これを「手に入れた(再入手した)」際には、
「こんなもんが、何かの役に立つのかよ!?」と思ったものでしたが(笑)
まさにこれこそが「全てに決着をつける最後の証拠品」であるのです!
Judge
「Why, thank you. How nice.」
裁判官
「なんと、これはどうも、ご丁寧に。」
It's just NOT presented (given) for YOU!!
Judge
「Here, please have one of mine.」
裁判官
「わたくし、こういう者です。どうぞよろしくお願い致します。」
Judge's Business Card(裁判官の名刺)
Type: Other(タイプ:その他)
Received from the judge.(裁判官より受け取った。)
「Judge's Business Card added to the Court Record.
(裁判官の名刺をコート・レコードに加えた。)」
今更かよ!
どんだけ付き合い長いと思ってんだよ!
てか、「初対面」の時に名刺交換済ませてなかったのかよ!?
…まあ「好意的に解釈する」ならば、
フェニックスと裁判官が「初めて対面した」時には、
まだ「Mia Fey」が存命だった上、
フェニックスは「Fey & Co. Law Offices(フェイ商事法律事務所)」に所属する、
ただの「雇われ一弁護士」に過ぎなかったわけですから、
もしかしたらその時には、まだ「Phoenix's Business Card」は無かったのかもしれません。
或いは、「ミアが裁判官に口頭で紹介した」だけで、
フェニックス自身は「裁判官と名刺交換していなかった」ということだったのかもしれませんね。(笑)
いずれにせよ、
今は「そんなこと」をやってる場合じゃありません!!^^;
…のですが(笑)
せっかく裁判官から「お名刺」を頂きましたので、
一応「Judge's Business Card」も見るだけ見ておくことにしましょう。(笑)
Judge's Business Card(裁判官の名刺)
Type: Other(タイプ:その他)
Received from the judge.(裁判官より受け取った。)
「It's written in fancy script.
The ink is strong and clear, but I still can't read it.
(物凄く達筆な筆記体で書かれている。
紙面に力強くインクが踊っているが、あまりに達筆過ぎて僕には読むことが出来ない。)」
「fancy script(豪勢な(手書き、或いは筆記体の)文字)」
…おそらく、「名刺には裁判官(The Judge)の ”本名” も書かれているのだろうが、
字が上手すぎて判別できない(裁判官の本名は判らない)。」ということなんでしょうね。(笑)
これは日本版でも同様でした。
ただし日本版では、
おそらく「達筆な筆書きの文字(草書体)」ということだったのだろうと推察されますが、
北米版においては、
「(勿論英語の)達筆な(アルファベットの)筆記体」ということになりますので、
思い浮かぶ名刺の「イメージ」は全然違いますね。(笑)
しかし、この説明文の書き方だと、
まるで「名刺一枚一枚を、わざわざ手書きで書いている」ようにも受け取れてしまいますけど、
さすがにいくらなんでもそんなことはしていないでしょう。(笑)
おそらく「一枚だけ手書きで書いて、それを雛型として印刷屋などに渡し、
名刺として大量印刷している」のだと思いますが…
…しかし、「Digital Camera(デジタル・カメラ)」の存在すら知らなかった彼のことですから、
或いは本当に「一枚一枚手で紙に書いて名刺としている」可能性も、
微粒子レベルで存在していると考えられてしまうところが、
ある意味非常にオソロシイですね。^^;
物凄く「どうでもいい」ですけど。(笑)
Judge
「Wait, what am I doing!?
This isn't the time to be exchanging business cards!」
裁判官
「って、何をさせるんですか!?
今は名刺交換なぞ、している場合ではないのですぞ!」
ノリツッコミかよ。^^;
あんたが「勝手にやったこと」だろが!^^;
Phoenix
「Your Honor.」
フェニックス
「裁判官。」
Phoenix
「There is something very important about that card.
And that is...」
フェニックス
「今お渡しした名刺には、とても重要な点があるのです。
それは…」
Phoenix
「This card is important because of what is on the back!」
フェニックス
「それは、裏面に書かれてあるものに他なりません!」
Maya
「Hmm? You wrote your cell phone number on the back, but...」
マヤ
「え?裏面って、ニックの携帯番号が書いてあるだけだよね…」
Phoenix
「Can you please call this number from your cell phone?」
フェニックス
「ところでマヤ、君の携帯から、ちょっとその番号に掛けてみてくれないか?」
Maya
「Huh? Right now!?
But court is still in session!」
マヤ
「え?今!?
でも、まだ審理の真っ最中だよ!」
Phoenix
「It's OK. You'll see.」
フェニックス
「いいからいいから。責任は僕が取るから、やっちゃっていいよ。」
Maya
「OK, if you say so.」
マヤ
「そ、そうなの?まあニックがそう言うんなら…」
…なにやら「アヤシゲ」なヒソヒソ話が囁かれている弁護人席ですが(笑)
果たしてフェニックスは一体「何を」するつもりなんでしょうね?
It's OK. We'll see at once what he wanna do!
Judge
「Is the defense preparing something, Mr. Wright?」
裁判官
「ライト君、一体何を企んでいるのですかな?」
Phoenix
「We are going to call my cell phone now.」
フェニックス
「なに、簡単な事ですよ。
ただ単に、ちょっと僕の携帯に電話を掛けてみようとしているだけです。」
普通、これだけ聞いたら(゚Д゚)ハァ?ってなりますよね。(笑)
よく検察側から「Objection!」が飛んでこないものです。(笑)
Phoenix
「And then the court will see everything for what it is!」
フェニックス
「正直言って、僕が今何を言っているのか、全くご理解いただけないことでしょうね。
でも大丈夫、これによって、全てがすぐに解決しますから!」
Wellington
「O-Of all the idiotic, stupid things to...」
ウェリントン
「こ、こんな、バカのバカによるバカのための愚行など…時間の無駄…」
まあまあ、そう言いなさんな。
というわけで、フェニックスの言う通り、
ここでマヤが自分の携帯から「フェニックスの携帯に」電話を掛けます…
ここで携帯の「着信音」が、法廷内に響き渡ります。
その今「鳴っているメロディー」は…
そして、今「着信している携帯」とは…
Wellington
「Aaagh!」
ウェリントン
「あぁぁっ!」
Wellington
「Wh-What!?
Why is my phone...?」
ウェリントン
「な、なんだ!?
一体何故ボクの携帯が…?」
Wellington
「And what is with this stupid-sounding ringtone!?」
ウェリントン
「それに、なんなんだこのバカげた着信音は!?」
ちなみに、静止画では分かりませんが、
今ここで流れている「着信音のメロディー」は、
前作に登場していた「全米のちびっこたちに大人気のアクション・ヒーロー」のテーマ曲、
「The Theme (Music) of The Steel Samurai(スティール・サムライのテーマ)」です!(笑)
Phone
「...*beep*...」
電話
「…ピー…」
Phoenix
「Mr. Wellington.」
フェニックス
「ウェリントンさん。」
Phoenix
「Hmm... How strange...」
フェニックス
「これは妙ですね…一体どういうことなんでしょうか…」
Phoenix
「I could almost swear that you're holding MY phone!」
フェニックス
「何故あなたが僕の携帯電話を持っているんですか!」
「I could almost swear that you're holding my phone.」
=「あなたが僕の電話を手に握っていると僕はほぼ断言できるだろう。」
Wellington
「Y-Your...」
ウェリントン
「こ、これ…あんたの…?」
Wellington
「AAAAAAAAAAAH!
No, no, no, no, no!
It can't...!!」
ウェリントン
「あああああああああああっ!
こんな、バカな、そんなこと!
そんなこと、有り得ないぃ…!」
Phoenix
「By the way, before I forgot,
thank you very much for the lump of my head this morning.」
フェニックス
「ところで今朝方、僕の頭にコブのプレゼント、大変ありがとうございました、
また記憶喪失になる前に、キッチリ御礼しときませんとね。」
「before I forgot」=直訳では「忘れた前に」。
「記憶喪失になる前に頭を殴って記憶喪失にしてくれて」の意と、
「忘れる前に言っときますけど(before I forget)」のダブルミーニング表現。
Wellington
「Nnnnngh...」
ウェリントン
「ンンンングッ…」
Phoenix
「I don't think I need to explain any further, except to say:」
フェニックス
「これ以上説明の必要は無いかと思いますが、一応念のため言っておきましょう。」
Phoenix
「When you went to retrieve your cell phone,
you mistakenly took the wrong one!」
フェニックス
「被告人控室で携帯電話を取り戻そうとした時、
ウェリントンさん、あなた間違って、別の携帯電話を持って行ってしまったんですよ!」
Wellington
「...Mmgh...」
ウェリントン
「…ンムグッ…」
Wellington
「Aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa
aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa
aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa」
ウェリントン
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
Wellington
「aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa
aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa
aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa」
ウェリントン
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
Wellington
「aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaAAAAAA
AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA」
ウェリントン
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああ」
Wellington
「AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA
AAAAAaaaaaaaagggggggghhhnn!」
ウェリントン
「あああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああ
あああああぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっッッッッッ!」
Don't blame yourself, Mr. Wellington.
You're the one who's only a mere third-rate parson
and only made one big mistake.
Who are you? What are you?
That's something you haven't figured out for yourself yet.
というわけで、全てに決着が付きました!
ウェリントンは間抜けにも、携帯を「取り違えていた」んですね!
これにより、結局「重要な証拠品」である「ウェリントンの携帯電話(携帯A)」は、
やっぱり「フェニックスの手の内にあった」ことになるため、
今までフェニックスが主張してきた数々の「事実」が証明できることとなり、
それすなわち「ウェリントンこそが真犯人である!」と結論付けられたわけですね!
先の(1)~(6)でいけば、
(4)から(5)までの間は、確実にフェニックスが「携帯A」を持っており、
ウェリントンに奪われる前までの「着信音」は、
フェニックスの「悪夢の原因(笑)」ともなった曲であるところの、
「バッハのトッカータとフーガ・ニ短調」でした。
しかし、審理中「ウェリントンが持っていた携帯電話の着信音」は、
「バッハ」ではなく「スティール・サムライ」だったわけです。(笑)
つまり、ウェリントンは「携帯A」ではなく、
「携帯B」すなわち「フェニックスの携帯電話」を盗っていったのです!
どうやら、偶然にもウェリントンの携帯とフェニックスの携帯は、
色、形、機種「全てまったく同じ」だったみたいですね。
…普通、「証拠品」と自分の「私物」は分けて管理するのが「当たり前」であり、
もっと言えば「証拠品用の袋」にでも入れておくのが「当然」であろうかと思いますが(笑)
今回は、むしろそうやってズサンに管理していたからこそ、
最後の最後で「助かった」とも言えますので、
これは結果的には「怪我の功名」でしたね。(笑)
正直言って、この「もしかして携帯を取り違えていたのではないか?
そうだとすると、今ウェリントンが持っている携帯電話はフェニックスの物ではないか?」
という憶測は、ある種の「賭け」だったと言っても過言ではないでしょう。
「ウェリントンが携帯を取り違えていた」というのは、完全に「五分五分」でした。
普通に「ウェリントンは正しく自分の携帯を持って行っていた」可能性もそれなりにあったわけで、
最後のフェニックスの「証明」が「空振りに終わる」可能性も充分にあったわけですね!
…ですが、実はここまでで、
その「可能性」を示す「伏線」が張られていた箇所があったのです!
ウェリントンが証人として出廷する前、
一時的に「休憩(Recess)」が取られていたのを覚えていますでしょうか?
その際、マヤが「初登場」した時に、
「I called you a million times but you wouldn't pick up!」
と彼女は言っていたのです。(詳細はこちら。)
マヤは「フェニックスの携帯」へ「沢山電話を掛けていた」と言っていたのに、
フェニックスのほうには「着信していたような描写」が全くありませんでした。
これは単純に「ゲーム的な省略」と見ることも出来ますが、
実はこれが「ヒント」だったわけですね。
マヤが掛けていた「フェニックスの携帯電話」は、
実際には「ウェリントンが持っていた」ので、
「フェニックスのほうに着信が無い」のは当たり前だったのです。
また、ウェリントンも「マヤからの電話」には出なかったみたいですが、
彼自身「全てのデータを消去した。」と言っていましたから、
「着信してきた相手先(マヤ)」が誰だか「分からなかった」のでしょう。
当然ウェリントンは、その携帯が「自分の携帯」であることを疑っていないので、
「登録を消してしまったから誰が掛けてきてるのかは分からないが、
おそらく組織のメンバーの誰かだろう。
しかし、こんな裁判所の中でそんな電話を取るわけにはいかないな。
まあ後で掛け直せばいいか。」
とでも思っていたのでしょうね。
だから「自分が携帯を取り違えている」ことに「気付かなかった」のです!
でもそれだと、「着信音の違い」に、
もっと「前の段階で」気付いていてもおかしくなかったよね?
…おそらく、フェニックスから奪った後、
ウェリントンは携帯を「マナーモード」にしていたのではないでしょうか?
そうしておかないと、
「着信音から、携帯が奪われたことに気付かれる」可能性もありましたからね。
審理最後の「携帯を鳴らす」場面では、
その「マナーモード」を「解除するよう」要請があったのでしょう。
そのことは本編では描かれていませんでしたが、
まあそれは「ゲーム的な省略」だったのでしょうね。
…なんか「物凄く都合が良い」ような気もしますが^^;
とにかく私は「そういうことだったんだろう」と解釈しました。(笑)
本当のところは分かりません。(笑)
…あれ?てことは、
「フェニックスの携帯のアドレス」って、
全部「消えちゃってる」ってこと?
そうなりますね。(笑)
フェニックスにとってはいい迷惑でしょうが^^;
ともかく事件は解決できましたので、
まあそのくらいは致し方ないでしょう。(笑)
アドレスなんて、また元に戻せばいいだけですしね。(笑)
なんか、フェニックスの性格からして、
バックアップとか取ってなさそうな気もするけど…
ともかく、自らの「完全敗北」を認め、
文字通り「自らの首を絞めた(ダブルミーニング)」ウェリントンは、
そのまま証言台の後ろにぶっ倒れていってしまったのでした。(笑)
というわけで、今回はここまで。
この続きは次回にしたいと思います。
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